今日の空も美しくって
帰り道
思わずみんなで立ち止まって
パシャリと撮ってしまいました。
大震災から
半年が経ちました。
あの日感じた
心の痛み、苦しみ、恐怖、悲しみ…
そして
絶望の中でふれた
人の温かさ、優しさ、絆…
一生忘れません。
失ったものは沢山あるけど
当たり前にある日常が
こんなにも
かけがえのないもので
美しくて
有り難いものなんだって
気がつけた。
生かされている事に
心から
こんなに感謝をした事はなかった。
本当に
明日
何が起こるかわからないんです。
私もまさか
生きているうちに
こんな体験をするなんて…
あんな光景を目にするなんて…
想像もできませんでした。
家族の安否がわからなかった時
私は心のどこかで
家族の死を覚悟していました。
でもそれは
諦めではないのです。
自分のやるべき使命が目の前にあった時
いかなる状況になったとしても
しっかり地に足をついて
立っていなくてはいけない。
だから
いつどんな知らせをきいても
受け止めなくてはいけない
心をつくっていなくては
生きていられなかったから。
「正岡子規」の千秋楽前日の出来事でした。
テーマ曲である“命果てても”
命果てても
人の心は
人の心に面影残す
過ぎた昔は ただ美しく
人の心に またよみがえる
人は誰でも 死ぬけれど
あなたの笑顔 忘れはしない
私は最後に
この歌をソロで歌うのですが
本番前
稽古場で練習していると
涙が溢れて溢れて
どうにも止められなかった。
なんでこんな時に…
悔しくて悲しくて
どうしようもないくらい
心が動揺している。
こんな状態で
本番ちゃんと歌えるのか
怖くて仕方なかった。
でも
大袈裟な言い方かもしれないけど
毎日
みんな命がけでつくりあげてきたこの大切な舞台を
つぶすわけにはいけない!
絶対やれる!
無敵ってこういう事かって
初めてわかったような気がしました。
大千秋楽を無事に終え
一週間ほどコインの稽古がはじまるまでお休みはありましたが
正直、毎日安否確認で
心もからだもボロボロでした。
コイン稽古再開日に
ドッカーンと体調を崩して
2日も稽古をお休みしてしまって
それからは
初日まで
とにかく
エンジン全開の全速力でかけぬけた。
ぜーんぶ
今だからいえる話。笑
別に特別でもなんでもなくて
これが
私に与えられた状況で
その中で私が格闘してきた日々。
みんな
それぞれ
与えられた状況の中
精一杯闘った。
みんなで励ましあって、支えあって
沢山沢山泣いた。
先月、震災から5ヶ月経った故郷をみてきて
正直
この状況で
どうやって未来に希望を持って生きていけばいいのか
わからなかった。
でも
すごいのは
そこで生活している人達が
ものすごい命を輝かして
希望をひたすら信じて生きてる。
人間ってなんてこんなに強いんだろうと生まれて初めて感じました。
~全ては信じる事から生まれた~
辛い時に
ある方からいただいた言葉。
まだまだ長い道のりだけど
信じる!
明るい未来を!
そして
感謝の気持ちを伝えて
愛を伝えて
精一杯楽しんで
1日1日を生きていきたい。
半年経った今
あらためて心に
あの日の記憶と
これからの決意を
刻みます。
いつも応援してくださる皆様
本当に有難うございます。
“なにもできなくて…”
というお言葉をいただきますが
あたたかい応援が
とれだけ私の生きる力になっているか!
しっかり届いていますし
私もいただいた想いを
沢山の皆さんの心に届くよう
祈りを込めて
毎日舞台に立たせていただいています。
これからも
どうか一緒に祈っていただけると嬉しいです!
なんだか
すごーく重くなっちゃって
ごめんなさいね。
かぼちゃカーニバルの話
あとに持ってくればよかったー!笑
