映画「デスノート」全編観て来ました。


15時からの回をみようとして1時間前に

行ったのにその回は満席。

次の回は18時。

この間、時間潰すの大変でした。


原作をジャンプ連載一話から

見ている者としては中々上手く

まとまっていてよかったと思います。

映画なのでカットされたり微妙に

違うところもありましたが、

それはそれでごく自然につじつまが

合うように作られていました。


ただし、後半以外は。


後半、ライトに婚約者を殺された

南空ナオミが彼の幼なじみである

詩織(映画オリジナルキャラ)を

人質にとって、ライトに自分がキラだという

ことを自白しろと要求。

その時の威嚇射撃が詩織に当たってしまい

詩織はライトの目の前で死亡。

そして、ナオミは自殺。


実はこのナオミの行動と死はライトが

デスノートに書いたからでした。


ライトの幼なじみの死に、身近な大切な人の

犠牲があっても自分の理想を貫く姿を

描きたかったのかと思いましたが違いました。


詩織の死。

それもまたライトがデスノートに書いた結果でした。

彼女の死を利用してライトは捜査本部の一員に

なるという計画でした。


これは正直ありえないと思いました。


ライトが目指そうとした新世界。

それは詩織のような善良な一般市民が

悪人の理不尽な暴力に虐げられることなく

ごく普通に幸せに生きていく世界だったはず。

それが彼の正義でした。


詩織を殺したことで、ライトはまさに

「クレイジーな大量殺人犯」に成り下がった気がします。


ライトにはライトなりの正義が

(それが正しいかどうかは別として)

あったはずだったのに。


これは前編であり、後編まで含めて

全部を見ない限り、映画版としての

デスノートの全てを語ることが出来ません。


後編の展開を見守りたいと思います。



キャラ的にはLがかなりよかったです。

座り方といい、いろんなお菓子を延々と

食べ続けるところといい、

原作の雰囲気が凄く出てました。


ミサはかなり痛かったけれど、

原作もあんな感じだったから、

まあいいや。


リュークは全編CGで、原作に

忠実に再現されているんですが、

何故か初登場の瞬間から

笑いがこみ上げてこらえるのが大変でした。

何故だろう?

お茶目ではあるけれど、ここまで

笑えるキャラではなかったはずなのに。



スタッフロールで「この映画では動物を虐待してはいません」

って感じの文章が出てきたんですが、

どこにそれを感じさせるシーンが?