家族が見送ってくれた後、
手術室に到着。
緑色の部屋。
私は小学生の頃に外科の手術で
オペ室に入った事がある。
その時の下半身麻酔の記憶がツラ過ぎたから
麻酔に対する恐怖がものすごくあった。
ここまで来たら逃げられないし
逃げたところでどうにもならないから
まな板の鯉で、なすがままなんだけど。
あの頃より大人になったから
頑張って耐えたけど
やっぱり麻酔が背中からお尻の方に
グググと押されて入って行く瞬間は
声を上げてしまうほど痛かった。
とりあえず麻酔が終わったら
あとはお任せするのみ!
と思ってたら、、、
麻酔って【痛覚】だけ消して、
【触覚】はあるって知らなかったのだ私。
麻酔が効いてるかどうかを
[冷たいか冷たくないか]クイズみたいに
アルコール綿か何かを体に当てて?塗って?
確認してくれるんだけど
触覚(触られてる感じ)があるから、
もはや冷たいかどうか分からない。
むしろ[麻酔が効いてなかったら怖い]という思考が邪魔して、全部冷たく感じてた(笑)
そんなことを繰り返ししてたら
足がポカポカしてきて
麻酔が効いてる感じが分かり始めた。
すると、
本当は[冷たくない]って分かってるけど
怖いから[冷たい]って言いたいって
大人げない感じに(笑)
そして、手術が始まりました。