「クスノキの番人」あらすじと感想

 

 

 

 

本の詳細

 

 

 

 

 

こんな人におすすめ!

 

・東野圭吾の最新作が読みたい!

・心温まるハートフルなストーリーが読みたい人

・少し雑に人生を生きてしまっていると感じる人

 

 

あらすじ

不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

そこに弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。

心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所に向かうと祖母だという女性が待っていて玲斗に命令する。

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と・・・・。

そのクスノキには不思議な言い伝えがあった。

 

(裏表紙より抜粋)

 

感想

 

 

  ゆっくりと進むストーリー

 

最近のミステリーや流行りの本で多いなとかんじるのが、展開がものすごく早い本です。

あっというまに進み気が付いたら終わっている。そんな本が多い中で

このクスノキの番人という本はゆっくりと進むストーリー展開になっています。

 

また、内容もハートフルミステリーになっていて、

じっくりとかみ砕いて本が読めるので読み終わると心が穏やかになっていること間違いなしです!

 

 

 

 

 

  言葉で残す想い

 

以下ネタバレを含みます。

 

 

 

この本に出てくるクスノキには不思議な力があります。

 

それは自分思っていること感じていること、全てをクスノキに預けることができ、

それを血縁者が受けとることができるというものです。

 

しかし伝えたいことだけを伝えれるのではなく

その人の感情などすべてが伝わってしまいます。

隠してることもすべてです。

 

この話を読んだ初めのうちは手紙じゃダメなのか?と思っていました。

しかし読み進めていくと、手紙じゃ決して伝わらない感情、想いがこの世にはあるのだなと

実感しました。

 

もしあなたがクスノキに思いを預けることができるなら、預けたいと思いますか?

 

 

私の好きな一文

 

「今、初めて知りました。こうして向き合っているだけで、伝わってくるものもあるのですね。