おはようございます☀
東京大学の臨床死生学・倫理学研究会の講義を受講しました。
石井隆之先生の
『有明月の月下美人』を通じて伝えたかったこと
~高齢者救急医療とACPの実態~
の講座はとても勉強になりました。
ルーカス3という心臓マッサージの装置の動画を見せて下さいました。救急搬送された時に特に高齢者は肋骨が折れる場合もあるというルーカス3を90歳を超える患者さんに行った上で容態が良くならず死亡確認というのは「穏やかな死を迎える」ということになるのかという話がありました。
私はルーカス3を初めて知ったので衝撃を受けました。
講座で見せて頂いたとのは違う動画ですが、ルーカス3の動画があったので共有します。
講座を受けてACPを
①いつ始めるのがいいのか?
②行政書士として関わっていいのか?
という疑問がおこりました。
①石井先生は救急医療の先生ということもあるからか病院に救急で来る前、施設の嘱託医によってせめて行っておいて欲しいというお考えに感じました。
その後の質問では「施設入所時に行うのが妥当」、いやいや「施設に入所前の時点で行うというのがよい」という他の受講者の意見も見受けられました。
私はその話を聞きながら
「施設入所時はすでに判断能力がかなり弱くなっているケースが多いからACPについて考えるのは難しくないだろうか?ご本人の権利擁護はされるのだろうか?」
と思いました。ご家族の意見が優先されるように感じたのです。
そこで
「お元気なうちにエンディングノートに向き合う時にACPについても考えるということはどうお考えでしょうか?」
と講義中にご質問させて頂きました。
それに対して石井先生は
「お子さんなどが受け入れられないこともあるから(お元気なうちは)早いのではないでしょうか。」
という趣旨のご回答でした。
正直意外な回答でした。
もしかしたら石井先生が想定されたお子さんは未成年で私は60代〜70代の方がエンディングノートを書くと考えていたので年齢設定に差があったかもしれません。
これは私の考えではありますが、家族の具合が悪くなってからACPについて家族全体で向き合うのはなかなか難しいのかなと思ったりします。
医療従事者の方にとっては当たり前である「ACP」についてまず知ることも大事ではないかと思ったりもします。
東京都の方では冊子を作ってACPの啓発活動をされています。
「ACPをいつ始めるのがいいか?」
はもしかしたら立場によって意見が変わるのかもしれません。終末期にはご本人は意見を言うことができないことが多いから死生観などを代理して言ってくれる人(家族や生活をサポートしてくれる人達)に伝えておくのは大事かと思います。
②講義を聞いている中で、ACPの最終目標は終末期医療についてのご本人の考えを尊重することであるのだとしたら、医療の知識が少ない行政書士が関わっていいのだろうか?という疑問が生じました。ACPって難しいなぁと思いました。
石井先生が医師としてACPの必要性を感じたことなどを題材にして書かれた小説があるようです。こちらを読んだり、機会があれば講座を受けて医療現場におけるACPの重要性を学んでいきたいと思いました。