みくるです
『なぞりがき万葉集』をなぞりました。
夏の草花より橘を詠んだ大伴旅人の歌です。
橘の 花散る里の
ほととぎす 片恋しつつ
鳴く日しそ多き
巻8-1473 大伴旅人
現代語訳
橘の花が散る里のほととぎすは、せんない片思いをしながら鳴く日が多いことです。
旅人は太宰帥として筑紫国に在任中に、最愛の妻を病気で亡くしました。
「花散る里のほととぎす」に、亡妻を恋い慕って泣く旅人自身をたとえた哀切な歌です。
『源氏物語』第11帖「花散里」はこの歌から取られました。
巻名は光源氏が詠んだ歌「橘の香をなつかしみほととぎす花散る里をたづねてぞとふ」に因みます。
紫式部は和歌や漢籍の知識が豊富で、源氏物語にはそれらが織り込まれています。
「光る君へ」を観ていると、好きな物語も、嬉しいことも辛いことも、全てが源氏物語の創作に繋がったのだろうなと思います。
無駄なことはなにもない
爽やかに香る橘の里をイメージして、ゴールデンイエローのインクでなぞりました。
生まれ育った大和高田市の一番の名所「高田千本桜」のことを「みくるの森」に書きました。
高田川沿いの道もくるみとよく歩きました。
元気に楽しく歩く様子を思い出すとうるうるします
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