元々、人生は理不尽なものなんだと思う。
たまたま戦時中に生まれ、その時代に青年期を迎えたが故に、戦争に駆り出され戦死した若者達。
親の都合で妊娠して堕胎された、光を見ることのなかった子供達。実は堕胎は子供の死亡原因のトップらしい。生まれてきてない子供達だから話題に上らないだけ。
ママになったばかりで、重篤な病気が自分に見つかり、子育てを経験できないまま旅立たねばならなかった女性。
書いていけばキリがない。
何故。
何故このタイミングで私が。
JW2世と一口に言っても、一番被害を受けたのは1970年代〜80年代生まれの限られた人達なのではないか。
集会や奉仕で静かにできなければムチされ、逃げればムチの回数を追加されたあの世代。
その世代が自分が子供を持つようになり、静かにできないのが子供の健康で自然の姿と知り、自分達が受けた行為の異様さに声を上げている。
時代と、生まれた家庭と、色々な不運が重なった。JWが自分の人生の理不尽さだった。
それでも、死ななかっただけマシと考えるのかどうか。
勿論、輸血拒否や自死などで亡くなっていった人は数知れない。JW関連死と言ってもよい。
人生は理不尽。
JW1世親の育児は理不尽そのもの。
子供を舐めたらいけない。