新型コロナウィルスの治療薬としてレムデシビルが了承され、地域によっては自粛要請も段階的に緩和の方向で世の中が動いて出口の扉が見えて来ました。
健康経営の専門家、健康経営エキスパートアドバイザーの渡嘉敷です。
大阪モデルに学ぶ出口の探し方は大変参考になりました。
GW期間中に大阪は自粛要請緩和の道を独自の基準を定め行動しました。その行動には賛否あると思いますが、私は吉村洋文知事を支持します。特定緊急事態宣言の緩和は国が決めることですが、自粛要請緩和は各都道府県の知事が裁量権を持っています。
早くから根拠となるデータを迅速に収集できるシステムを構築して、それに基づく意思決定の基準を公表した行動に感銘しました。
他の知事も同様に、「自分の地域は自分で守る」を実践して欲しいものです。
やはりここでもエビデンスに基づく意志決定が人々に希望を与え評価されました。
目標の無い持久走ほど苦しいものはありません。まさに地獄でした。
私たちも地域が示した出口となる「自粛要請緩和」の指標を確認して、出口の扉を開くための基準をクリア出来るように努める必要があります。
私の住む沖縄県でも「ロードマップ」が示され活動再開へ向け動き始めました。
ロードマップで示された第一段階の基準をクリアするためには、新規患者数が人口10万人あたり1週間で1人、入院患者数が人口10万人あたり1人、感染経路不明の患者が7日で0人です。
沖縄県は5月7日現在、新型コロナウィルスの検査をした結果、新たに感染した人は確認されなかったと発表されました。1日当たりの新たな感染者数がゼロだったのは7日連続。県人口約140万人で勘案すると、県全体で14人の入院患者数が目安となるが、5日時点の入院患者数は64人に上ります。
この結果からまだまだ先は長いようです。
ここで重要なことは、指標をモニタリングしてリアルタイムでデータを共有することです。
残念なことにリアルタイムで確認できる特設サイトがなく、日々変化するデータは確認出来ない状況です。64人のモニタリングを実行して県民全体で情報を共有すると、やっている感が実感できて心を一つにする有効な取り組みなのに・・・・・・残念。
私が医療機関で勤務していた頃は、インフルエンザやノロウィルスなどの感染症が発生した場合、感染対策委員会がモニタリングを行い、日々院内の電子掲示板で情報を共有していました。院内感染が確認されたら保健所へ報告する義務がありますので・・・・・・・
とりあえず私たちの地獄のような目標のない持久走は終わりました。
それぞれの地域で出口の扉を開けるための基準が示されているので、私たちはワンチームでクリアする努力義務があります。まずは自分に出来る事を考え行動しましょう。
一部に自粛要請に非協力的な人々も確認されていますが、どこの国でも・・・・組織でもこのような人々がいるから世の中のバランスが保たれています。
必要悪ですから・・・・・・仕方のないことです。
自粛要請で事業に大きなダメージを受けた方々もいると思いますが、各自治体でセーフティーネットが機能していますので、活用して窮地を乗り越えることを祈っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
感謝します。