毎度のことですが、ざっくりと行きたいと思います(・ω・)/
場所はとある喫茶店。
15年前に大門西定時制高校を卒業した裕乃の店だ。
そこに当時新任で定時制クラスを受け持っていた担任の英子がやってくる。
10年間開けずにいた同窓会を開くため、裕乃を訪ねて来たのだ。
気を利かせた裕乃は、当時の生徒たちに同窓会を開く準備をしている旨を予め伝えてあった。
その中で一足先に英子に会いたいという生徒が一人、やってくるという。
やって来たのはクラスの問題児・寛太(野久保さん)
再会を喜ぶ英子だが、裕乃は浮かない顔をする。
というのも、英子に会いたいと言っていた生徒は別の人間だったからだ。
英子に相談したいことがあるという寛太は婚約者を連れてきていた。
てっきり結婚式への招待の話かと先走る二人に対し、寛太の答えは歯切れが悪い。
そこへ本来来るべき予定だったもう一人の問題児生徒・泰三がやってくる。
しかし泰三はかつての同級生にして親友とまで呼んでいた寛太の姿を見ると激高し、まるで周りの話を聞こうとせずに追い出そうとする。
何が原因かと問い詰める中、なんと寛太の婚約者の美津子が泰三の娘であることが判明する。
何事もいい加減にしてきた寛太と娘の婚約に頭ごなしに反対する泰三。
それもそのはず、寛太は泰三に紹介してもらった仕事先で、社長を殴って辞めるという事件を起こしたいたのだった。
二度と寛太を信用できないと言い放つ泰三。
娘の必死の訴えにも聞く耳を持たない。
親子ほど年の離れていた二人は、入学した当時は顔を合わせれば喧嘩ばかりしていた。
それが次第に打ち解け、親友とまで呼ぶようになっていった間柄だったのに。
当時は互いの主張が全く理解できなかった二人や、まとまりのなかったクラス風景。
泰三が何故復学しようとしたかなど、徐々に過去のエピソードが明かされていく。
そして引きこもりから脱するために、なんとか定時制高校に通っていた正人の存在。
好き勝手やってきて、今更泰三に認めて貰うのはムシが良すぎる話かと弱音を漏らす寛太に、英子は自分を変える努力は今からでもできる、諦めたらそこで終わりだと懸命に諭す。
そんなに簡単に美津子のことを諦められるのか、と。
今の寛太に出来ること。
それは泰三に許してもらうことではなく、これから変わろうとする自分を見てもらい泰三に認めて貰うこと。
その決意を固め、再度泰三に真正面からの説得を試みる。
美津子「もう良いよ!お父さんに結婚を認めて貰えなくっても!」
寛 太「駄目だよみっちゃん。俺はみっちゃんを世界一幸せな花嫁さんにしたいだ。お父さんに認めて貰えないままだったら、それは叶わないだろう・・・?」
寛太の真摯は思いは、決意は、頑なになった泰三の心に響くのか。
寛太が雇先の社長を殴った本当の理由はなんだったのか。
そしてみんなに慕われていた英子の心にずっと残る一握の後悔とは?
無遅刻無欠席だったのに、卒業式だけ来なかった正人の行方はいずこ?
寛太がつけた泰三のあだ名が事態をややこしくしながら進むハートフルコメディ!
詳細はDVDにて!!
てな感じです(^^;
みっちゃんこと美津子を演じた義達さんの演技が熱の籠ったリアルさが私は好きでした。
「あ~、頑固おやじに結婚を反対された若い子ってこんな感じだわ~」って妙に納得出来て。
ノクさんはこの舞台のためにパッキンにしてたのですが、定時制時代はもろヤンキーで、それをすっごくンノリノリで演じるんですよ。
今は更生して真面目になっているんですけど、もうちょいヤンキーの面影残してもいいんじゃない?って気もします。
が、みっちゃんの彼氏だとあのほうが自然か・・・。
あと、正人さんの定時制時代と現在とのギャップがとんでもないっす。
ええ、千秋で最後にセリフがすっ飛びそうになったのは彼ですが( ´艸`)
定時制時代に泰三(長戸さん)に寛太があだ名を付けるのですが、文句を言いながらも満更でもないって顔してる長戸さんは必見。
演技以外では衣装の早替えとセットチェンジが見処です。
最後のノクの見せ場、泣くほどのシーンでないはずなのに、自然と涙が出てきましたね。
あれはノクの、いえ、寛太の真剣さと決意の大きさが伝わってきたということなんでしょうか。
こまごまと笑えるシーンがたくさんあります。
DVDを待っている人はぜひお楽しみに~♪