「魔女と過ごした七日間」あらすじと感想

 

 

 

 

本の詳細

 

 

 

 

 

 

こんな人におすすめ!

 

・東野圭吾さんの本が好きな人

 

・難しく考える推理小説が苦手な方

難しく考えることなくテンポよく物語が進んでいくので、推理小説が苦手な方にもおすすめです。

 

・近未来感がある小説を読みたい方 

 

 

あらすじ

東野圭吾さんの「魔女と過ごした七日間」は、ラプラスの魔女シリーズの100作目にあたります。

この小説は、AIによる監視システムが強化された日本で父親を殺された少年が、

不思議な能力を持つ円華に導かれ冒険の推理をする物語です。

円華と少年は、ある事件をきっかけに出会い、七日間の間に様々な事件に巻き込まれていきます。

円華の不思議な能力の正体とは?父親の死の真相は?

さまざまな謎か絡み合う科学ミステリー

 

 

 

 

感想

 

 

  近代的な科学ミステリー

 

最近生成AIや会話型AIが世間を騒がせているが、そんな中発表されたこの作品は

AIによる世間の監視、DNA捜査やゲノムモンタージュが発展した世界の話である。

少し現実味のある世界と魔女という現実にはあり得ないような要素が交じり合い

独特の世界を生み出している。

もしかしたら、この先の未来で実際に起こるんじゃないかと少しぞっとした作品だった。

 

 

 

  青春要素もあり

 

AIによる監視強化をを危惧させる世界観もありつつ、

中学生の陸真と親友純也の友人関係が試され、七日間の冒険をする青春要素もあり。

 

また陸真は、父親を殺されたことで人生に絶望していたが、不思議な能力を持つ円華と出会い、彼女の導きによって自分自身を取り戻していく。円華との出会いを通じて、陸真は自分自身の中にあるものを見つけ出し、成長していく様子も描かれている。

 

読み易さはさすが東野圭吾だなという感じだった。

 

 

 

私の好きな一文

 

「俺にとっても純也の代わりはいない。これからもそうだ。よろしくな。」