兎と亀 | 人間は考える人である

兎と亀

今日、昨日買った本を読み終った。
最近の読み方は概要しか掴んでいない気がする。

高校生の頃は乱読してばっかりで、でもそれが格好いいと思ってた。
いかに早く読むか、いかに沢山読むかだけを考えていた気がする。
その頃、よく一緒にいた奴がいたんだが、そいつは読むのが遅かった。
でも、口癖のように
“熟読した方がよりその本を楽しめる”
と言っていた。

その時は聞き流していたのだが、最近やけに思い出される。

一冊一冊を大事に読んだあいつと、数だけこなした自分とでは今、差がついただろうと思う。

まさに、兎と亀。

今さら亀になろうとしても、習慣がそうはさせてくれない。

この時代に“亀”を貫いたあいつは、しっから大地を踏みしめ確実に成長しているに違いない。