「イーロン・マスク(下)」あらすじと感想
本の詳細
こんな人におすすめ!
・イーロンマスクが好きな方
・仕事に本気で取り組めていない方
・Twitter買収の裏側が気になる方
あらすじ
世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』伝記作家だからこそ描けた傑作。
いま、世界で一番の注目を集め、議論の的である起業家イーロン・マスクの赤裸々な等身大ストーリー。
マスクはルールにとらわれないビジョナリーで、電気自動車、宇宙開発、AIの時代へ世界を導いた。
そして、先日ツイッターを買収したばかりだ。
スペースXが31回もロケットを軌道まで打ち上げ、テスラが100万台も売れ、自身も世界一の金持ちになった年が終わり2022年が始まったとき、マスクは、騒動をつい引き起こしてしまう自身の性格をなんとかしたいと語った。
「危機対応モードをなんとかしないといけません。14年もずっと危機対応モードですからね。いや、生まれてこのかたほぼずっとと言ってもいいかもしれません」
これは悩みの吐露であって、新年の誓いではない。
こう言うはしから、世界一の遊び場、ツイッターの株をひそかに買い集めていたのだから。
暗いところに入ると、昔、遊び場でいじめられたことを思いだす――そんなマスクに、遊び場を我が物とするチャンスが巡ってきたわけだ。
2年の長きにわたり、アイザックソンは影のようにマスクと行動を共にした。
打ち合わせに同席し、工場を一緒に歩き回った。
また、彼自身から何時間も話を聞いたし、その家族、友だち、仕事仲間、さらには敵対する人々からもずいぶんと話を聞いた。
そして、驚くような勝利と混乱に満ちた、いままで語られたことのないストーリーを描き出すことに成功した
本書は、深遠なる疑問に正面から取り組むものだとも言える。
すなわち、マスクと同じように悪魔に突き動かされなければ、イノベーションや進歩を実現することはできないのか、という問いである。
感想
自己啓発本よりも自己啓発本
圧倒的な努力量で仕事を行い、圧倒的な熱量とあり得ないリスクを取り成果を出してきた男イーロン・マスク。
この本を読んでいるとなぜか焦りのような感情が出てくるのを感じる。
自分はこんなことをしていていいのか?
もっとやらなければと感じる。
下手な自己啓発本を読むよりの圧倒的にやる気が出てくるのだ。
火星に行く。
その一つの信念に基づき、テスラ、スペースX、ニューラリンク、Twitter、XAIなどの
いくつもの会社のトップをこなしてきた。
その過程にある姿は見習うべきものがあるのではないかと強く実感した。
逆にこの人がいなかったら今のAIや宇宙開発はここまで進んでいなかっただろうと感じる
ある意味頭がぶっ飛んでいないとここまでの偉業は成し遂げられないだろう
しかしその姿に魅了されることも事実である
またこの本では近年話題のAIについてイーロンがどう考えているのかも
書かれている興味がある方はぜひ読んでほしい
Twitter買収の裏側
2022年Twitter買収で世間を騒がせたが
なぜTwitter買収することになったのか、この本を読むと宇宙よりも人間のほうがはるかに難しいなということが
とてもよくわかる。
それほどまでにTwitterを改革していくことは困難なのだ。
ただ、この本を読むとあの騒動の裏側でなのが起きていたのかがよくわかり
イーロンマスクの目指しているTwitterの未来も見えてくるだろう。
私の好きな一文
「首に縄をかけてもマスクはマスクでいられるのだろうか?」