逃がすか逃がすな | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

逢海司の「明日に向かって撃て!」

ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

暑さが厳しくなる中、コロナ感染者が激増している首都圏です。

インフルエンザなどは夏場はそんなに流行しなかったのに、新顔ウィルスは一年通して活発に活動してくれて困りますガーン

外に出ることを極力避けたいものですがお仕事があるのでそうも言っていられません。

時差通勤のおかげで満員電車には乗らずいられるだけ恵まれてます。

先日遅番出勤のときに3つくらい向こうに座っていた男女が慌てたように席を立ちました。

乗り越したというよりも驚いて立ち上がった感じです。

怖がっているような気持ち悪がっているような女性の様子から、どうやら虫の類が入り込んできたのだと想像がつきました。

蜂とかだとマズいな、私も逃げようかな、と身を乗り出して女性が立ち去った席を覗き込むと、そこには背もたれ部分に悠々と止まっている蜻蛉の姿がありました。

蜻蛉ならそんなにビビる事ないのに~、と思ったものの、虫全般が苦手な方もいらっしゃいますからね。
(しかし隣に座っていたガタイの良い兄ちゃんまで恐れをなして逃げるとは・・・(^^;))

捕まえて逃がそうかとも思いましたが、乗っていたのが地下鉄で駅で放しても野外に出れないことと、一発で捕まえられる自信がなかったので私も見て見ぬふりに徹しました。

しばらく蜻蛉が止まっていた座席は空いたままでしたが、何駅目かで入ってきた人がその空いていた席に着席。

あ、と思う間もなく背もたれに寄りかかりました。

どうしよう、そこに蜻蛉が居ます、と今更教えても手遅れだしな、と悩んでいるうちに私の降りる駅に到着。

偶然その席に座った人も立ち上がったのでこっそり背中を確認したのですが、プレスされた蜻蛉の姿はありませんでした。

件の蜻蛉は、先程と同じ場所にまだのうのうと止まったままだったのです。

どうやら席に座った人も蜻蛉を認識していたらしく、蜻蛉のいる場所を避けていたようです。

悲惨な現場に居合わせなくて良かったと思いつつ、その蜻蛉が無事に屋外に出れるように祈りつつ電車を降りました。

これが行きの話です。

この日の帰り、最寄り駅で降りた時にまたも事件(?)が発生しました。

私の目の前を突っ切って階段を駆け上っていく女性の姿がありました。

急いでいるのかな~程度にしか考えてなかった私の耳に飛び込んできたのは、その女性の怒号。

「お前、待ちやがれ!許されると思ってんのかっっ!!」

何!Σ(゚Д゚)、何が起こったの?

よく見ると女性はサラリーマン風のおっさんを追っかけてます。

「そいつ、捕まえて!!」

と女性が叫んでますが、言われた方も女性だったので思わず逃げてました。

女性の怒号は遠ざかりながらも延々と続いています。

私も慌てて追い掛けたのですが、階段を登り切った時点で二人を見失ってしまいました。

一体、あの二人に何があったのか。

こういう時、駅の出口が自動改札機だとあっさり逃げられてしまいますよね。

昔ながらの人力の改札だったら必ず駅員さんが居るわけで、逃げようとする輩をゲットしてくれたでしょうに。

どうやら逃走劇は駅を出てからも続いていたようです。

詳細は知りませんが、女性が逃げたおっさんを捕まえられているように願うばかりです。

行きの電車では蜻蛉が逃げれるように祈り、帰りの電車ではおっさんが捕まるように願う。

電車通勤は思いがけないドラマが潜んでいるので、コロナは怖いけど悪くもないと思うのでした。