
「サヨナライツカ」

めちゃめちゃ簡単に内容をご紹介すると、一人の好青年が性格のまるで違う二人の女性との間に関係を持ち、30年間人生を左右されるというお話です。
タイムリーなことに近々、映画化されるとも聞いています

その中で何回か出てくるこの小説最大のテーマ(フレーズ)があります。
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトにわかれる。」
僕は冒頭にこの質問を投げかけられたとき、「きっと愛されたことを思い出すやろな。」と思いました。
そしてそのイメージは最後まで変わることはありませんでした。
ですがこの本を読み終えて感じたことは、「愛したことを思い出す」人が少し羨ましいということです。
唯一無二の人と出会い、何もかもが見えなくなるほどに愛し尽くして、最後にその人のことを思いながら死にたい。
なんかクサいですが、ちょっぴりそんな気もします。
念のために申し上げますが、この二つにわかれるタイプにどちらが正解かはありません。
さて、あなたはどちらでしょうか?
Fj aoi.3☆