■はじめに

 

さて今回は、

メンバー紹介記事に続く特別編第2章

雀荘おのだにおけるレベル帯の定義について、

お話をしていこうと思う。

 

 

本ブログではよく

初級帯中級帯上級帯

などの表現を多用するけれど実際、

 

 

一体全体なにが初級者で、上級者なのか

といった具体的な言及はしていなかった。

本稿は、その点を深堀りする記事になる。

 

 

前提として、

雀荘おのだにおけるレベル帯の定義は、

ネット麻雀界隈にごまんと生息する雀士たち

その傾向を基準としているものであって、

仲間内で卓を囲んで勝った負けたの、

いわゆるエンジョイ勢の皆さん

この定義には入る前の段階と考えてる。

 

 

つまり、

技術的レベルを段階的に示すならば、

 

エンジョイ勢初級者中級者上級者

 

という順番となることをまず、

理解をしてほしい。

 

 

加えて言えば、

世の中に数多存在する麻雀プロ、

その半数以上は中級帯だ。

 

中級帯になればプロレベル

と解釈することもできるけれど、

 

実際表現としては

中級帯レベルでもプロになることはできちゃう

って方がニュアンスとしては正しい。

 

なにせ、中級帯レベルになる為には

センスのあるプレイヤーならば3カ月、

センスなくとも2年もあれば到達できるのだ。

 

知ってるか、知らないか。

やるか、やらないか。

 

そこにはこの差しか、ない。

 

 

少し話が脱線したが、

要するに、本旨は、

初級者帯はエンジョイ勢という、

仲間内で強い人よりも上位に位置する

というところを認識してほしい。

 

 

 

だからといって、

年間通して卓を囲み100半荘も打てば、

エンジョイ勢~初級者が

中級者~上級者を成績で上回るということは

余程運が良くない限りは難しい。

 

 

それほどに大きな差があるんだ。

 

 

ちなみに今節、

雀荘おのだで大きくプラスで終えそうな

レギュラーメンバー3人、

 

るたろ

NK、

弊社おのだのレベル

贔屓目なしに見て、

 

”中の上”~

 ”上の下”程度

           である。

 

 

つまり、

ちょっと頭をクリアにして

悔しい気持ちを抑え込んで

弊社おのだのブログの内容を

吸収していただきさえすれば。

 

中級帯にまで到達さえすれば、

年間通してここに食い込むことも

充分に可能だってことだ。

例え”中の下”だとしてもね。

 

 

そして、

この実力というのは、

わかる人間がみれば

1半荘で80%の精度で、

5半荘も見れば、

100%の精度で判別ができる。

それくらいにわかりやすい差が、

そこにはあるんだ。

 

 

さて、

それでは各レベル帯の深堀りをはじめたい。

今、自分と相手の実力差は

何が原因で出来ているものなのかを理解するためにも、

是非最後まで読んでいただきたいと思う。

 

強くなる為に必要なのは、

絶対に過信なんかじゃない。

 

正しい現状認識だ。

 

 

 

 

■エンジョイ勢の特徴

 

はじめに、

大海を知らないエンジョイ勢。

そこに分類されるプレイヤーの傾向を定義する。

このうち、一つでも当てはまれば

初級者以下の帯域だと言って差し支えない。

 

 

①基礎的な牌理を理解していない

 

「全員が25000点持ちの状態のとき、

 この牌姿から一番、

 聴牌確率が高まる牌を選択しなさい」

 

ということがまずできない

 

これにより例えば、

同じ点数状況で、

全く同じタイプの牌姿がきたとき、

前回はアレを切ったけど

今回はアレを切ったという

意図のない選択のブレ

が起きてしまう。

基本的な正解を理解していない証左。

 

これをしてしまう数の多寡が、

”エンジョイの下”

  ”エンジョイの上”と、

同帯域の実力の振れ幅に直結する。

 

 

 

 

②押し引きという感覚がない

 

押し引きの入門、

 

点数持ってたらオリる、

点数少なかったらゴリ押す

という一見単純なことが、

できない

 

できないというか、

そもそもそういう感覚がない。

 

麻雀というゲームを、

ただただ全員が和了りを目指して

誰が早く聴牌するかの競争だ

というふうに捉えてるフシがある。

 

これにより、

南3局、ラスでもオリるし、

オーラスでトップでも、

親に向かって飛び込んでいく特徴がある。

 

 

 

 

③点数計算ができない。

 

後述するが、

点数計算が出来ても有効活用できない

のは初級者帯によく見かけるもの。

 

しかしエンジョイ勢はそもそも、

点数計算ができない場合が多い。

 

 

これの何が悪いのかというと、

要するに点数計算が出来ないということは

 

例えばオーラスで

自分が逆転するのに何点必要なのか。

 

道中で、

あと何局のうち何回、何点を和了れば

着順を上げられるか。

 

この局で何点の手を作る手組みが必要か。

 

これを考えるって感覚がないことを示してる。

 

結果として、

南3局ラス目でも安全牌を残したり、

意図もなくオリたり、

立直のみに突き進む手組をしてしまう。

 

満貫作ればいいんだな、

ってくらいほんわかした理解ができれば、

エンジョイ勢では上の部類。

 

 

 

④敗因を探さない

 

エンジョイ勢でい続けるつもりなら、

別に構わない部分ではあるけれど。

 

基本的に負けの原因を、

「運」をはじめとした、

他責の部分に求める傾向がある。

 

上手い人はたとえたった一つだとしても

自身のミスに気付くことができるため、

「あのミスが頭から離れない」

といった自己責任論で敗因を語る。

 

おれ向上心ないから!!

といわれればそれまでだが、

そう捉えるのであれば、

運ゲーとは声高に叫んでほしくないものだ。

 

運ゲーに見えるのは、

自分が下手くそなだけなのだから。

 

 

 

 

■初級者の特徴

 

エンジョイ勢を卒業し、

広いフィールドで実力を試そうと

はばたき始めた。

 

そんな麻雀フリークの入口がここ、

初級者帯だ。

 

概ねこの界隈は、

エンジョイ勢の味方相手になら

ほぼ負けないレベルに到達している。

 

まぁだからこそ、

チャレンジを決意するに至る訳だけれど。

 

 

 

しかし、

そこでコイツは、

タコ負けする。

 

 

 

何故かっていうと、

以下の特徴が原因だ。

一つでも当てはまれば、

初級者帯といって差し支えない。

 

 

 

①牌理どおりにしか進められない

 

いわゆる、「手なり」

 

エンジョイ勢と違い、

「この牌姿から何を切れば最高形か」

の判断はできるようになっており、

同局面同牌姿から毎回同じ牌選択はできる。

 

が、言い換えれば、

どんな局面でも同じ牌選択しかできない

これが初級者の大きな特徴の一つである。

 

立直というリスクを

背負う必要のない点数状況でも

立直のみに直結する入り目を外せない。

 

タンヤオにできなくなるターツを外せない。

 

点数が必要な局面でも、

必要な牌を切ってまで

安全牌を残してしまう。

 

相手から立直が入るまで、

ことごとく自分の和了りに向かって進行し、

立直が入った段階で

オリようorゴリ押ししよう

を判断してしまう。

 

 

ただそもそも、

この打牌選択精度にもムラがあり、

よく間違える人は”初の下”

たまーに間違える人は”初の上”

というように、

同帯域内でレベル差が出る要素となっている。

 

 

 

 

②押し引きできてる気になってる

 

点持ってたらオリ、

点なかったらゴリ押し。

 

これをしてるだけで、

押し引きが出来てると

思い込んでしまっている。

 

実際、

点持ってたらオリる

という選択にも

配牌オリ・できるだけ捌く・全力捌き

等の方法があり、

1巡目から打牌選択に意図が必要なのだが、

 

初級者帯は牌理どおり、

”とりあえず”で手を進めてしまう。

 

これにより、

手が進み切る寸前、

一向聴あたりだったりで

誰かから立直が入ったりして、

安全牌がなく詰むということが

例え潤沢な点数を持っていても発生し、

 

結果として、

基礎的な押し引きさえ完遂できない。

 

例え配牌オリであろうがなんだろうが、

基礎的な押し引きが完遂できるなら”初の上”

これができていないのであれば”初の下”

と同帯域内でのレベル差に直結する要素。

 

 

 

 

③点数計算ができる”だけ”

 

初級者帯は、

50符以下の点数計算なら基本的には出来る。

だが、

何のために点数計算が必要か

わかっていない場合が本当に多い。

 

例を挙げれば、

オーラス。

ライバルが親番でトップ

自分は9000点差の2位の時。

満貫ツモしか視界に入らない。

 

 

もっといえば、

オーラス、

ライバルが親番でトップ目、

自分は7,000点差の2位につけているのに、

満貫しか引き出しがない。

 

 

前者は1600-3200、

後者は1300-2600

ツモで逆転なのにだ。

 

 

また、同様に、

自身の手を符ハネさせる

という意識も持たない為、

 

1300-2600逆転条件で

自身手牌に字牌の暗刻があるにも関わらず。

 

カンチャンに受れば

ツモ1300-2600になる手牌を

両面に受けて1000-2000にしてしまう、

といった事も良く見かける。

 

 

要するに、

「点数計算が出来ること」を、

「勝率を上げる引き出し」だと

一切理解できていないのが特徴だ。

 

 

満貫ツモで親と12,000点差が詰まるよな~

くらいを理解できていれば”初の下”

符ハネ考慮はできなくとも、

どんな手でも、和了ったとき、

相手と何点差が詰まるかを

計算する事が自然とできていれば”初の上”だ。

 

 

 

 

④自信だけはめちゃある

 

初級者帯は、

もっとも自信過剰になりやすい時期だ。

 

それもしょうがない話で、

仲間内のエンジョイ卓を卒業し

色々な勉強をして。

牌理も、押し引きも、

そこそこ自分で努力した結果の、

到達点なのだから理解はできる。

 

実際は全然知識が足りてない状態なのだが、

基礎的な動きが出来る自負がある分、

結局自分がヒキヨワなんだというところに

敗因の分析を帰着させがちだ。

 

そして、

基礎的な動きが出来るようになっただけ

なのにも関わらず、

あたかもそれが麻雀というゲームの全て

と自分勝手に限界を定め、

成長を最も止めやすいのもこのレベル帯である。

 

 

ここを超えると、

麻雀は何倍、何万倍にも面白くなっていく。

 

 

 

 

 

■中級者の特徴

 

さて、

では次に中級帯について語りたい。

 

中級帯の技術が身に付きさえすれば、

根気と時間さえあれば

MJでいう最強位

雀魂でいう魂天になることができるだろう。

※天鳳は求められる考え方がまた少し別

 なのでこの限りじゃない。決して天鳳

 の方がレベルが高いとは言っていない

 

ここからは、

特徴というよりは、

”中級者ができること”

にフォーカスをして話をしていく。

 

 

 

①牌理上の選択は間違えない

 

これは中級帯の基本といえる。

受入れ枚数誤差範囲の選択違い

はあり得るが、

別視点で牌選択を考えることができるので

大きなミスに繋がることは一切ない。

 

 

 

②場況に応じた打牌選択ができる

 

自分が点数を持っているとき、

自分がラス目のとき、

何がなんでも和了りたいとき、

何がなんでも振り込めないとき、

できるだけ捌きたいとき。

 

こういったシチュエーションごとに、

打牌の選択を変えることができる。

 

といえど、

それぞれのシチュエーションが何回来ても

シチュエーション毎の選択は毎回同じもの。

 

タンヤオを作るための手組、

立直を打たない手組、

何がなんでも最速聴牌に向かう手組。

 

これら全てが引き出しに入っている。

 

要するに、

5,200点を和了ればトップがとれる局面で、

それを満たす為の道筋が常に複数視え、

それに準じた手組が出来るといったような具合だ。

 

 

逆説的に、

これが出来なければ中級者とは名乗れない。

登竜門のスキルといえよう。

 

 

 

③手牌を見る時間がほぼない

 

牌理をまずミスらないので、

自分の手牌を眺めるのは、

牌をツモってきた一瞬のみとなり、

常に場を見る余裕が生まれてくる。

 

これにより、

手出し・ツモ切りの確認も可能となるが、

まだこの、

手出し・ツモ切りから得られる情報を

上手に活用できないのが中級者の特徴だ。

 

ただ、

聴牌や一向聴の察知は、

完璧ではないにしろできるようになっている。

 

 

 

④河から得られる情報を使える

 

おおまかな危険牌予測は

河を見るだけで可能になっており、

またその精度も高い。

間違ってもあてずっぽうの知ったかぶりではなく、

しっかりと根拠に基づいた推測ができる。

 

手出し・ツモ切りを見ているほど

その精度は高く、

この精度如何が

”中の下””中の上”といった

レベル差に直結する。

 

また、河から得られる情報により

山読みもある程度可能。

しかし言い換えれば、

わかりやすい判断材料しかまだ使えない段階。

 

ここから、

相手の手牌構成ブロックを読む

という要素ができてくると

上級者の扉に手がかかるフェーズへと移行する。

 

 

 

⑤敗因は全て、”自分”

 

この帯域の雀士にもなれば、

負けを何かのせいにすることはなくなる。

必ず毎局できることはあったはずで、

その判断が、

もし次同じ局面が来ても

論理的に選べないものであるか検証する。

 

そして、

それが何度やっても採れない選択ならば、

その半荘はどうしようもなかった、

と負けを消化して次に進める。

 

ただ、このあたりで、

 

そんなに麻雀上手くなって

おれどうすんだろう??

 

というジレンマを抱え始め、

結局プロという道に進むか

井の中の蛙として一生を終えるかの選択を強いられる。

 

え?

おのだの自分語りだって??

 

いや間違いない、

概ねそのとおりである。

 

 

 

 

 

■上級者の特徴

 

ここからは、

本当に麻雀の奥深さを知る帯域になる。

 

個人的には、

”上の上”に位置するプレイヤーは

トップオブトップのプロ帯域でも数名といえ、

この基準の上では、

”上の上”のプレイヤーはある種、

一部特殊な能力といえるようなモノ

を有している雀士に限定する。

 

 

多井隆晴の

残枚数全記憶能力や、

佐々木寿人の

あの麻雀で勝ち越す天運。

 

園田賢の

ズバ抜けた場況読みや、

堀慎吾の瞬間優劣判断。

 

 

この帯域の雀士のみのフィールドであるので、

原則上級帯の特徴は

”上の下””上の中”レベルのもの

と理解してほしい。

 

 

 

 

①手牌の情報を使える

 

中級帯

河から得られる情報を使える

上位互換

 

手出し・ツモ切りから、

中級者とは別格の情報量を読み取れる。

 

結果、山読みの精度も

河からの情報よりも

ずっと高まることになる上、

俗にいう「一点止め」のような

待ち牌を絞る精度も段違いに上がる。

 

弊社おのだは今現在

ここの特訓中というところ。

 

 

実際、

”中の上”のプレイヤー

”上の下”のプレイヤー

その差はここに集約される。

 

河からしか情報を得られないのか、

相手の手牌を透かしたうえで

その情報を使えるか、

 

というところである。

 

この精度が、

”上の下”・”上の中”・”上の上”

分ける全てといっても過言ではない。

 

 

 

②飽くなき探求心

 

もうこの帯域の人間は、

概ね麻雀を職業としているケースが多い。

 

よって、

人生を麻雀に極振りすることができる。

 

常に麻雀界の常識を疑い、

新しい勝ち方を模索している。

 

逆に、

このモチベーションがなければ

上級帯にはいられないだろう。

 

 

 

 

■おわりに

 

まーーーね。

 

せっかく雀荘おのだ、

一生打つ仲間たちができた訳なので。

 

弊社おのだにも、

今以上に強くなる理由ができて

とても日々感謝しています。

 

 

弊社おのだの知り合いの、

サヴェ松田プロ。

その彼が主催する、

ハンドレッドリーグ。

 

 

おのだはね、

できればここの皆と一緒に、

出たいんだぁ。

 

ただ、

どーせやるならね?

勝ちたいので!!

 

配信されることもあるものなので、

皆がもっと麻雀好きになって、

もっともっと奥深さに気付いて、

 

中級帯に手がかかったかな、

ってとこで参戦するのがおのだの夢でございます。

 

 

さあ、

今日も麻雀を打とう!

昨日の自分より、

一つ成長すると信じて!!

 

 

 

ほいじゃ!

 

信頼度は!!

青保留です!!!

 

また次回!

 

■はじめに

 

 

麻雀は、

絵合わせパズルゲームではない。

 

 

これはかの有名な麻雀学者、

おのだ青保留の金言である。

 

 

麻雀の初級~中級帯においては、

与えられた配牌から

 

いかに早く、

いかに無駄なく、

ミスせず聴牌させるか

 

という視点にフォーカスされがちだ。

 

だけどどっこい上級帯においては、

 

和了っても自分がトップに近づかない

立直するリスクと見合ってない

 

そんな最終形に関しては

ハナから聴牌になど向かってない。

無駄なリスクでしかないからね。

 

 

 

想像してみてほしい。

 

 

あなたは、

以前からあこがれていた

クラスで一番可愛い女の子

LINEの交換に成功し

毎日のように連絡をとっている。

ある日、そのマドンナは言う。

「私、一途なひとが好きなんだあ。

 他の女の子と連絡とったりしないような。」

 

そんな状況下であなたに、

クラスで一番のゴリラ女子からLINEが来た。

腋毛もボーボー、

髭もゴリゴリ生えているあのコだ。

「私NK君のこと好きだから、

 これから毎日LINEしよ??はぁと」

 

さあ、

君たちはどう生きるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しねえだろうが

 

 

こんなリスクとらないんよ、

普通。

 

 

 

 

 

でも君らするやん

 

麻雀においてはなぜか

きみらこれするやん

 

 

 

 

現状、

雀荘おのだの四天王(匿名)は

全員コレを判断できてる。理解してる。

 

だから、

他のプレイヤーがこんな動きをしたとき

漏れなく全員気付いてて。

 

 

うっわwww

あいつゴリラ女子とLINEはじめたわww

きみなにがしたいねんww

マドンナと付き合えそうなのにww

ドブに捨てていくスタイルww

なにゆえwwヒイwww

 

ってさ。

 

初級者諸兄にとって成功であるはずの

諸兄がロンして和了れた後の和了形、

倒した手牌。

コレ見て、

画面の向こうで盛大に草生やしてるんだぜ。

 

 

 

 

まーね、

まぁもしかしたら??

視力が超絶ド乱視級にイカレてて

全ての女子が素敵に見えてる、

そんな可能性もあるよな。

 

もしかしたら、

こんなシルエットでも

モザイクをとれば可愛いかもしれない!

 

なんてさ。

まだ見えない未来に対する

過剰なまでのプラス思考も相俟って。

 

 

 

そう、本稿は、

そんな幸せな視力をお持ちの諸兄に現実を叩きつける、完全無修正の写真集である。

 

 

なぁ、

そろそろ目、覚ませよ。

 

 

 

 

■和了れない局の本質

 

まず一発目、

お腹のあたりから

モザイクを剥いでいきたいと思うけれど。

 

まず叩きつけたい一つめの真理。

それは

 

和了れなかった局って

配牌からオリてるのと

結果としちゃあ全く同じ

 

ってことなのよ。

 

 

配牌を開けたとき、

そこそこ打数も嵩んできたメンバー諸兄なら

和了れそうな牌姿か、

和了れなさそうな牌姿か

ってことくらいは

概ね想像できているはずなんだ。

 

 

その和了れなそうな牌姿のとき、

何も考えずとりあえず手を進める

ってことをまず、

今日からもう、やめよう。

 

 

ここでとても大事な部分。

勘違いしてほしくないのは、

 

配牌からオリろって

言ってる訳じゃない

 

ってこと。

 

 

そういう配牌をもらったとき、

どんな動きの選択肢があるかってことを

理解する段階にきてるって話であって。

 

和了りに向かう、

配牌オリ、

その他の手法。

 

これらのうち何を採用すべきかってことを

しっかり納得できる理由をもって選択しなさいねって意味に捉えてほしい。

 

しっかりと明確な意図を以って、

和了りに向かうのならそれが、

正解になるときもある。

 

 

ただ、

自分が和了れない局でも、

出来ることはたっくさんある。

 

 

そのあたりについて理解を深めてもらう為にも、次項から問題形式で説明をしていこうと思うよ。

 

 

 

初級編「勝利への引き出し」

 

それでは問題に入りたい。

 

問:

以下の点数状況場況手牌のとき、

向こう3巡何を切るか

また貴方がとるべきその後の

当該局の立ち回りを簡潔に答えよ。

なお、向こう3巡のツモは考慮せず、

向こう3巡親も聴牌しないものとする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

南4局 南家 4巡目 1牌切り番 ドラ④

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国九筒:麻雀王国西:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国

 

点数状況

上家(東)25,000点

自家(南)60,000点

下家(西)  5,000点

対面(北)10,000点

※Mリーグルールにつき箱下なし

 

場況

下家がピンズ染め気配。

西は1枚切れ。

上家(親)の河(捨て牌)は

西:麻雀王国二萬:麻雀王国九筒:麻雀王国七筒:麻雀王国

となっており、全て手出し牌

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

まず以て、

向こう3巡、

絶対に切ってはいけない牌

つまり不正解を5つ示す。

これを切ってしまった人には、

漏れなく「ゴリラ女子好き」

の称号をプレゼントだ。

 

もしゴリラ氏が不正解だった場合、

ゴリラ女子好きのゴリラ

という生物学的に至極当たり前な、

つまらないことになるから注意してほしい。

 

 

 

さて、発表する。

 

 

 

ドボンは、

東:麻雀王国西:麻雀王国七筒:麻雀王国九筒:麻雀王国二萬:麻雀王国だ。

以上を3牌の回答のうちに含めた諸兄は、

正直に手を挙げるように。

 

 

 

そして、

ここには諸説あるだろうが、

弊社おのだの正解手順を示したい。

 

 

それは、

五筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国だ。

順番も勿論この通り。

 

 

そして当該局の立ち回りとしては、

 

下家をアシストしつつ

親の現物を貯めていき

親以外の立直や聴牌には

積極的に差込みにいく

 

という考え方になる。

 

解説していこう。

 

 

 

 

■初級問題解説

 

まず以てさ、

上記点数状況で、

例え先手であろうが悪形立直を放つ

ってことこれ即ち、

ゴリラ女子と毎日LINEするのと同義

ってことはわかると思うんだ。

 

この状況から逆転されるのは、

親の鬼レンチャンか、

役満の振り込みのみなんよ。

 

 

そんな状況下であるにも関わらず、

親から直撃を取られる可能性のあるムーブ

を起こすなんて、

ヌルいオブザイヤー満場一致で受賞です。

 

 

 

ここで点数差を一瞥して

そのことに気付けないレベルなら、

まずは現在の点数状況に脳みそのリソースを使う練習から始めよう。

手牌のこと考えるよりずっと、有意義よ。

 

 

さて脱線した話をもとに戻すけれど。

 

 

ここで自分が麻雀の半荘において、

最大の目標としている事をもう一度、

振り返って考えてほしい。

 

 

ただただ和了りたい?

違うよな?

トップ奪りたいんだよ。

1位獲る為に麻雀してる。

 

 

だったらこの配牌、

目ん玉ひんむいて、

モザイクとっぱらって良く見てみ?

 

 

 

ゴリ女だろ??

追うなよ?こんなの。

 

 

 

 

実際七対子2向聴ではあるけど

七対子の聴牌形ってなにか考えてみてよ。

単騎よ??

 

 

この点数状況、

単騎待ちしてて親の立直入ったら

確実にオリるでしょ?

いやオリろ????

オリないやつはそれ以前の問題な!!

 

 

 

加えてさ、

下家(西)と対面(北)見てみなよ。

下家満貫で対面を捲るよな?

んで下家ドラ色染めムーブ。

 

それなら対面(北)としちゃ、

下家よりも先に和了りたい。

上家(東)は何がなんでも和了りたい。

 

 

 

いわばコイツらは非モテの極致。童貞さ。

ゴリ女でもいいから付き合いたい。

そんな状況な訳よ。

 

 

もうすでに一番可愛い子と付き合ってるこンの俺様がわざわざ下界に降りてゴリ女争奪戦に混じる意味ある??

ないよな??

勝手にこの局決まりそうじゃない!

 

 

ねえ、この局。

自分の手を進行させる意味、

あるかね??

 

よし!マドンナの婿!

この局配牌オリしまーーーー

 

 

 

せん。

 

 

それじゃまだ甘いんだわ。

努力不足。

 

 

 

弊社おのだはこういう局面、

脳死配牌オリして捲られたってこと

結構な数経験してるんだよね。

 

 

それが今回の五筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国

って回答に繋がっていくってわけ。

 

 

 

理由その一。

もう気付いているだろうけど、

ピンズ染めの下家のアシスト。

 

この局面、

下家、対面の和了りも自家の勝ち。

トップ奪取っていう最大の目標は達成できる。

 

自分がゴリ女争奪戦に参加しなくたって、

童貞アシストはできるんだ。

 

逆転の要因となる

ライバル(親)の連荘。

 

それを防ぐ為に

できることは、

全てやるべきだ。

 

 

下家対面には役満以外、

振り込んだって勝ちなんだから。

 

 

⑤と③の切り順は、

上家(東)に対する危険度による。

親の⑨⇒⑦手出しの連続落としは、

六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国九筒:麻雀王国からのものであるケースがある。

捨てた順番が、

⑦⇒⑨なら薄いんだけどね。

 

決して③のが安全ってことはないけど、

根拠により⑤よりは微差で。

神は細部に宿る。

 

 

ただ、

下家アシストしたいけど、

西は引っ張る

 

めっちゃ引っ張る。

 

これは次の理由に起因してるのだけど。

 

 

 

さて、

理由その二。

それは、

差込みのスタンバイ。

 

 

これ、西ね。

親の現物だから残したって理由、

だけじゃない。

 

 

巡目が進んで、

下家が重ねるかもしれない、

必要になるかもしれない西を、

枯らせない為に残すのよ。

 

ピンズ染めの下家が、

重なったな、聴牌したな、

って瞬間に切っていく西なんだ。

 

勿論下家が西を切れば、

そりゃそのまま親への安全牌として使えるね。

 

 

また、

対面(北)から立直が入った時

についても絶対に、同時に考えてほしい。

対面に振り込んでもこのゲームは勝ちなんだ。

 

 

ただそのとき、

もし、親も聴牌してそう・立直なら。

もし、この局面、

上家(ライバルで親)と対面から

同巡目に立直が入ったら。

 

自分の手番で

最初に切るべき牌は、

共通安全牌じゃない。

 

上家に刺さらず

対面に危険な牌を、

ファーストチョイス

するべきなんだ。

 

だから親の現物を、

複数所持しておく。

 

⑦や⑨は下家への差込み用の親の現物な。

差込みのレパートリーを増やしておくんだ。

 

 

この局面、

上家には1巡たりとも、

チャンスを与えるべきじゃない。

その為の努力は、

絶対にサボっちゃいけない。

 

そんな牌が手の内にあるのに、

安易に共通現物なんか落としてる内は。

 

まだまだ雀荘おのだ来シーズン、

四天王の末席にさえ入れないだろうさ。

 

 

 

 

さて、

この問題の回答解説はここまでだけど、

実は初級者帯が一番やってしまう

雀荘おのだ観戦中に散見する負け手順。

 

一番の間違った考え方、

本稿の本題は、

この問題の正誤如何じゃない。

 

 

 

それは、

この点数状況、この牌姿で、

ある牌をツモって来たと仮定した時に姿を現すんだ。

 

次項、最終項。

Don't miss it。

 

 

 

■意味のない手牌進行

 

さて、状況のおさらいだ。

 

今回は、

さっきの順目西を切ってしまったとして。

さらに1巡進んだ形になってる。

次巡、1牌ツモってきたところだね。

 

これを受けて何を切るか考えてほしい。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

点数状況

上家(東)25,000点

自家(南)60,000点

下家(西)  5,000点

対面(北)10,000点

ーーーーーーーーーーーーーーーー

南4局 南家 5巡目 1牌切り番 ドラ④

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国九筒:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国 ツモ:三萬:麻雀王国

つまり、

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国九筒:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

この三。

この三引き入れ。

 

まじでいつもの自分ならって

素直に牌を選んでほしい。

正直に、いつも、何切ってる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいですか。

九筒:麻雀王国って回答したそこの君。

 

 

 

君こそに、

届けたいんだよ。

 

 

 

雀荘おのだひよこ組は、

まーーーじでそのあたり切るから。

 

わかるよ、

七対子を消さない⑨。

ドラの入り目も残しとく、

チャンタは消えるけどって⑨。

 

平場ならそこそこ、

いい選択かもしれないね。

一とか③を選んじゃった人は、

牌理をもうちょい勉強しよう。

 

 

でもね、

脳みそのリソースを使うのは、

そこじゃねえんだって。

 

いや、まだ自覚したか怪しいな。

もうちょっと自覚を促そう。

 

⑨切ったとして、次巡だ。

もう1牌やっていこう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

南4局 南家 6巡目 1牌切り番 ドラ④

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国 ツモ:六筒:麻雀王国

つまり、

一萬:麻雀王国一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なぁ?

何切る?

何切るよ??

 

 

 

一萬:麻雀王国??

ドボン!!

 

 

八萬:麻雀王国??

ドボン!!!

 

 

九萬:麻雀王国??

ドボンだよバカヤロー!!

 

 

 

 

 

 

いいですか、

肝に銘じてください。

 

 

ここまでの2巡、

あなたがツモった三萬:麻雀王国六筒:麻雀王国はただの、

クソ不要牌です。

 

 

あなたが今この2巡でした選択は、

マドンナと別れ、

ゴリ女と付き合う未来へと、

1歩足を踏み出すものでしかないです。

 

 

これを有効牌って

捉える諸兄が

まーーー多い!

こんなの生ごみクソう〇ちツモなんだわ!!

 

 

 

最後にもう一歩、

次の巡目で。

この手が進んだらどうなるか、

考えてみてよ。

本当に、

考えてみてほしいんだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

南4局 南家 7巡目 1牌切り番 ドラ④

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国 ツモ:三筒:麻雀王国

つまり、

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国八萬:麻雀王国九萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国

 東・九のシャンポン待ち役無し聴牌!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

なぁ、

これ立直すんの?

 

するならさ、

するならいいよ。

立直するならもうそれはカモだもん。

糧でしかない。ゴチソウサマデス。

 

 

かといってね、じゃあ、

自分は立直しないでダマります!

っつってもよ?

親から立直きたらオリます!

って?

 

 

だったら、

⑤⇒③⇒③

って打ってった時の、

親の現物も潤沢で

下家アシストにもなるかもって

さっきの牌選択のが

よっぽど勝率高いだろうがよ!

 

 

 

もう一度言うからさ、

耳かっぽじってよく聞いてくれよ。

 

 

 

どうせ和了れない局は、

配牌からオリることと

結果としては何も変わりません!

 

だけど、

そんな局でも、

自分の勝率を上げる選択肢

は必ずあります!

 

脳みそフル稼働させて、

どんな状態でも絶対に、

脳死で牌を切っちゃだめだ。

 

最後までトップ奪りに、

死力を尽くすべし!!

 

 

 

さぁ、どーだい?!

モザイクは剥がれたかよ?!

 

おのだ青保留、

無修正渾身の魂の叫び。

1ミリでもいいから届いてくれと願うよ!

 

 

 

■おわりに

 

今回は初級問題を紹介したわけだけど、

中級クラスの問題は

(応用編)で紹介していこうと思ってる。

 

ちなみに本ブログで紹介してる

麻雀に係る練習問題。

これ完全に、

弊社おのだの

オリジナルです!!

褒めろ?

 

 

どっかの参考書とか、

戦術書を参考に作ってるわけじゃない、

純度100%おのだ式問題集よ。

 

 

 

まじで、

心のATフィールド取っ払ってさ、

少しでも吸収していってほしいんだ。

 

来シーズン、

同じ着順分布じゃ心痛いからね?

 

 

麻雀はほんとに、

上手くなればなるほど

見える世界が広がって

今の何倍何万倍にも楽しくなるゲームです。

 

 

これ味わえないなんて!

ほんとーに!!

もったいないんよ!!!

 

 

本ブログは、

そんな世界を皆に届ける為に書いてます。

 

是非同じ世界で卓をみて

打牌で会話しようぜ!な!

 

 

そんじゃ!

 

 

信頼度は!!

赤保留です!!

 

 

また次回!!
 

 

■はじめに

 

 

さて、

雀荘おのだのシーズン1も

残すところあと1カ月ほどとなってきた。

 

 

今シーズンの成績、

まー綺麗な二極化となったねえ。

 

 

 

麻雀ってのはたしかに

運の側面が強いゲームではあるけれど

 

ある一定の知識レベルに到達している層と

まだそこに至っていない層とじゃあ

明確にスコア差が生まれるゲームなんだ。

 

 

 

 

ヴァンフォーレ甲府なら、

天皇杯を獲れる。

 

だけど、

阪神タイガースがリトルリーグに参入したら

少年野球団がAREする可能性は

まったくの0なのよ。

それと一緒。

 

 

 

 

 

 

くっ・・・

いつもそうやって偉そうに・・!

上からおれたちを見下しやがって・・!

おれたちとお前ら、

何が違うってんだ!!

このっ・・蛇!!蛇め!!

 

 

 

 

 

 

勘違いするなっ・・・!!

してないんだよっ・・!!

おまえらは・・・・・!!

 

神経をとがらすべきときに・・!

のうのうと手牌を眺め・・!

やるべきことを、

していないっ・・!!

 

一生サボってろ・・・

そして失い続けるんだ・・

貴重なPayPay残高をッッ!!!

 

 

 

 

・・・そう、本稿は。

来シーズンの成績好転を願い。

利根川おのだから地下労働者諸兄へ贈る

賭博逆転黙示録である。

 

為すべきことはただ、

勝つこと・・

勝つことだっ・・!!

 

 

 

 

 

■地下にいる理由

 

フフ・・・

へただなぁ・・マケジくん・・

へたっぴさ・・

中盤の押し引きがへた・・・!

 

マケジくんがほんとにほしいのは

こっち(トップ)・・・!

 

それで勝ち得たPayPayで・・・

買い物かごパンパンにしてさ・・・!

冷えたビールで飲りたい・・!だろ・・?

 

 

 

 

まーね、今期、見てきた。

見てきた中で。

 

弊社おのだの独断と偏見による

地下労働者諸兄の敗因ランキング

第2位がこれ、

中盤以降の押し引きだ。

 

 

 

第1位は勿論、

基礎編第8章「バイバイ、バタフリー」

で述べた

押すべき時にMAXに構えられない

ってこと。

こりゃ揺るがない。ダントツ。

 

 

その第1位の項目を

加点ができない理由

に位置付けるなら、

 

 

第2位のこいつはさしずめ

失点が多すぎる理由

ってところになる。

 

 

さすがに面倒クサイからやらないけれど、

上位陣と地下労働者のスタッツにおいて

放銃損失って部分では

めちゃくちゃデカイ差が生まれてる。

 

その原因は何か。

 

 

 

中盤で上位陣が皆やってるであろう、

撤退ラインの判断ができてないから

に他ならないんだな。

 

 

 

 

 

断言するけれど。

 

 

 

上級帯のプレイヤーの放銃は、

9割5分、

価値あるギャンブルに挑み、

勝負した結果による放銃です。

 

 

だけど、

そうでないプレイヤーの放銃は、

その5割近くが

振り込むつもりがなかった

安全牌がなく詰んだ

価値のない手牌でギャンブルした

といったように、

期待値を一段も積めない振り込みなんDEATH。

 

 

 

なんでこういうことが起きるかって、

そりゃまたまた、

盛大な勘違いをしてるからよ。

 

 

 

麻雀において

1局が終わるのは

誰かが和了るか

最後の1巡を迎えるかだ

 

って勘違いをね。

 

 

 

ちがう・・!

ちがうんだよなあ・・

マケジくん・・・!

 

われわれの1局が終わるのは、

そのもっと前ッ・・・!!

 

最後まで手を進めるか、

その局オリに回るかは・・!

とうの昔に決めているっっ!

 

だから、振らない・・・っ!!

だから、宣わない・・・っっ!

放銃して「えっ?」など・・・!

 

 

だよなーハンチョウ。

弊社おのだもそう思う。

 

勿論、

めっちゃ読んだ結果とか

すげえ上手いダマとか

えげつねえイイ待ちとか

 

「えっ?」ていうことはある。

でもそんなん全放銃の5%以下だ。

期待値プラスの勝負しかしてない。

 

 

さて次項ではじゃあ、

上級帯のプレイヤーが

撤退の判断、終局を、

どこで判断してんだってところ

話して行きたいと思うよ。

 

 

 

 

■道中の進退判断

 

おのだは、

開局時のスタンス判別については

常々熱く語ってきた。

 

いやこれは出来るまで耳タコつくるよ。

できなきゃ話にならないとこ。

 

 

じゃあ実際、

意識しながら打ってみると、

スタンダードスタンスを採用するような

行くか行かないかは道中で決めよう

って局がかなり多いことに

実践してくれてる人は気が付いたと思う。

 

 

その疑問ははなまる満点正解だ。

もちろん、

開幕でスタンスを決定する我々帝愛社員

にとってもそういう局が一番多い。

おのだはそれでも染めるけど。

 

 

 

 

さてそんな時、

 

 

 

よーし

行けそうっちゃいけそうな配牌だし、

立直こなきゃあ最後の巡目まで、

聴牌狙ってみよ~~~~!

 

 

 

 

とは、

1局たりとも

ならない。

帝愛社員一同はね。まじで。

 

 

 

こういう局の方が、

慎重に進めるべきなの。

 

 

 

いい?

こんな時我々帝愛社員はさ。

 

地下労働者であるマケジくんたちが

やれ何切るだ

やれ受入れはなんだと

自分の手牌に没入してる間。

 

常に自分以外の3人にアンテナを張り、

聴牌、一向聴のサインを傍受する為に

ずーーーっと場を見てる。

 

 

そして、

そのサインを感知した段階が

ゲームセット如何を判断するタイミングなんだ。

 

 

 

 

誰かから立直が入ったとき

じゃなくて

誰かが聴牌から一向聴状態になったときが、

押し・オリを判断するタイミングだってことに、

気付かなきゃならない。

 

そしてここからの打牌は全て、

押し・オリ、

攻撃的保留・守備的保留

といった明確な意思を、

介在させなければならない。

 

 

 

和了りに行くべきタイミング・配牌なのに

配牌からずーーっと安全牌が手放せない。

 

そうじゃない、

そうじゃないんだ。

 

この、

誰かが一向聴になったタイミングで

自分の手牌に価値がなかった場合に初めて、

安全牌を抱え始めればいいんだ。

 

※開局時明らかに手牌価値がない場合は除く。

 そういう時は抱えたっていい。

 

 

 

 

そのタイミングがわからない??

いやいやこれって、

わかってしまいさえすれば至極簡単。

 

次項では、

代表的な撤退判断ラインとなりうる

トリガー牌を紹介していくよ。

 

 

 

 

■撤退判断のトリガー

 

そこそこの手牌に

そこそこのツモ。

そんなパッとしない局の道中、

相手からコレが切られたら。

 

その時点で

安全牌を抱え始めるか

最後まで押し切るかを考えましょう。

 

 

そんな牌がトリガー牌だ。

 

危険度や解説とともに、

一例を紹介していく。

 

 

①数牌(主に3~7。手出し。)

 が切られた後の、

 極めて安全度の高い牌の手出し

 

【危険度】★★★★★

(聴 牌)★★★★☆(およそ50%)

(一向聴)★★★★★(およそ90%)   

※副露している相手の場合聴牌危険度もMAX。

 

【解 説】

 これは、ある程度牌理を理解できており、

 かつ押すときは押す、引く時は引く、

 という基礎ができている中級者以上への

 方が判断要素として使えるもの。

 雀荘おのだでいえば、

 ランキング上位6名およびMNNには有効。

 ともともやマイキー、こもこもの場合は

 これが生牌の字牌に置き換わる。

 ※現時点での特徴で考慮

 

 相手からこれが切られたタイミングで、

 自分の手が安い・遠い場合にはこの段階から、

 安全牌を抱え始めたり、

 オリ・守備的保留牌を切ることを意識しよう。 

 

 ただ勿論、高い手などの時には

 序盤からMAXで受けるのが是なので、

 最後まで出てこない場合も全然ある。

 

 出たら疑って間違いないが、

 出なくても安全という訳ではない。

 

 逆にいえば、

 これをしっかりと見ていられるレベルの

 相手と戦う時は、このテクニックで

 手牌の進行度を誤認させることができる。

 自分の安全牌手出しを見てオリるのか、

 押してくるのか。相手にその判断を強いる

 ことができるオシャレテクニックである。

 ただこれは相手のレベルをしっかりと把握

 した上で使わないと意味がない。注意。

 

 

 

 

②数牌のドラ(手出し・ツモ切り不問) 

【危険度】★★★★☆

(聴 牌)★★★★☆(およそ40%)

(一向聴)★★★★☆(およそ70%)

※ただし、456あたりがドラであれば

 一向聴確率は85%ほど。

 違ったとしても高打点の場合が多い。

 

【解 説】

 こっちは割とレベル帯関係なく、

 参考にできるトリガー牌といえる。

 手牌をスリムに受けすぎる、

 安全牌を抱え込む初級帯雀士にも、

 危険度の高い牌を抱えすぎるきらいがある

 タイプであれば有効だ。

 

 一点、

 これが前述した安全牌手出しと違うのは、

 ドラ手出しから立直or聴牌までの時間が

 短ければ短いほど、

 低打点であるケースが多いこと。

 自身の手牌価値との相談の際の参考要素、

 また差し込みを考慮できるファクター

 といえる。

 勿論高い時だってある。用法容量は自己責任。

 

 これを切ることで進行を誤認させることも

 たしかにできるが、

 リスクの方が高いため向かない。

 つまり、

 ブラフである可能性は低いことが特徴。

 おのだは切るけどね。ブラフでね。

 

 

 

 

③ツモ切りの連続

【危険度】★★★★☆

(聴 牌)★★★★☆(40~80%)

(一向聴)★★★★☆(60~90%)

※ツモ切りが何巡続いているか、

 またツモ切り牌の質で変動

 

【解 説】

 概ね3巡以上のツモ切りの連続。

 例えばそれが字牌ばかりだとしても、

 安全度の高い字牌をばったばったと

 ツモ切りしているようなら一向聴の

 可能性は跳ね上がる。

 ともとも・マイキー・こもこも

 の場合は生牌の字牌に置き換わる。

 ※現時点での特徴で考慮

 

 また、全色まんべんなく数牌をツモ

 切りしている場合も高確率で聴牌か

 一向聴の可能性は高い。

 

 要するに、

 次に手出しが入った時は

 もう最大警戒だ。

 

 言うまでもないが、ホンイツなどを

 代表とするテクニカルスタンスを採

 用している相手に対しては意味をな

 さない。

 

 

 

 

④カンチャン外し

 対子落とし

【危険度】★★☆☆☆

(聴 牌)★☆☆☆☆(10%以下)

(一向聴)★★★☆☆(50%以下)

(二向聴)★★★★★(90%以上)

 

【解 説】

 ペンチャンはこの限りでない。

 

 このムーブを他家がするときは、

 現時点では放銃する可能性は低いが、

 少なくとも二向聴であることはカタい。

 刺さるパターンは対子落としを決意して

 から次のツモでピッタリ有効牌を引き入

 れられた場合のみだ。

 

 相手がこの動きをとった時点で、

 自分の手が何向聴か、何点か。

 そこをしっかりと確認し、

 安全牌を抱えだすか否か決めていく。

 

 すでに副露している相手のこのムー

 ブに関しては、聴牌の確率が多少な

 り上昇するから注意しよう。

 

 

 

上級者の終盤での無筋切り

 (手出し・ツモ切り不問)

【危険度】★★★★★

(聴 牌)★★★★★(カナリヤバイ)

(一向聴)★★★★★(ほぼ確定)

 

【解 説】

 一番頻出するのはコレ。

 何よりもこれだけは、

 絶対に確認すべきだ。

 

 ここまで解説してきた①~④、

 これを百も承知のプレイヤーが

 およそ12巡目以降に誰にも通っていな

 い牌や場に重い色を切ってくるケース。

 

 ここのケアだけでも最低限、

 絶対にしてほしい。

 

 勿論誰からも立直が入ってなくともだ。

 

 中盤以降で場に重い色の牌を切るなんて、

 価値ある手牌の聴牌か一向聴でなければ

 暴牌です。暴牌なのよ。

 

 ただの形式聴牌をとるために切るなんて

 ケースは本当に稀。その聴牌料に明確な

 状況優位を作れる価値がある時だけだ。

 

 こんな牌を切っている相手に手牌価値の

 低い時に放銃するうちは、搾取する側と

 搾取される側の構図は変わらない。

 これを直すだけでも、一人沈みといった

 状況は各段に減るはずなんだ。

 

 リア麻で雀荘おのだに遊びに来て、

 一人刺さりするゲストが多いのは、

 これが出来てないことが原因。

 nk・MNN・店長おのだは必ず、

 毎局やってるぞ。

 

 

 

 

いいか・・・っ!!

絶対に・・見ろっ・・!

 

じゃなければ、

明日も、明後日も、一生っ・・!

刺さり続けることになる・・っ!

 

 

明日から頑張るんじゃない・・!

今日いちにちを頑張った者、

この1局を頑張った者のみ・・!

 

 

明日が

来るんだよッ・・!!

 

 

 

 

■おわりに

 

いやでもまじでね、

この記事を点でしか理解できないうちはさ。

 

オリオリの実喰った?

 

ってくらい弱気になるのよ。

 

 

 

この記事の本旨は、

 

手牌価値が低めの時の判断

 

であって。

 

 

手牌価値が高い時は

安全牌も他人の進行度も

なんも気にせず和了りにいくの。

 

 

これが出来ないやつが

負けていくんだ。

 

 

 

 

手牌価値が低い時の放銃の有無。

これが今、雀荘おのだにおいて

 

上位のプレイヤーと

下位のプレイヤーにみられる

かなり大きい差になってる。

 

 

 

これを意識するあまり、

手牌価値が低いからオリ一辺倒

になっちゃうことはままある。

 

だけどこうなって初めて、

次のアプローチを考える段階に行けるんだ。

 

オリたくない、

オリないために・・・

どうやって手牌価値を上げるんだ・・?

 

って段階にね。

 

 

 

弊社おのだの場合、

その回答が

ホンイツシステムだってってわけ。

 

配牌価値が低くても、

手牌価値を高めて、

押す理由を作ればいいじゃない。

だけど配牌価値は低いんだから、

スピード負けしたときは

いつでもオリれるようにしておくね!

ってさ。

 

 

このアプローチの回答は、

 

二階堂姉妹みたいに

ドラそばを保持する

 

とか

 

小林剛みたいに

先手を必ず取りに行く

 

とか

 

黒沢咲みたいに

想定しうる牌姿のうち

常にMAX打点を追い続ける

 

とか

 

色々あっていい。

 

自分の成功体験から、

一番勝てる方法を見つけてほしいと

おのだは思うのであります。

 

 

 

さて、

次シーズンがはじまるまで、

もう幾何も時間はない。

 

 

何卒、

自分の脳内で、ネット麻雀で、

鍛えていってさ!!

 

次シーズンは、

地下から脱しようぜな!!

 

 

 

未来はボクらの手の中!

 

 

信頼度は!!

青保留です!!!

 

また次回!

■はじめに

 

君たちってばなんでもかんでも

分類・区別・ジャンル分けしたがる

 

ヒトはなぜか分類したがる

習性があるとかないとか

 

この世の中2種類の雀士がいる

とかいうおのだが標的

 

上手いヤツと上手くないヤツとか

牌理厨場況厨だとか

 

 

 

 

のっけからドラゲナイなディス

盛大にかまされているおのだだが、

こっちだって

ディスられたままじゃオワレナイ

(超絶パンチライン)

 

 

 

 

 

麻雀はね、

基礎的な知識を学び終えた段階で、

牌理厨場況厨

に分けることが出来るんです。

 

 

分けます。

分けれるんだよ。

マイアンサーナンバーワンだよべらぼうめ。

 

 

 

 

 

 

ただね、

分けれるとは言うけれど、

実はこれはそんなシンプルじゃない。

 

曖昧でも不明瞭でも

繊細でもなんでもないけど

大きな丸でそれぞれを括った時

明確にレベル差は存在してるんだわ。

 

 

 

 

牌理や基礎的な押し引き、

それを全部学んだはずなのに、勝てない。

 

 

そりゃ勝ってる奴がギフテッド

アタシはただのヒキヨワです

だから良いでしょう?

学ぶコトないでしょう?

不可能の証明の完成じゃない?

 

 

 

 

はっはっはっは

ドラゲナイ(蹴

 

 

 

 

足りてねえんだよ、

理解がよぉ!!!!

 

 

 

 

さて、てなわけで本稿は。

 

分類を盾に成長を止めてしまった雀士たち。

そんな世界の終わりにレスバを挑む勇者おのだの冒険譚である。

 

 

自分で自分を分類するなよ

壊して見せろよ

そのBadhabit!!

 

 

 

 

■牌理厨と場況厨

 

 

分類しますとか

分類するなよとか

ちょっと言ってることに

一貫性がありませんでしたね~

 

 

なんて目で浅い批評かます

ダンジョンの審査員諸兄

断頭のビンタ決めて処刑だ。

(超絶パンチライン2回目)

 

 

何故そんな表現をするかってのは

そもそも牌理厨場況厨という概念が

どんな風に生まれたかを話さなきゃならない。

 

 

ただこりゃあくまで

弊社おのだの経験から話すものであって、

麻雀界の正史では決してないってことは協調しておく。

 

 

 

さて、

(応用編)第2章

「新時代のデジタルの夜明け」

においては、

以下のように説明した。

 

 

 

中身の見えない箱に

赤い玉が60個

青い玉が40個

入っていて、

 

どちらの色を引くか推測し宣言した後

箱から1個の玉を取り出して

箱に戻すということを100回行い、

その正答率を競う時、

 

赤と100回宣言するのが

デジタルよ

 

 

ってね。

 

要するに、

牌理厨ってのはこれなんだ。

 

 

ただ、

一見簡単に思えるけれど、

上述の記事で紹介したとおり。

 

そもそも初心者にはなにが赤か、

を判断することができないの。

 

だからまずもって、

赤と100回連続で宣言できるようになった時点で、このゲームにおいちゃ上級帯の入口に立ってる。

充分凄いよ。

 

 

 

だけどさ、もし、もしだよ?

 

全員が赤を

100回宣言できる環境

だったらどうよ?

 

そうなってまで同じことを全員が繰り返したら、

このゲームは、

結果を運に左右されるだけの

クソゲーになっちゃうと思わない??

 

 

 

 

 

だから、

先を見た。

 

 

 

青は40個、確かに箱の中にあるんだ。

だから、

 

 

100回のうち1回だけでも青と宣言し

毎回その1回を当て続けることができれば

おれたち、

アイツらに勝ち超せるよね?

 

 

そう考えたヤツだけが、

場況厨のステージ

歩を進めたんだ。

 

 

 

 

だから、ね?まじで。

 

場況っていうステージに進むこともせずに、

 

ワイ、

牌理厨やから

 

つって。

自分で自分を分類したり、

絶対しちゃいかんぞ。

 

 

まずは!まずはね!

分類しちゃだめ!!

おにーさん(妄想)との約束だ。

 

 

 

 

 

ただね、

ここまで話すと場況厨が一見、

牌理厨より上位の存在だと思えるかもしれない。

けどね、そうは言いきれないんだよなぁ。

 

 

何故なら残酷な話。

場況厨に進もうと決意した我々

ってのは

牌理だけのステージ

で勝てなかった

ヒキヨワ諸兄だからさ。

 

 

運ゲーのステージで

当然のように毎回勝ち越せるのならば

場況依存の打牌選択なんて

取り入れる必要がない。

 

 

だって、

勝てるんだもん。

勝ち続けられんなら、

そのままのアナタでいいよ。

 

 

 

多井隆晴、

佐々木寿人。

もしかしたら伊達有里紗。

(敬称略でお届けします)

 

こういう、

天運を持つプレイヤーをおのだは

 

星持ちの牌理厨

 

って呼んで崇めてる。

 

 

以上を踏まえておのだは

世界の終わりに中指を立て。

 

今ここに、

改めて分類する。

 

 

麻雀のタイプ、

そしておのだの独断と偏見による

強さランキング確定版

これだ!

 

 

 

第1位:星持ちの牌理厨

第2位:場況厨

第3位:牌理厨もどき(場況未履修)

第4位:こじらせた場況厨

第5位:中級者(牌理未履修)

第6位:ゴリラ

 

 

 

Mリーグの選手別トータルスコアランキングもおおむね綺麗にこのような順位になっているから面白い。

是非どっかから探して見てみてほしい。

※諸問題があり掲載はできない。あしからず。

 

 

 

■場況厨の打牌

 

さて、じゃあ実際、

牌理厨と場況厨の打牌選択は

何が違うの?

ってとこについて語っていきたいと思う。

 

以下の画像を見てほしい。

 

 

 

 

 

 

これは先日、

おのだがTwitterで仲良くしてもらっている

(と勝手に思っている)

とある上級プレイヤー

(怒られるかもしれない)

がポストしてくれた基礎的な何切るだ。

 

 

このポストの際は、

基礎的な平面何切る

として投稿された。

 

平面ってのは要するに、

場況ナシってことだ。

東1局、全員が子番で

全員が原点の状態を想像してほしい。

 

 

 

 

そうなると答えは

1択になってくる。

雀荘おのだの所属メンバーには全員

1秒以内に正解してもらいたいなぁ(圧

 

 

 

 

いや実はね、この問題。

 

場況を絡めると

すんげーーー面白い。

 

 

牌理厨か場況厨かで

打牌が変わってくる要素のある局面なんだよね!

 

 

それじゃー、気を取り直して。

今日も問題!!

以下の状況のとき。

 

①場況を無視した牌理厨の1択の選択

②場況を絡めたときおのだがとる選択

 

をそれぞれ答えよ。

言うまでもなくおのだは

根っからの場況厨です。

あしからず。

 

 

 

 

 

■回答と解説

 

 

 

 

よーしそれじゃまず、

 

①牌理厨の選択

 

から答えを発表するぞお~。

 

これを間違えたみんなは

ライングループで

初恋の名前の人を叫んでくださ~い

いいですかぁ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、正解は

⑤でえ~~~~~す

 

受入れ枚数、っていっちゃえば簡単だけど

いちお理屈で説明しとこう。

 

 

この時点で4と四は完全に等価値なのよ、

比較ができない。

どちらも

両面ターツの部品になってる孤立牌

とみることができる2つなんだよね。

 

このように、

3つの打牌選択肢のうち

2つが等価値であるときは、

 

残りの1つの選択肢が

よほどこの2つよりも

優秀じゃない限り、

この2つには手をかけないのがベターです。

 

優秀かどうかを判断する基準は

単純に受入れの観点だったり、

逆転に必要な打点条件を満たす単牌

だったりってとこになる。

 

そう、

牌理厨ならね。

 

 

 

 

では

②場況厨(おのだ)の選択

は何か。

 

 

 

 

 

正解は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

⑤でえ~~~す!

 

 

 

 

 

 

いやいやいやいやちゃう、

ちゃうねん。

 

そこに至る思考プロセスが

大きくちゃうねん!!

まー聞いて、聞いてくれ。

 

 

 

まず場況厨から言わせてもらえばね、

着目するべきポイントが3つあんのよ。

 

 

・トップ目は32,000点持ちの上家

上家は東家(親)で、現在東3局

・上家は捨て牌にソウズがない

 

 

上記を踏まえて考えてみると。

 

さっき、牌理厨の観点からみたら

比較ができなかった4と四。

 

この状況で場況厨が見るとさ。

すげえデカイ比較ポイントがあるんだな。

 

 

 

それは、

 

4切ると

ソウズ待ちにならない

 

ってこと。

 

 

もし、上家が

ソーズの混一色を狙っていたら。

 

絞られるリスクを抱える染め手を

親番でわざわざを選ぶんだ。

そりゃ自分よりもソーズを

厚く持ってるに違いない。

 

 

そんな状況下で

和了りまでに2回、

自分にだけ有効なソウズを引く入り目

要る???

 

 

もし親が一時的にでも押してきたらさ

同色待ちならガチンコよ。

スイスイ他の色打たれて、

スイスイ追い付かれるやね。

 

 

だけど他色で待つことが出来ればさ、

強いよね。(小並感)

 

 

 

んで、進みはまだ東3局。

点数状況的に親も

勝負がついたとは思っちゃいないでしょ。

 

満貫が入るなら、

2向聴くらいからでも押してくる可能性、

あるんじゃん・・?

 

 

 

イイじゃん4!!

場況厨おのだ!!

4打ちまーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

せん。

 

 

 

ね。

そら何故かっちゅーと、

今回は、

上家がソウズ染めの根拠が乏しいからよ。

 

 

手出しの⑥⑧四六、

この悪くない形が配牌にあっても

迷わず染めるヤツおのだ以外おる

ひょっとして、

おのだのファン?

ってまず真っ先に疑うし。

 

 

もし七対子とか縦伸び系の役か

123三色ベースのチャンタみたいな

悪形待ちの未来香る手牌ってんなら

 

こっちは真っ直ぐ行って

好形聴牌入れる方が

速いし強い。期待値プラス

 

 

 

いやぶっちゃけそれだけなら

結構おのだは

4切りまだ優位って思ってるけど

 

パッと見強そうな47p待ち先引きしたら

36p待ちがまーーヨワい。

 

これ上家の初打が7pだったら

確実に4打ってたと思うんだけどねえ・・。

 

 

よって、

大事なことだから何回も協調するけど

今回は、⑤。

 

今回は、ね。

 

 

これが、

場況厨の選択までの

思考プロセスでした。

 

 

 

 

■おわりに

 

まー一口に場況厨といってもね。

 

 

100回のうち、

1回だけ青宣言して

毎回当てに行くタイプやら

 

10回だけ青宣言して

6回当てればプラスでしょ?

ってタイプやら

 

40回宣言して

40個の青全部当てる

ホームランバッタータイプもいるんだな。

 

 

上から順番に

 

白鳥翔・松ヶ瀬隆弥

 

勝又健志・園田賢・堀慎吾・滝沢和典

 

石橋伸洋・鈴木たろう

 

が代表例って感じよ。

 

 

100回のうち

40回の青当てに行ったら

上手くいかないときは

ひでーことになることもあらぁね。

 

 

 

 

あ、ちなみにおのだは

100回中40回青宣言するけど

赤引いても青って言い張るタイプ

だからね。

何なら青く塗るもん。

おれいろに染める。

 

 

 

 

まーでもなんにせよ、

 

星持ちの牌理厨以外は

しっかり場況も学んでください!

 

ってことで!!

 

 

 

信頼度は!

青保留です!!

 

 

また次回!!

 

 


 

 

 

■はじめに

 

 

麻雀でよく遭遇する勘違いの一つに、

 

オリる

という行為は

回れなかった時の苦肉の策

 

というものがある。

 

 

要するに、

回れるのならば

毎局回った方がよい

 

っちゅー盛大な勘違いだ。

 

 

 

 

 

 

 

どげんかせんといかん。

 

 

 

 

どげんかせんといかんよ、

これぇ!

 

 

 

 

往々にして、

回るって言葉を免罪符に麻雀を語る人間は、

 

先制立直者しか見えてねえ場合

がどちゃくそ多い。

 

 

 

ただの他家ケアもできてない

その場しのぎを

回るなんて上手そうな表現で

語ってるだけだ。

 

 

 

回るって行為はそもそも、

保留の判断だ、

ってことに気付かなければいけん。

 

 

 

立直者や、

聴牌者に対する対応は

実は明確に4種類に分けることができ。

 

それらの中から点数状況、

進行状況に応じて

適切な対応を選択するのが本来だ。

 

回る、という行為は

その中の一つでしかないのである。

 

 

 

そう、本稿は、

何かにつけて回る回ると多用する

久保田利伸諸兄に送る啓発本である。

 

もう決して宣わぬように。

 

 

 

 

 

 

 

■聴牌者への4種の対応

 

 

まず、前提として

立直者・聴牌者に対する

4種の対応について理解を深めてもらいたい。

 

 

①押し

至極単純。

立直など見えないものとして押すものだ。

自身が好形高打点や

絶対に和了が必要な局面で選択する。

これもできなきゃ麻雀勝てない。

 

 

 

 

②攻撃的保留

雀頭を除き、

基本自身のメンツを崩すことはせず、

生牌の東やスジなどを押していく。

自身の和了りが有利に作用する局面や

情報が少ない序盤の立直対応などで多用する。

高打点などの理屈で遠くから押す時などにも。

 

 

 

 

③守備的保留(回る)

雀頭や、

時にはターツ・面子にさえ手をかけ、

絶対に振り込まないように

ギリギリまで聴牌を目指す。

形式聴牌を取りたい局面や、

勝負はしたくないけれど

可能な限り捌きたい局面などで使用する。

 

 

 

④オリ

絶対に振り込まないように終局を目指す。

ダントツトップ目状態での立直対応など

絶対に振り込んではいけない局面で使用する。

これは、立直者だけでなく

他家にも気を配りながらの打牌選択が必須。

 

 

 

以上である。

 

上記のうち、

③(回し)を選択するならば

絶対に立直者に振り込んではいけない。

 

 

④を選択するならば、

誰に対しても振り込んではいけない。

 

 

 

正しく理解してほしいのは、

保留的判断が悪と言っているわけでは

決してないことだ。

 

 

上級帯では、

立直に対しての何切るにおいて

 

この牌切りは攻撃的保留

この牌切りは守備的保留

オリるならコレ

 

といったように、

全て理解した上で選択をしている。

 

 

立直に対して

 

押す・引く・回す

 

の3択じゃあないのだ。

 

 

まずはこの4種類の対応を理解してほしい。

 

 

 

 

■練習問題

 

 

さて、

では4種の判断が出来ているかどうか。

それを練習問題で明らかにしてみよう。

 

 

<問>

相手から立直が入った時、

相手の河および

自身の手牌は以下だった。

 

河:

白:麻雀王国南:麻雀王国八筒:麻雀王国白:麻雀王国九索:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬横:麻雀王国

手牌:

二索:麻雀王国三索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国二萬:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国東:麻雀王国北:麻雀王国北:麻雀王国

 

 

この時、

押し攻撃的保留守備的保留オリ

をそれぞれ選択したとき、

巡目が進むものと仮定して

それぞれの立場で2牌切れ。

 

なお、間のツモ牌および

立直者以外の河は考慮しないものとする。

 

 

回答を

①押し

②攻撃的保留

③守備的保留

④オリ

でそれぞれ初手・2手目と、

順番に2牌考えたうえで、

ページをしたにスクロールしていただきたい。

 

 

 

 

 

 

■回答解説

 

さて、

回答について解説していく。

 

河:

白:麻雀王国南:麻雀王国八筒:麻雀王国白:麻雀王国九索:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬横:麻雀王国

手牌:

二索:麻雀王国三索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国二萬:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国東:麻雀王国北:麻雀王国北:麻雀王国

 

 

 

 

①押しの場合

 

正解:東:麻雀王国二萬:麻雀王国 

解説:単純な話、牌理上で進める。

  

 

 

 

 

②攻撃的保留の場合

 

正解:二萬:麻雀王国東:麻雀王国

解説:危険度は大差ないが、

   2軒立直になった場合に

   切り辛い方から切る。

   生牌とスジくらいならば押す。

 

 

 

 

③守備的保留(回る)の場合

 

正解:北:麻雀王国北:麻雀王国

解説:生牌・根拠のないスジには手をかけない。

   かつ保留の為、

   自身手牌の面子には手をかけない。

   東や二を切らねばならない局面で

   押し・引きを判断することになる。

   オリと比較して、

   二軒目の立直に対応が難しい。

 

 

④オリの場合

 

正解:八筒:麻雀王国九索:麻雀王国

解説:立直者だけに安全な牌を

   絶対に先に切る。

   北が3枚枯れていたらなおさら。

   オリたいのに北から捨てて

   二軒立直に対して詰むというプレイは

   ヌルい・オブ・ヌルすぎる。

   オリ優勢の点数状況なら、

   迷わず他家に全く安全でない⑧から行こう。

   原則、

   立直者にのみ安全な牌から切り、

   全員に安全な牌は絶対に手元に残すこと。

   9の方が、⑧よりもワンチャンスであるゆえ、

   他家にも安全度は高いゆえこの順番。

 

 

 

 

以上から一番、

久保田利伸諸兄に何が伝えたいかといえば。

 

 

 

オリたいのに、北から切る。

これは、アリですか?

 

 

 

 

いいえ、

暴牌です

 

 

 

ということだ。

 

しっかりこんなの暴牌なのだ。

 

 

この1牌の切り順で

ひどく後悔する結果になる経験を

おのだは本当に幾度となくしてきた。

 

 

 

そんなかわんねえべ

 

 

 

なんていうゴリラがいようもんなら

おのだは往復ビンタをかましたい。

 

 

そして、

毎局毎局、

どんな点数状況であろうと

回ることを選択する久保田諸兄は

そのアフロをひきちぎってやりたい。

 

 

形式聴牌を目指す

超ラッキーな和了りを目指す

 

この二つが有効な局面でないかぎり、

他家に対してノーガードな回しを選ぶことは

判断ミス以外の何物でもないのだ。

 

 

 

勿論、

全方面への安牌がある場合など

ゆうゆうと回れるような

久保田パターンも存在する。

 

 

それらをしっかりと見極めて。

 

 

また、

点数状況や天王山、

相手の待ちの形や打点感。

 

これらもしっかりと見極めて。

 

 

 

 

何卒、

適切な対応を毎局、

選択してもらいたいとおのだは願う。

 

 

 

 

 

■おわりに

 

 

いやね、

おのだ青保留の麻雀研究所、

その記事たちは。

 

 

単独で読むとただの点、

なんだな。

 

 

だけどさ、

一応これまでの記事を踏まえて

全ての点が線になったとき。

 

 

それらが相互作用するようにできてる。

 

 

この記事も、

悪形待ちの記事も、

トランセル脱却の記事も、

 

守備カテゴリーの

初心者脱却三部作

 

だと思ってもらって差し支えない。

 

 

是非、

全ての記事の内容を

信頼度金保留だと思って読んでいただいて。

 

 

 

あちぃ戦いをしたいと、

おのだは思うのであります。

 

 

 

久々の更新疲れたよ!

ほんじゃ!!

 

 

 

信頼度は!

青保留です!!

 

また次回!!