いまさら!17日マチネの感想 | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

逢海司の「明日に向かって撃て!」

ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

注意読む前に注意注意

一回見て思った事を素人が素直に書いてます。

そぐわない意見や事情を分かって無い記述などがあるかもしれません。

(↑たぶん、ある)

ついでに、毒も含みます。

(↑これは絶対にある)


『つかさの好き勝手な演劇論を聞いてやるよヾ( ´ー`)』 って心意気の方だけ先に進んでください。

感想を書く以上、完璧にネタを伏せることは難しいです。

ストーリーに差し障り無いように書きますが、ヒントみたいなことは書いてしまうので、100パーセントネタバレは駄目×って人は今日の訪問は中止されることをお勧めします。


そして野久保さんへの突っ込みも健在です。

これは次回に持ってきますので、愛情溢れ過ぎてるファンの方は事前に引き返してください。


以上の注意事項をよく読んで、今回の記事は読むかどうか判断してください。





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☆序文☆

今回の舞台を見ながら思い出してしまったのが、

先日『いいとも』のテレフォンに来て映画の宣伝をしていた織田裕二さんの言葉。



「映画でいつ使うか分からないから、船舶と大型二輪の資格は取ったんですよ。

昔は試験とかイヤだったけど、今になると『合格』『不合格』がはっきりしてるのって良いですね。

演技って、絶対の正解ってないじゃないですか。だから答えが決まってるのも良いなぁって」



織田裕二という役者は、視聴者からの好き嫌いがはっきり分かる存在ではあるが、あんな大作名作をいくつも残した男すら、未だに『演技の正解』が見えずに不安になる。



「今回の『躍る』はすごく上級なことに挑戦してるんです。

同じ場面でも、見る人の感じ方によって笑う場面に見えたり泣く場面に見えたりするという・・・。

だけどいざ出来上がってくると、もっと分かりやすく笑うところは笑う、泣くところは泣くって分けて作ったほうが見てる人が見やすいのかな?話が分かりやすいかな?とか考えちゃって(笑)」



正確に覚えているわけじゃないけれど、彼の言葉が頭をぐるぐる。

そういえばあの映画も『わくさん』に捧げる追悼の作品でもあった。

おれたち、ちゃんと元気に仕事してますよ、って伝えるための。








☆本題☆

『愛のかたまり-summre-』

出演者の方たちが「僅かな間の取り方で演技がまったく変わる」と言っていた意味が良く分かりました。

なんというか、今回は動きではなく台詞でお話を繋ぐ作品なのですが、その会話のお互い、もしくは舞台に立っている人たちのリズムがずれたり乱れたりすると、言葉の真実味や説得力が落ちてしまうのです。

一口にリズムと言っても、舞台全体の大きな流れのスピードではなく、その間に刻まれる小さなタイミング、一呼吸とか一拍とか、そんなレベルの差異です。


素人目ですが、今回はシーンごとの稽古から通し稽古に切り替えるのが入るのが早いな、と感じたのですが、舞台を見て、これは通しで流れと台詞を身体に染み込ませ、完全に一体化しないといけないのかもしれないのだと思いました。

何がって言えば、先に織田さんの言葉を引用したように、今回の舞台は人によって笑いを誘われるか泣きを誘われるか別れるシーンがある、と思ったからです。

(私の個人的解釈です。そんなところあった?とか聞かないで下さい)


台詞のながれ、反応の速度、言葉のアクセント、距離感。


その一つがずれてくると、見ているほうの印象がずれてくる。

小さく積み重なったものが、大きく違う結果を導く。

それが化学反応だとすると、確かに当てはまった表現だと思います。


良い化学反応を起こすか、そうでない方向に転ぶか。

役者の腕、というより、どれだけ舞台の世界に自分が溶け込んでいるか、が決め手になると思います。

そこを考えると、稽古期間がもっと長ければより深みの増した舞台になったのではないかと、余計な期待をして止みません。

無論スケジュールの都合もありますし、じゃあ、今回の舞台が不服なのかと問われればそういう意味でもないのです。


前舞台から期間も短く、その間に違う役を噛み砕き自分の物にして脚本の行間にある登場人物の心中を察し、自分の中に組み込む。

これは、すごく大変な作業であったでしょう。

お話自体が人それぞれの、そして観客の思い出に問いかけるような内容だったので、演じる役者さんたちが腰をすえて挑める状況なら、なお良かったなというワガママな願いです。


演技に正しい正しくないの答えは無い。

そこで見ている人がどれだけ心を動かしてくれたか。

それが全てだと、そうゆう不安と期待の狭間に居るのだと、改めて感じました。



また後日、同じ演目を見に行きます。

きっとそこで、さらに進化した化学反応を目の当たりにするでしょう。

そのことを楽しみに、これ以上の毒は胸にしまっておきます☆

(↑ゆーとるやんけ!!)






☆蛇足文☆

個人的にこのお方の脚本でもう一声!と思ってしまうのが、弄くりっ放しのネタがあるってこと☆

今回も最初のあたりでズイくんがある物に興味を示し、それで遊びつくすのですが、そのアイテムがそれっきり以降お話に絡んでこないのです。

あれで忘れかけた頃にちろっと使ってくれたら『( ´艸`)ムププ』ってなるのにな~~。

ズイくん絡みで申し訳ないけど、あれだけズイくんの過去の○○で話題を盛り上げてたのに、結局正しい回答は闇の中、あーんど、今の彼には関係なし。

その話は、どこで完結するの・・・?って消化不良な感じがジリジリ残る。

他にも微妙にそうゆう箇所があって、それは私が気にしすぎなだけなんだろうけど、話の流れにまったく関係ないから流されても良いエピソードなんだろうけど、オチの付け所はどこじゃい!といいたくなる私は突っ込み担当です。

ごめん、私自身が伏線張るの好きだからさ、どうしても同等な感性(司さん、その言い方はあちらの方に失礼では?)を求めてしまうのね。

とにかく一言。

注目した話題・アイテムは、もう一度後で触れようよ~~~。





と、何が言いたいんだか分かりにくい感想にお付き合い頂き、ありがとうございました。

次回はもっと過激になっていると思います。

笑って許してくださると幸いです。

では、おやすみNOW