ネットサーフィンしていて、稲垣えみ子さんの書いた「家事か地獄か・・」についての書き込みをみて、興味を惹かれ、Amazonの電子書籍をポチっとして購入しました。

 

私は引っ越しのときにたくさんの書籍を処分してから、もう本は買わない。図書館から借りるか、買うなら場所を取らない電子書籍と決めています。そのためにKindle端末も購入しました。

 

電子書籍のよいところは、ポチっと購入したら本がすぐに手元に来て読むことができる点です。

kindle端末はモノクロ画面ですが、スマホやパソコンでカラーで読むこともできます。

カラー写真が多く使われている本はスマホやパソコンで読んだほうがいいです。ただ、kindle端末で読むほうが目は疲れません。

 

本の内容は私が語るより、まずサンプルを読んでもらったほうがいいと思います。

下の画像をクリックしてAmazonのサイトに飛び、左下の「サンプルを読む」をクリックするとサンプルを読むことができます。

 

 

 

この本で言っている「家事」とは、自分の面倒を自分でみる。「お掃除・洗濯、ご飯炊き」をするということ。

稲垣さんは築50年近いワンルームマンションで家電なしのシンプル極まりない生活をして、

「豊かな暮らし」を簡単に自給して生きている。と言います。

 

そして「地獄」とは、必死になって豊かな暮らしをするべく頑張っていたのに、なぜか頑張るほどにその目標はどんどん遥か彼方に遠ざかって行く。というような状態だと言っているようです。

 

この本の内容を私ではうまく伝えられないので、文章の一部を引用してみます。

 

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現代は様々なリスクに満ち溢れているが、これからの時代、誰もが無縁ではいられない最大の不安はやはり、老後をどう生き抜くかであろう。だがこの国民的リスクについて具体的にどう備えたら良いかという肝心なことについては、結局のところ、金を貯めろ、健康でいろ、としか語られていないように思う。それが難しいからこそ皆悩んでいるのにね。でも心配には及ばない。家事をすることこそがこのリスクに対処する最大の現実的な策である。何より、家事ならばその気になればだれにだってできる。

 

 

Amazon サンプルの中の目次の一部です

 

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たしかに、年をとるということは「できないことが増えていく」ことだから、今までできていた、便利な調理器具を使って手の込んだ料理を作ることもできなくなる。世の中にあふれている便利な物も複雑すぎて使えなくなる。そしてそんな自分のふがいなさに落ち込む日が来る。

でも、「ラク家事」をして自分の面倒を自分でみていれば、そんな心配は要らないとおっしゃる。

 

稲垣さんの生活は、鍋で米を炊き、作る料理は一汁一菜。たまに町中華で食べたり、お肉屋さんで揚げ物を買ったり、自分でできないのならプロの作ったものを買えばいい。掃除は箒とふきん1枚で。洗濯は洗面器で洗う。お風呂は銭湯を利用するから風呂掃除はナシ。冷蔵庫もナシ。洗濯機も、掃除機もナシ。

そんな生活がすごく楽しい。家事を1つ1つ完結していく暮らしは、五感も研ぎ澄まされていき、すごく楽しいという。

 

 

うまく書けないけど、私は共感しました。もちろん同じようには生活できないけど、「自分の面倒」を楽しく簡単にみることができれば、老後生活の不安は減少すると思う。

若い時と同じようにできないのは当たり前。世間に踊らされることなく、欲張らず、自分のできることに応じて生活を縮小していけば、淡々と楽しく生きていけるのではないか。

 

この本の中ではないが、「裸で生まれて裸で帰る」という言葉がある。

そのとおりだと思う。