おはようございます☀

ムサコ行政書士の卵です。


4/8の日本経済新聞の夕刊に「古いバイオリン、美しい音の秘密は?」という子供向けの記事がありました。



バイオリンって高いものは億を超えていてその価格は天井知らずな感じです。ピアノよりバイオリンの方が断然高い印象があります。 


なぜなのか?

ピアノは新たに作ることができるけれど、バイオリンは最高峰のものが過去に作られたものであるからだと思います。


ピアノは「スタインウェイ」というものが良い音色で人気があります。調べたら1000万円くらいみたいです。この「スタインウェイ」はドイツのメーカーの名前で今も生産されています。


バイオリンで最も有名なのは「ストラディバリウス」かと思います。「ストラディバリウス」のコレクターでもある美容外科医の麻生先生は4挺のストラディバリウスを所持していて総額30億円みたいです。「ストラディバリウス」はブランドですが、元は人の名前でバイオリンを作るイタリアの名人です。

記事によりますと、ストラディバリウスはチェロやビオラも含めて17世紀から18世紀半ばに1000丁ほど作られたけれど、現存するのは半分ほどみたいです。失敗作も結構あるそうです。

現代技術を駆使して「ストラディバリウス」とそっくりの形状のものを作っても、同じ音色にはならないようです。様々な角度で研究しても未だに謎は多いそうです。


つまり、バイオリンの最高峰のものは限られた本数しかなく、現代の技術では再現できないので希少価値で値段がどんどん上がっているのです。


バイオリンを弾く麻生先生は「ストラディバリウス」を購入されていますが、多くの著名なバイオリニストはどのようにして「ストラディバリウス」を所持されているかご存知ですか?


コンクールの優勝者など著名なバイオリニストはバイオリンの貸与をうけています。

財団やお金持ちの方が「ストラディバリウス」などの名器を購入して、バイオリニストに貸しているのです。日本でバイオリンのコレクターで有名な人はCoCo壱番屋の宗次徳ニ元会長です。


楽器を貸してもらえないバイオリニストは買うしかありません。プロだとマンションを買うような覚悟でバイオリン購入の為のローンを組んでバイオリンを買うと聞いたことがあります。「ストラディバリウス」でなくてもバイオリンはかなり高額です。


私は確か、中学3年生の時に大きなホールで全校生徒の前でバイオリンを弾く機会があり、そのコンサートをきっかけに大きなホールに耐えうるバイオリンに買い替えました。

当時、母に「振袖とバイオリン、どっちがいい?」と聞かれました。私は「振袖はお母さんの物を着るから、バイオリンが欲しい。」と答え、バイオリンを買ってもらいました。ドイツ製の古い楽器です。

振袖だと今は着ることができませんが、バイオリンは今でも弾いているので良い選択をしたと思っています。

私のエンディングノートか遺言書にはこのバイオリンはずっと誰かに弾いて欲しいので、娘が弾かないならバイオリンを弾く人の為に楽器屋さんに売って欲しいと書くつもりです。

こうして引き継がれていくバイオリンに浪漫を感じます。