みくるです
『なぞりがき百人一首』をしました。
60番 小式部内侍です。
大江山 生野の道の 遠ければ
まだふみも見ず 天の橋立
小式部内侍
丹後の大江山、そこに行く生野を通る道は遠いので、天の橋立に行ったことも、母からの文も見たこともありません(丹後にいる母に代作なんて頼んでいません)
小式部内侍は和泉式部(56番)の娘です。
若い頃から素晴らしい歌を詠んだので「あの和泉式部の娘」ということで、「代作してもらっているのでは」と噂されることもありました。
この歌には「歌合の会で『お母さんからの手紙は届いたの?』とからかわれた時に、即座にこう詠み自らの才を証明してみせた」という逸話が伝わります。
小式部内侍は母とともに一条天皇の中宮・彰子に出仕していましたが、出産の際に20代の若さで亡くなりました。
紫式部の同僚ということになるようですが「光る君へ」での登場は無さそうです。
素晴らしい才の持ち主が、若くして亡くなったことが惜しまれます。
天の橋立の美しい松林を思い、グリーンのインクを入れたプレピーでなぞりました。
細字を使っています。
『百首一首』の歌から「光る君へ」の場面を「みくるの森」で振り返りました。
道隆を見送った儀同三司母(高階貴子)の歌と
兼家を見送った右大将道綱母の歌です。
前回の放送で亡くなった道兼を見送る妻がいなかったのは残念でした
ユーキャンさんのおうち時間シリーズから『なぞりがき源氏物語』が発売されています。
さすがユーキャンさん、分かりやすく詳しい解説があって楽しそうな本です。
光源氏の生涯(1~41帖)を、本文(名シーン)は楷書、和歌はつづけ字(行書)とくずし字(草書)でなぞる趣向。
平安貴族の気分に浸りながら三書体練習できる、そして、一日1帖(話)、41日で『源氏物語』を一通り体験できる、贅沢な1冊です。
各ページには、
・シーン前後のあらすじ
・帖全体のあらすじ
・シーンや和歌ごとの現代語訳
・古語解説
と、内容をしっかりフォローしているので、内容を理解しながらなぞりがきを楽しめるうえ、字の練習をしながら、長大な『源氏物語』がダイジェストで自然と読めてしまう編集。
ちょうど『源氏物語』を学び直したいと思っていたところなので、この本から始めたいです
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