ディグレのノベライズの第二弾読み終わりました。


「黒の教団親睦パーティー」は普通におもしろかったです。

マンガじゃ、全然見られないアレンと神田の言い合いシーンに

更にそこにラビのツッコミシーンまで加わるという

夢のシーンが実現しました。

このトリオはまだマンガ版じゃ描かれてないですから、

余計に貴重なわけで、とってもうれしくなりました。


「1000の悲劇」は童話風に書かれていますが、

ちょっと複雑になる話でした。

人間の誰かを愛する心が愛する人の別れを

悲しいと思い、悲劇を生み出し、

伯爵はそれを利用しているだけ。

その悲劇の元凶である「死」を人間に与え、

愛する人同士を引き裂くのは神。

「四十九番目の名前」と一緒に読むと、

人間に死をもたらす神こそ真の悪であるとですら

思えてしまいます。

この考えをテーマとして突き詰めていくなら

ディグレは凄い作品になるような気も。