#2.地球の守り方



 今生きている全ての人は、


【生きる】


という選択をしているのではなく、


【死なない】


という選択をしているのだと思う。



私も、なんとなく死なない内の


一般人の一人だ。



どうせこのまま死なずに数十年生きるなら、


私は【ダレカ】や【ナニカ】の


役に立って死のう。と。


そう心に決めた。



幸い? 独身である。



だが死なないという事について回るのが、


【現金】である。



生きていれば金がかかる。



家賃。


水光熱。


携帯。


Wi-Fi。


食費。


交通費。


ガソリン代。


税金各種。


etc....(カードちゃうでエトセトラやで)



一人で生きてもこれだけ必要。



家族が居て家を購入していれば、


35年の住宅ローン。


養育費。


食費。


学費。


塾や習い事。


小遣い。


近所付き合い。



会社員だと、


付き合いや接待。



節約して節約して


贅沢や旅行は


「今じゃない」


「今じゃない」


と我慢をし、


子育てが終わればもう45〜55歳だ。



貯金は微々たるものだがローンもない。


やっと自分の為に生きる。


お金にも余裕が出てきた。


という頃には六十歳。



身体はどこかしら悪くなり、


長年の仕事疲れで、


若い頃の勇気やエネルギーは


もう、とうに無い。



良くある一般的な家庭の景色だろう。






 私の父は六十三歳で血液の癌になった。


ステージ4だ。


助かる見込みは薄かった。


子供の為に沢山の事を我慢して、


家の為、家族の為に身を粉にし働き。


やっと自由になった頃には、


生命に関わる病気になっても


おかしくない歳だという事。



お金が全てでは無いけれど、


そのお金の為に


成人してからの大半の年月と精神を注ぎ込む。


それが子孫を繋ぐ人間の姿だ。



私は成人した頃からずっと感じていた事があった。



「皆、人生を


お金に振り回され過ぎてないか?」


「結婚や子育てを否定しているのではなく、


時間と金を確保してから結婚では遅いのか?」


と。



女性が妊娠し、子供を産むなら、


身体の為にも


早い方が良い事は勿論承知して書いている。


これは私の男に対しての価値観だ。 



男が金と時間を動かし、


女性がその男を動かす。


(山本五十六さんのパクり)



 父の病気の件は、


私が中国で一番忙しく、


9ヶ月程休んでおらず、


日本に帰れない最中の出来事だった。



余命は告げられていなかった為、


私は仕事を優先した。


その後、父は入退院を繰り返していた。


寛解(完治ではないが元気がある状態)しては


再発→入院→寛解→退院→再発


といった具合だ。



 それから一、二年が過ぎ、


私の仕事が落ち着いて、


何度か帰国し、父と会う事は出来ていた。


私は、父の癌を告げられたあの日から


四六時中考えていた。


「完全帰国しなければ、


来たるべき別れの時、


必ず後悔する」


「親孝行はまだ何ひとつ出来ていない」


と。



 父の老後の夢は、


先祖から受け継いだ


香川県にある、


四千坪の山に建つ廃屋を改装し、


皆で美味い酒を飲める別荘を作る事だった。


三十年以上も放置されている築百年になる家だ。


簡単では無いが、


それを語る父の目は、


癌なんかには微塵も負けておらず、


キラキラと子供そのものの


輝いた目をしていた。



この話を聞いた時に、


私の頭の中のパズルが


パチパチと音を立てて


埋まっていく音がした。


もの凄い速さでだ。



それはまるで哲学者が


長年解けなかった難題の答えを


見出した瞬間の様だった。



「これや!」


私は声を上げて叫んだ。



完成されたパズルはこうだ。



地球環境問題改善の為に残された生涯を使う。



親孝行が間に合うかも知れない。


退職して日本に帰ろう。



先祖から代々受け継がれた土地。


自然の中で生きる環境と、


父の最期の夢を叶える事がリンクする。



だがずっと無収入ではすぐに現金は無くなる。



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地球環境問題改善の発信が出来て、


収入にも繋がる! 






これが【青い星の村人】の原点だ。




episode2

-完-


次回

青い星の村人〜season0〜

episode3

『チャンネル名とsettという名の由来』

お楽しみに!


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