清水の次郎長、見てきたいろいろ・・・。 | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

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ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

本日まで行われていた崎本大海くん出演の舞台『平成時代劇、清水の次郎長』、24日夜の部を観劇してまいりました。


まずは見てきた感想など。(個人的見解ですから、深く突っ込まないでください☆)


(ネタバレを含みますので、DVDを待つ、という方はすっ飛ばしてください)


最初のシーンで、まだ幼い(3~4歳)くらいの石松と、石松を連れて逃げる次郎長のシーンがあるんですが、子役の子を見て「リアルチビサッキー♪」と喜んだ私は大馬鹿者です。


全体として、歌あり踊りあり人殺陣ありの情時代劇、ということで。


これは日本人が大好きな『大衆演劇』の大定番と言えるのでは?と思っちゃいました。


サッキーの役は、ご存じ「森の石松」。


幼いころに次郎長に命を助けられ、その後も実の兄のように父のように次郎長を慕います。


そして、清水の人間誰もが恐れる次郎長にタメ語で甘えら・・、話せる人物です(^^;


次郎長を演じる中原さんが、肩幅ががっちりして上背もあるわりにスマートな方で、めっちゃ格好良かった♪


この人に「じろやん(‐^▽^‐)」と甘えるサッキーは格別です。


つくづく思ったんだけど、この舞台のサッキーは私の理想のサッキー像だわ・・・。


(可愛い弟キャラ。兄貴たちに甘えながらも意地っ張り。そして健気。時代に翻弄される等々)


いつの間にか巻き込まれた旧幕府軍と新政府軍との抗争のせいで、自分の親の仇が次郎長だと思い違いをする石松。


唯一の心の拠り所が仇と知って、悩み苦しみます。


そして加速する争いの中、次郎長と直接対決をする石松。


結果として石松の誤解が解け、次郎長とも和解するのですが、最後には悲しい結末が・・・。


最後に次郎長の腕の中で息絶えるサッキーは、鼻水垂らして頑張ってました。


(だって、そこがライトで光ってんだもん)


後半は目元が潤んでいることが多かったサッキーです。前半は元気な笑顔でキラッキラでした。


そのギャップがまた・・・( ´艸`)(←腐!!!)


それと、個人的に思ったんだけど、私、サッキーの演技のくせ(っていうのかな?)は好きな種類みたいです。


上手いけど受け入れにくい演技とかありません?そうゆう意味でサッキーの演技は肌に合うっていうか。


ま、完全に笑顔にノックアウトで見てますから、野久保さんときより判定が甘めかもです、はい。


舞台全体は定番演目だけに、しっかりと出来てる安定感がありました。(うまい言葉が見当たらないのですが)


たぶん加算すべきところはまだあるんだろうけど、気になるようなマイナスの箇所は見えなかったです。


あとやっぱり、小劇団(小劇場)では出せない迫力ってのがありますね。


しいて言えば、次郎長がもうちょっとキャラがたっていても良いかな?って思いました。


綺麗にまとまった舞台、というのが一番近い気がする。


そしてどのヒロインよりも、サッキーが一番お華ちゃんだった・・・。(結局そこかっ!!)




*私が一瞬、素に戻ったシーン*


サッキーが、撃たれて亡くなったお母さんを抱き上げてお姫様抱っこしようとしたシーン。


相手の女優さんは決して華奢な人じゃなく、しかも死んでるから動けないし重たい着物着てる。


肩に手を回させて、ひざ下に手を入れて、立ち上がる、が、足元が危なっかしい!!


おいおいおい、女優さん、落とすんじゃないぞーーーっっ!!


って素に戻って心配したら、近くにいたお武家さん?お侍さん?が抱き上げるのを手伝ってくれました(^^;


あれは、ちょっと怖かった。(笑)


そもそも倒れてる人をお姫様抱っこって、けっこうきついよね?






さてさてお次は覚えているのかどうなのか、とりあえずのカテコレポ。


崎本さん中心にお送りしたかったのですが、記憶力に穴が開いておりました!


ご了承下さい!!


カテコは出演者が一列ずつ登場して、上の段に上がって次の一列の人が出て来てって感じです。


三列目のあたる人たちがメインキャスト、サッキーはセンター左の立ち位置です。


登場したサッキー、なんとなくまだ目元が泣いた後って感じでした。


全員整列すると、主演(一応サッキーもW主演なんだが)の中原さんの「本日はご来場、ありがとうございました」の掛け声で一同が深々と一礼。


そのままいったん幕が引かれるのですが、その際、ちらっと中原さんがサッキーのほうを見たのが印象的。

(妄想とか言わないの)


そしてもちろん、その後の鳴り止まない拍手に応えて再度幕が上がります。


中原さんが「十日間、全16公演のこの舞台も残すところあと1公演となってしまいました」と話しつつ、サッキーにどう?って話をふると「長い長いと思っていても、始まるとあっという間でしたね。あと2~3公演くらいやりたい」と言う返事。

あと2~3公演って大して変わらんじゃん、と心の中で突っ込んだ私。

それをうけて中原さんが、「ね、あと2~3公演くらいやりたい気持ちですね。ま、無理なんですが」とばっさり言ったのにナベちゃん(渡辺正行さんよ)、ツボる。

止まらないナベちゃんの笑いに、みんな笑いが感染する。

サッキーも楽しそうに笑ってた♪


そのナベちゃん、笑いをどうにか抑えて中原さんに発した言葉が「お知らせがあるんですよね?」(爆)

なぜにナベちゃん、司会??とか思いながら、中原さんがそれに乗る。

「そうなんですよ、ロビーに売店があったと思いますが、今日(今日と明日?)だけの特別販売でグッズを売っているんです。期間限定ですので、どうぞご利用下さい」

と、シレっと言い放ちました。

「今だけ??」

「今日だけですよ」

言い張る中原さんに、サッキーが演技がかったセリフ回しで

「うそはいけねぇや」

って突っ込んでました(このときも、サッキーはずっと笑いっぱなし)


そのあと、新人からの一言ってんで、今日は瓦版屋の役の方から一言。

「とてもあったかい現場で楽しかったです。

若手は同じ楽屋にいるんですけど、そこに大先輩の真夏竜さん(だったよね?)が突然入って来て、『上から読んでも下から読んでも『俺、レオ!』って。(笑)

こんなあったかい現場に入れて、本当に幸せでした」


この、『俺、レオ!』にみんな再び爆笑。

もー、サッキーは常にお腹かかえて笑ってるってイメージしか残ってない!!


んで、普段は一人だけなんですけど、せっかくなんで瓦版屋のもう一人・・・、って紹介されて登場したのが、じつは齢50歳のベテランさん。

客席が「50歳」と聞いて『ええ~~」って声をあげると、中原さんが「どっちの『ええ?』」って聞いて来ました。

中原さん、客席によく問いかける方です(^^;

で、この役者さん、フリートークとか苦手っぽくって、固いままで終わりました。


(そこにもウケてるサッキー、ていうか、座組み一同)


カテコのトークは中原さん中心で、サッキーは隣で楽しそうに笑いながら聞いてるって映像しか頭に残ってません。

カレーライフのときも思ったんだけど、笑うときはがっつり笑いますね、サッキー。


そして最後にまた一同で礼。

身長差とか身体の硬さとかあるんだろうけど、サッキーが一番深くお辞儀してました。




まだまだ発展途上、という感は否めませんが、サッキーはとても力いっぱい真摯に舞台に打ち込んでいました。

ちょっと不器用でまじめ過ぎちゃう一面もそのままに、自分に与えられた役目を必死に全うしようと励んでます。

そして、あの笑顔もそのまんまでした。


いつか野久保さんと、生の舞台で共演して欲しいな、なんて思ったのは私の小さな野望です(笑)



以上、独断と偏見と溺愛による感想レポでした~~。