「起業家の思考法」あらすじと感想

 

 

 

 

本の詳細

 

 

 

 

こんな人におすすめ!

・企業をしたいと思っているけど、自分なんかが、、、と思っている方

 

・今の自分の考え方に納得できず、他の考え方を習得したいと思っている方

 

・別解力というものについて興味がある方

 

 

あらすじ

「起業家の思考法」は、平尾丈氏による著書で、彼が株式会社じげんの社長として、

30歳でマザーズ、35歳で東証一部上場、12期連続増収増益を成し遂げた経験をもとに、

成功の秘訣である「別解力」について語られています。

 

この本は、「自分の頭で考え、実行する力」が必要な現代において、

一般のビジネスパーソンも「起業家の思考法」から学ぶ必要があるとされています。

 

また、「発見力」「別解力」「実現力」「失敗力」「成長力」という

起業家の5つの力を著者のエピソードや習慣と共に紹介しています。

 

そのなかでも起業家の思考法の中心は「別解力」にあります。

別解力とは、「自分らしく」「優秀な」「別の」やり方を組み合わせることで、

他人の「優等生案」を抜き去り、成果を出すことができる能力です。

 

ではその能力をどのように鍛え上げるのか、、

徹底解説致します!

 

 

 

 

感想

 

 

  心の中で思っていたことを言語化した一冊

 

「この案はありきたりだな」

「少し別のやり方をしてみよう、でもうまくいかなかったらな、、」

 

皆さんも感じたことがあるのではないでしょうか。

そんな一度は感じたことのあるもやもやを言語化してくれたのがこの本です。

 

本書では

 

誰でも最初に思いつき王道的なやり方である「優等生のやり方」

自分の長所、経験などをを活かす「自分らしいやり方」

そして優等生案とは真逆の考えをする「別のやり方」

 

この3つを組み合わせることで初めて本当に価値あるやり方である

「別解」

が生み出されるとされています。

 

なぜ優等生のやりかた、自分らしいやり方だけではダメなのでしょうか?

 

一つずつ見ていきましょう。

 

まず、優等生のやり方。

これは少し言い方を変えると

 

「ありふれたやり方」です。

 

誰でも思いつき実行されます。

なのですぐに誰かにまねされたり陳腐化するでしょう。

 

では自分らしいやり方ではどうでしょうか?

 

これだけでは自己中心的考え方に偏りすぎる。

と本書では語られています。

 

ではこの二つを掛け合わせてみてはどうでしょうか?

 

この本では「自分らしいやり方」と「優等生のやり方」

だけでは同じように考える人が多く

すぐに社会にの波にのまれ、陳腐化すると語られています。

 

自分だけの強みを持っている人というのは案外少なく

自分が得意としていることをほかの人も得意としているなんてことは

たしかによくあります。

 

ここで出てくるのが「別のやり方」です。

 

 

 

  別のやり方

 

「別のやり方」とは本書曰く優等生のやり方の真逆のやり方。

自分らしいやり方を無視したやり方。

などの少し固定概念を外してみるやり方です。

 

しかしそんなことを急に言われてもできないのが現実です

そこでこの本では「別のやり方」を考え出すヒントが30個以上かかれています。

 

いくつか紹介したいと思います。

 

・未来がどうなるかを考える

・時間軸をずらして考える

・要素を分解して一部を変える

・いらない要素を探す

 

他にもたくさん紹介されていましたが、この四つは個人的に

特に重要だと思い書きました。

 

一人一人重要だと思うものは違うはずです。

ぜひ本書を読み自分だけの別解にたどり着いてください。

 

 

私の好きな一文

 

「日本は個性を出せと言いながら、個性を認めない社会です。

それでも個性を出せるかどうか、それが別解力につながり、成長につながるのです。」