みくるです
なぞりがき百人一首をしました。
百人一首の3番は柿本人麻呂の歌です。
『黒を愉しむ万年筆インク』の孔雀でなぞりました。深い綺麗な緑です。
和歌だからかゆっくり丁寧になぞりたくなります。
イラストはインクを水筆に取って塗ってみました。
水筆で塗るのもずっとやってみたかったことでした
楽しいです
呉竹さんの水筆を使っています。
琵琶湖のほとりにあった柿本人麻呂の歌碑の写真を前に投稿しましたが、同じ歌が書かれた歌碑が近江神宮にもありました。
近江の海 夕波千鳥
汝が鳴けば
心もしのに 古思ほゆ
里中満智子さんの『天上の虹』に描かれている柿本人麻呂がとっても素敵なのでファンになりました
里中満智子さんが万葉集について語られているページを見つけました。
自分の言葉では上手く書けないので引用します。
「『天上の虹』の中で、柿本人麻呂が古事記や日本書紀と違い、政治に左右されない記録を残そうとする。公式な記録に残されない封じられた部分も含めて、人々の心の歴史を記そうとする姿が描かれています。これが万葉集の成り立ちであろうという里中さんの解釈ですよね。」
講演会でも同じようなお話を聞きました。
『天上の虹』の物語は、歌を深く味わって心情に寄り添った上で展開していきます。
歴史上の人物が生き生きと語り出すその様に惹かれます
柿本人麻呂の歌碑に出会うと嬉しくなります。
こちらの歌碑は天香久山にありました。
ひさかたの 天香久山
この夕べ
霞たなびく 春立つらしも
歌碑には万葉仮名で
久方之 天芳山 此夕
霞霏霺 春立下
と書いてあります。
万葉集に「右は柿本人麻呂の歌集に出づ」と書かれていて人麻呂が作ったかどうかは不明とのことです。
もうひとつ柿本人麻呂を〜
すっかりおじいちゃんの人麻呂さんです
奈良県天理市の「柿本寺(しほんじ)跡」にありました。
「このあたりにはかって、柿本寺という寺がありました。この寺は名前の通り柿本氏の氏寺で、ここに柿本人麻呂の遺骨を葬ったのが今の歌塚だといわれています。寺跡には今も礎石の一分が残っており、奈良時代の古瓦が採取されています」と書いてありました。
今でも歌聖の遺徳を偲ぶ人が参拝されるそうです。
大好きな人麻呂さんのお話でした
見て下さってありがとうございます