陶猫  byきいよ
 
陶
蒸し暑い日々。
昼間は、空気がそよとも動かない。

友人と夏空の見える、冷えたカフェでお茶を飲む。
「昔むかし、本を夢中になって読んでいた頃........
ふと我に返って、大きなため息をついた事が
なかったかしら」と友人が言う。
続けて
「もう一度、その頃のように、時間を忘れるほど
夢中になって本を読んでみたい!!」


                             
不思議な夢を見るって、素敵だよね。
それもアリスがみたようなやつがいいよね。     
  『ゆめ・猫
どうすればいいか教えてあげよう。まず木の下に寝転ぶ。
そして待ってると、時計を持った白うさぎが
走ってくるから、目を閉じて、アリスになったふりをすること。
じゃ、またね、アリス。 また、そのうち。 
   
『不思議の国のアリス』を分かり易く、短くして書いたルイスキャロルの
『こども部屋のアリス』
 より 金原瑞人訳 株式会社リトルモア
湯川あさみさんの絵が素敵な本です。