みくるです
『なぞりがき万葉集』をなぞりました。
春の草花より「モモ」を詠んだ歌です。
春の苑 紅にほふ
桃の花 下照る道に
出で立つ娘子
巻19-4139 大伴家持
(現代語訳)
春の園の紅色に咲いている桃の花の、下まで輝く道にたたずむ乙女よ
「奈良県立万葉文化館」で開催されていた「装いと意匠からひもとく万葉日本画」展のポスターになっている絵は、この歌を描いたものでした。
この絵が印象に残っていて、歌と一緒に覚えています。
2022年7月のブログに
『万葉集』を読み込み当時の服飾についても研究して描かれた作品はまるで『天上の虹』の世界。
細かく文様を描き込まれた万葉衣装が煌びやかでとても綺麗でした。
ポスターにある赤が印象的な作品は大伴家持の歌からです。
と書いていました。
赤が印象に残る作品だったので『万年筆のある毎日』の「白兎」でなぞりました。
ガラスペンは「まつぼっくり」さんの「雲母ピンク細字」です。
「みくるの森」に万葉歌碑巡りのことを書くようになってから、『万葉集』がますます好きになりました。
知れば知るほど興味が湧いてきます
昨日は高松塚古墳を見渡せる丘の上にある万葉歌碑のことを書きました。
赤喪を詠んだその歌から、高松塚古墳の飛鳥美人の壁画を連想しました。
赤が印象的な歌です。
万葉歌碑巡り【高松塚古墳を見渡せる展望台】飛鳥美人の壁画を連想する「赤裳」を詠んだ歌
開催中の「7人の万葉歌人からたどる万葉集」展を見に行こうと思っています。
それぞれの時期の代表的な歌人である額田王、柿本人麻呂、山部赤人、山上憶良、大伴旅人、大伴坂上郎女、大伴家持という7人に焦点を当て、「万葉日本画」や古典籍、陶磁器人形といった当館のコレクションを展示します。万葉歌人たちの業績や生涯を美術作品から紹介し、万葉歌が詠まれた時代をたどるものです。
館蔵品展「7人の万葉歌人からたどる万葉集|奈良県立万葉文化館
とのこと。
好きな額田王と柿本人麻呂に焦点が当てられていることもあって、とても楽しみにしています
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