本を読んでいて、気がついたら朝になっていた       
こんな日は一日、幸せな気分でいられます。       
午前3時頃に目が覚めて、読書しているうちに
空が白々と明ける....などということもあります。
                  そんなとき愛猫は窓外を見ながら、何時間
                  も静かに付き合ってくれます。  
ねこ
                  我が家の猫・風紋、ちょっと哲学的でしょ。
                  景色は読みますが、文字は読みません?

                           ハンガリー生まれ。パリ、ニューヨークで
                           活躍した写真家アンドレ・ケルテス

                                   
                           『読む時間』......ON READING 創元社

                           紙の上の文字を追うことに、ひたすら心
                           奪われている世界中の人々を撮った
                           写真集。
                            < ここにいて、ここにいない人々 > ?
写真集

読書好きには、どの写真にも思い当たる
節があって、この孤独な愉しみにふける
姿に共感し、口元が緩んでしまいます。

紀伊国屋書店の棚で見つけて、2分後
にはレジを通って、我が腕に...。

ある時は公園であったり、ある時は路上
であったり、
ある時は屋上であったり....。
本を読む人。くず籠から拾った新聞を読
む人、ひと。

どの人も文字を読むことに魅了されていて、無防備で、ここにいて、ここにいない人々です。

「あらゆる暮らしぶりの人々が読む時に見せる、きわめて個人的だが同時に普遍的でもある瞬間を
捕らえようとしている」----ロパート・グルボ