三文作文気持ちは、いつでもあのトキに戻るのに 心は、あのトキに帰ることをやんわりと拒絶する。 それは身の置き場所の問題ではなく、 ましてや意地とか見栄とかの問題でもなくて 見て欲しいのは、あのトキの懐かしい自分じゃないから。 過ぎた時間の分、成長した自分を見て欲しいから。 その証を手にしたと実感できるまで、 自分で納得できるところに達するまで。 もう少し。 だけど忘れないでいて。 あのトキがあるから、今も負けずに挑み続けられるのだということを。