陶猫 byきいよ


陶

あるコンサートの帰り道、
電車の中での会話。         

「噂だけど、このライン、4両編成の電車は
 全自動運転システムを導入しているらしいよ」

えっ、私たち無人運転の電車に乗っているっ
 てこと?
「今の処、いることはいるんだけど、何か突発
 的な事が起きた時のためらしい。もっとも退屈
 なので、時々は運転しているようだけど」

運転手は遊園地によくあるお猿の電車の、
 猿状態って事なのね」 
「近々お猿の運転手も居なくなるわけだけど。
 ゆりかもめは既に運転手無しのオール自動
 運転になっているそうですよ」

そういう事を聞いても気味悪さを感じなく
 なってるって感覚、どうなんだろう
「無人運転て技術的には凄い!と思うけれど、
 賞賛ばかりもしていられないかな?」


世の中の潮流は、すっかりそういう方向にあるらしいのです。 
ロボットが人間の労働の場を奪いつつある・・・これって将来、深刻な問題になるのではないかしら。人類はこのまま,人工知能をどんどん進歩させてよいのかしら。
かなり嫌な予感がします。