再放送『ヘキサレンジャー』2 | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

逢海司の「明日に向かって撃て!」

ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

☆これまでのあらすじ☆

地球を悪の侵略から守るため集まられた『お台場戦隊 ヘキサレンジャー』

その中心である『羞恥心』の剛士と雄輔は捕らわれた野久保を救出するため、

この戦いに終止符を打つため、敵の最後のボスに戦いを挑みに来たのだった!

【詳しく(?)は昨日のブログを参照してください】



  

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アジトの最上階に辿り着いた剛士と雄輔。

大広間のような部屋の中央に設けられた玉座には敵のボスの姿が。



ボス「よくぞここまで来たな、羞恥心」

剛士「あれは・・・」

雄輔「ウソだろ!?」




初めて対面する敵のボスの正体。

それは『ヘキサレンジャー』の創始者の一人でもある

紳助だった!(キタよ!定石ヾ(≧∇≦*))




雄輔「なんで紳助さんがっっ」

紳助「訳を知りたくば、こいつを倒すことだ」




背後から忍び寄る殺気に、二人は咄嗟に身を交わした、

が、身体の傷が癒えていない剛士の肩に敵の刃が切りかかる。



雄輔「つーのさん!」

剛士「心配するな、かすり傷だ」




暗闇から剣を翳した最後の敵が現れる。

光る刃を二人に向けた相手は、だれあろう直樹本人であった。

驚く剛士と雄輔に、直樹は容赦なく襲い掛かる。

その瞳には尋常でない狂気が宿っていた。




雄輔「やめて、ノック!オレだよ、雄輔だよっ!」

剛士「駄目だ、あいつ、洗脳されてる。。。」(わーい!お約束ぅ!ヾ(≧∇≦*))



直樹の攻撃を己の剣で受け止める剛士。

衝撃が切り刻まれた右肩に走る。



剛士「直樹、、目を覚ませ!お前は地球の平和を守る羞恥心ブルーなんだぞ!」

直樹「何が地球の平和だっ。貴方達の綺麗ごとは聞き飽きた!こんな腐った世の中を信じて命をかけれるほど、僕は甘くは無い!!」



直樹の手加減の無い攻撃に、ついに剛士が吹き飛ばされる。

咄嗟に倒れた剛士を庇うように雄輔が二人の間に入った。



雄輔「辞めてよノック。俺たち一緒に戦って来た仲間だろう?」

直樹「その綺麗ごとを本気で言ってることが気に入らないんです。誰も彼も貴方たちのように強い心を持っているわけじゃない。みんながみんな、貴方たちのようにまっすぐになんて生きれないんだ!」



雄輔への攻撃を緩めない直樹だったが、その瞳から涙が零れる。

それは紛れもない直樹の本心だった。

弟の痛ましい姿に、雄輔は反撃も出来ずにただ逃げることしか出来ない。

そのままでは何の解決にもならないと知りながら。





剛士「直樹を止めて下さい、紳助さん」



何時の間にか紳助の後ろを取っていた剛士が、紳助の首元に剣を突きつける。



剛士「直樹を止めてくれないのなら、俺はあんたを倒します」

紳助「出来るのか?この私を倒すなど」

剛士「・・・・・、出来ます。直樹と雄輔を戦わせるくらいなら、俺が全ての罪を背負ってこの争いを終らせます」

紳助「そうか、だがムリだな。あいつを元に戻すことは私にもできん。直樹が自分で目覚めるしか方法はないのだ」

剛士「そんな・・・!」




軽やかに、何の躊躇も無いように凶器である剣を振り回す直樹。

それが彼の本来の姿に反していることなど、二人には痛いほど分かっていた。






雄輔「ノック!」




剛士「直樹!」







名を呼ばれるたびに、直樹の脳裏に今までの思い出が蘇る。

初めて出会った日。

戦いに追い詰められた日々と、深まっていった信頼。

泣いて笑って、時に傷付き傷付けられて、

それでもずっと一緒にいたいと願った本物の仲間たち。

何よりも、自分の命よりも掛け替えの無い人たちだった・・・・。






直樹「たけにぃ、ゆうちゃん・・・」






直樹の手から剣が零れ落ちた。

瞳には正気の光が戻っている。

ふっと、疲れたような笑みを浮かべると、直樹はその場に倒れこんでしまった。

慌てて直樹の元に駆け寄る雄輔と剛士の姿を見届けた紳助の顔にも笑みが。




紳助「終ったな」




紳助が玉座に仕込まれたスイッチを押した。

途端に建物全体が大きな地響きをあげる。





紳助「お前ら、はよぉ逃げや。もうすぐここは爆発するで」

剛士「爆発って、ええ??紳助さん何したんですかっ!」

紳助「やから、これで終わりにするっちゅうてるんじゃ。巻き込まれたらシャレにならんから、はよ脱出せんかい」

雄輔「し、紳助さんも一緒に!」

紳助「オレはよう行かん。カタをつけなあかんからな」

雄輔「紳助さん!!」

紳助「お前らが教えにいかんと、Paboも崎本も逃げ遅れてしまうで。はよ行ってやらんかい。オレの心配なんてお前らには十万年早いんじゃ」

剛士「・・・雄輔、直樹、行くぞ」

雄輔「でも!」

剛士「俺たちのオヤジが、こんなとこでくたばるかよ。今は紳助さんの言うとおりに逃げよう」




渋々と剛士の言葉に同意し、雄輔もここからの脱出を決める。

雄輔に背負われた直樹が最後に振り返ると、紳助は見守るように穏やかに笑っていた。






ごめんなさい紳助さん。僕が悩んでいたから、僕がこの人たちと同じところに向かって良いのか迷っていたから、こんなことをしてくれたんですね。もう二度と迷いません。どんな障害が待ち受けていても、僕は二人の傍にずっと居ます。だって僕らは三人で最強で最高の『無敵艦隊 羞恥心』なんですから。





Paboや崎本とも無事に再会し脱出を果たした彼らは、遠くからアジトが崩壊して行く様を眺めていた。




剛士「終わったのか、これで全てが」

雄輔「もうこの変身ブレスともおさらばかぁ」



感慨深くブレスを眺めていると、通信機能ランプが点滅を始めた。



雄輔「もしもし?パパなの?」

神原「一件落着おめでとう、とお祝いしてやりたいところだが、残念ながら地球の平和を乱そうとしている悪の組織はまだまだ他にも沢山存在している。早く帰って来て、次の敵に向けてのレクチャーを受けてもらおう」

雄輔「・・・・」

直樹「・・・・」

剛士「・・・・、人使い荒!」




『無敵艦隊 羞恥心』および『お台場戦隊 ヘキサレンジャー』の戦いはまだまだ続きそうである。

彼らの今後の活躍は、また改めてご報告させていただこう。



行け!無敵艦隊羞恥心!!

戦え!僕らのお台場戦隊ヘキサレンジャー!!





フジテレビとか東邦とか東映とかから訴えられそうなブログだわ~(^^;

一応書いておきますけど、全てフィクションで私の妄想ですよ。

実在する団体個人テレビ局戦隊ヒーロー羞恥心とは一切関係ありません。

あしからず☆


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と、こんな出来でした。
最初はここで終らすつもりだったんですけど、本人(私)がノリノリになってしまったため、三人の出会いから様々な戦いを書き始めました。
時間配列からすると、今まで書いてた話はこのお話に至るまでの流れです。
この後の話も簡単には考えているんですが、書きかけの話が手を離れないことには次にいけません。

っと、さて、そろそろ『はじめての・・・』に本腰入れて取り掛かりますか(^^;