なぜ沖縄県は新規感染者が少ないのか?【今後はどうなる?ゾコーバ承認!!】 | 企業の雇用と健康管理サポート

 

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中小企業の健康と雇用をサポートしている産業看護職&健康経営エキスパートアドバイザー「碧(あおい)M企画」の渡嘉敷です。

 

 

 

東日本では第八波に突入!!西日本は入り口!

地域により医療のひっ迫が懸念されています。

 

沖縄県は8月頃に全国ワーストを記録して以来、徐々に感染者の数が減少して、11月22日時点で443人の感染と1人の死亡を確認。先週の火曜日と比べて47人増え、およそ6週間ぶりに400人台となりました。

21日までの直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は150.94人で依然として全国最少が続いています。

 

なぜ、沖縄県は新規感染者数が少ないのか?

沖縄県の状況を分析すると気になることが幾つかあります。

次のグラフは沖縄県の7月から9月までのコロナ感染状況です。

7月下旬には1日の感染者は5,000人を超えピークは8月3日の

6,180人を記録しました。9月から徐々に減少し9月30日には

439人までピークアウトしました。

 

 

7月から8月にかけて感染爆発を経験し、その際に新型コロナに対する免疫抗体が影響しているものと推測されます。

 

東京医科学研究所の発表によると・・・・・

新型コロナウイルス感染時に獲得されたウイルスに対する抗体は 少なくとも発症後3~6か月間は維持されるようです。

 

とすると短くても11月中までは、今の推移で経過して12月あたりから感染が広がり末頃にはピークを迎えることが予測されます。

 

専門家の間でも、「第7波」で「BA.5」に感染した人が多かった地域では免疫を持つ人の割合が高い一方、感染者が少なかった地域では免疫を持つ人の割合が低く、感染者数が増加しているという見方を示しています。

 

 

また、厚生労働省専門家会合の脇田隆字 座長は、専門家会合のあとの記者会見で「沖縄では夏に非常に大きな拡大があったが、いま感染者数は非常に低いレベルにある。多くの人が『BA.5』への免疫を獲得し、『BA.5』の流行への耐性がある。一方、夏にそれほど拡大がなかった地域で、感染拡大が大きくなっているという認識です。

 

以上を踏まえ沖縄県には、重大な不安要素が1つあります。

 

オミクロン対応(BA4-BA5)のワクチン接種率が低いことです。

 

全国のオミクロン対応ワクチンの接種率は21日時点で13.3%

沖縄県那覇市は16日時点で6.16%(人・全人口に対する接種率)

県内でも人口の最も多い那覇市でも全国平均以下です。

 

さらに18日、新型コロナウイルスのオミクロン株で、新たに四つの変異株が県内で初確認されたと発表されました。「BQ・1」「XBB・1」「BF・13」「BL・1」で、20~50代の計5人が感染。このうち、BQ・1とXBBの系統は現在主流の「BA・5」より感染力がさらに高いとされ、今後は人の動きが活発になる年末年始を迎え、第7波以上の感染爆発が心配されます。

 

他方で、嬉しい知らせもあります。

兼ねてから新型コロナの治療薬として厚生労働省へ承認申請していた「ゾコーバ」です。

 

厚生労働省は22日、塩野義製薬(大阪市)が開発した新型コロナウイルスの治療薬「ゾコーバ」を緊急承認しました。





発症3日以内に服用するとウイルスの増殖を妨げる作用があるとされています。対象は12歳以上の軽症や中等症患者で重症化リスクの有無は問わず幅広く処方されることがこの薬の特徴です。

1日1回、5日間服用することが想定されています。

コロナの医療費は公費のため、当面、患者の自己負担はないようです。塩野義製薬によると12月上旬には全国の医療機関で処方される予定です。

 

期待される効果は、変異株オミクロン株で多い発熱やせきなどの5症状がなくなる時間を約24時間短縮する効果がみられました。

 

 

 

 

国産初となる治療薬の登場で第8波の拡大を抑制することが期待されています。