去年の10月

「子宮体がんです」

と言われました

 

 

 膵嚢胞の経過観察で

MRIを撮ったので

その結果を

10日に訊きに行くんですが

 

家族に

一緒に行く?

と訊いたら

 

「あの先生よね?」

 

そう

去年

大腸カメラからEUSまで

散々検査したのに

 

消化器内科的には

何の異常もない

と言ったあの医師です

 

あの時

家族が

「じゃあ婦人科へ回してください」

と言っていなかったら

 

がんの発見は

もっと遅れていました

 

生理が始まった

と思ったのに

夕方にはおさまったり

 

寝る前に

生理が始まった

と思ったのに

朝には何ともなかったり

 

それが

お布団を汚すほどの

大出血でしたし

 

そもそも

なんとなく

オリモノがピンク

という状態が

半年くらい続いていました

 

めまいや吐き気は

メニエール病ではないし

 

痛み止めが効かない

胃の痛みや下腹部の痛みも

消化器内科的には何もない

 

そこで

『不正出血』

という症状に思い当たり

婦人科へ

 

家族も言ってましたが

受診して

症状を訴えたその場で

 

「がん検診しましょう」

 

は?

ですよね

 

内診とエコーで

 

「子宮内膜が

通常5mmくらいのハズなのに

17mmはありますね」

 

「子宮体がんです」

 

「ごく初期と思われますので

全摘で大丈夫だと思います」

 

全摘?

子宮と卵巣、卵管を?

 

言われていることは

分かるんですが

 

理解が追いつかない状態でした

家族も私も

 

頭の中真っ白

 

その後

内膜を搔爬して

やっとグレードが分かり

 

やはり全摘

となって

 

初めて

「これは大変だ」

となりました

 

負荷の少ない

ダヴィンチでの手術ですが

(開腹ではない)

腹腔鏡手術でも

痛いものは痛いですし

 

入院は最低1週間

 

しかも

手術時間は

予定を3時間もオーバー

 

術後の痛み止めで

猛烈な吐き気が出て

 

薬を変えても変えてもダメ

 

結局

アセリオという

アセトアミノフェン

(カロナールと同じ成分)

に落ち着きましたが

 

それまでは

七転八倒でした

 

同室の方からも

「どうなることかと」

と言われたほどの

苦しみようだったみたいです

 

医師と厨房の連絡が

上手く連携しなくて

普通食でいいのに

ずっとお粥だったり

 

笑える話もありましたが

 

下腹部に手を当て

もうここには

何もないんだな

と思うのは

正直辛いです

 

幸い

先日の細胞診でも

異常なしと出ましたが

 

 

年に1回は

頸部〜胸部〜腹部、骨盤まで

CTを撮る必要があります

 

腫瘍マーカーだけでは

再発が分からないこともあるので

 

未だに

がんと闘っている実感

はない私ですが

 

周りから告げられると

(再発の可能性とか)

やはりズーンときますね

 

「閉経前だからだろう」

とか

軽く考えずに

積極的に婦人科を受診

 

というのは

声を大にして言いたいです

 

特に

今回、高校の同期会を

開催するにあたって

 

亡くなられた方のリスト

を見たら

 

子宮体がんが判明して

半年で亡くなった

という方がおられました

 

過多月経は

立派な異常です

 

他にも

子宮筋腫など

病気の可能性があります

 

若い方には

敷居の高い婦人科

かもしれませんが

 

(「あんなに若いのに妊娠?」

とかヒソヒソやられたりする)

 

内診の検査には

SSサイズも使えます

 

痛みや違和感も少ないです

 

是非

生理の悩みは婦人科へ

 

早期発見、早期治療

これが出来たら

いいと思います

 

ただ

子宮体がんの場合

ほぼ全摘です

 

その辛さや悲しさは

計り知れませんので

 

出来れば

異常を察知してもらえるよう

定期的に受診してください

 

お願いします

 

日本人の

2人に1人はがん

 

と言われたところで

悲しみや辛さ、苦しみが

なくなるわけではありません

 

ホントにお願いします