TVアニメーションを細切れで観た後に、原作を全て買って読んだから、それぞれの版の世界観の違いってのは判っていたけど、実写版はまた別の世界だったなぁ。

漫画の世界を約2時間の枠の中で、映像という手段で表現するのって難しいよね…。

端折るところは端折っているし、深く描かない所はあっさりカットしている。

で、一応全巻分の話のスケールは持たせているからね。

監督さん、悩んだだろうなぁ。

絵と映像との違いがあるとは云え、癖のある創作に携わる世界の人を描くのだもの…。

無から内面を表現する苦闘を、映像と云う在るがままの世界を映す道具で、役者が演じる世界でもって描くのだからね。

同じ創作者として判り過ぎるから、それをコンテに起こす際には色々創作者として加筆したいだろうしね…。

かといって、創作者一辺倒の世界を表現しても、青春映画としてごく平均的な観客の価値観から外れないようにしなきゃならないのだから。

監督さん及びスタッフさんとキャストさんお疲れ様でした。


で、自分も絵を描く事もあるからそう云った視点で観たのだけれども、ハチクロのファンとして観たら、はぐちゃん役の蒼井優さんが、絵の中のキャラより背が高く外見的なギャップはあっても、キャラの空気感とか漂うように演技している内面表現とかが、とってもはぐちゃんらしかったです。

正にベストキャスティングって事なんだろうな。

最近CMとかによく出られているけれども、あんな空気感を演じられたら、そりゃあファンは増えるよねw。

そんなのが、実写劇場版ハチクロを観た感想です。


WOWOWに加入しているけれども、BSを映すのにリモコン一つでチャンネルを変えられる機器状態では無いから、観たい映画物とかかなり見逃しているのだけれども、たまには邦画を観るのもいいかなぁと再認識した夜の一コマでした。