日常生活場面で麻痺手を使う【本を読むとき】
佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。ここ数日、日常生活場面で麻痺手を使うことの大切さについて記しています。おひとりおひとりの麻痺手の状態で使い方や使う場面が異なってくるのはイメージできるかもしれませんが、いざ使おうと思っても具体的な方法がわからないというお気持ちの方がいらっしゃるかも知れません。今回は、【本を読む】場面を想定して3つのパターンについてご紹介したいと思います。麻痺手でつまんだり動かしたりすることができる場合麻痺側の手と反対側の手の両方を使って本のページをめくったり押さえたりします。一方の手から反対側の手にページを持ち直しますので、左右の手の協調した動きも求められます。麻痺手を少し持ち上げることができる場合右手を麻痺手と想定して動画撮影をしています。麻痺側の腕を少し持ち上げられる場合、反対側の手指でページをめくり、麻痺側の手を持ち上げてページを押さえるように動かしています。麻痺手がほとんど動かせない場合おもりなどを使って、めくったページを麻痺手で押さえます。本を押さえるためには、肘や指が無意識に曲がらないようにする練習にもなると思っています。最後に今回は麻痺手の状態別に3つのパターンに分けて【本を読む】場面を想定して方法をご紹介しました。みなさんのお役に立てれば幸いです。☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました.。.:*☆