◆中秋の月・スーパームーン
 秋は一年中で最も月の美しい季節。むかしから「月」といえば「秋の月」をさすことに定められている。
 「はな」といえば桜花をさすのと同じである。・・・春のさくらは霞の空が似合いで、秋の澄んだ空には名月には似合うということでしょうか。暑くなくそう寒くもなく月見には頃合いの季節である。
 ことしは昨日が「十五夜」であり、きょうが「満月」世間ではスーパームーンなって云っているようです。
 名月やうさぎのわたる諏訪の海  蕉村
 月の世界にはウサギが住むというところから、月のよびかたには、玉兎、銀兎、玄兎などというのがあるそうです。

 人工衛星や宇宙ステイションが飛ぶ前は、月は、ロマンに満ちた世界でした。
 日本のウサギは月のなかで餅を搗いているが、むかしの支那では月の兎は仙薬を搗いていたのだそうです
。・・・瑞穂の国の日本と、仙人の出身地である中国との違いがよく判ります。意地悪な目でみると、アンチエイジングの象徴のような不老長寿の仙薬をもとめるのは生への執着が強い民族なんでしょう。ナンテ・・・今じゃ日本もアンチエイジングばやりで生への執着はチャイニーズ以上かも知れません(笑)
 生きるためににはどんなことでもする、嘘をつくなんてことが日常茶飯のことですナンテ民族的な偏見でしょう、その証拠に仙薬を搗くウサギの国に、こんな素敵な詩があります:

 十五夜 月を望む   王建

 中庭 地白くして樹に鴉棲み
 冷露 声無く桂花を湿す
 今夜月明 人尽く望むも
 知らず 秋思 誰が家に在る
 月の美しさをたたえながら友をなつかしむ詩。
 後半の二行にはその思いがこめられている。
 前半は夜景の美しさ・・・地面を白く照らす月明り 木や黒い鴉を浮き立たせ、夜露にぬれた木犀の花の香りは、月世界の象徴です。
 
 詩の中の桂花とは、日本でいう桂ではなく、金木犀の花のこと。昔の支那では、月の世界には桂の木が生えていると想像されていた。
 この桂の実を桂子といい、秋風が吹く、と月の桂の実が空から落ちてくるという伝説があるそうです。
 天と地をつなぐ壮大な伝説に思いをめぐらしながら月見をするのも一興であろう。・・・ナンテ今夜はあいにく曇り空です。

◆ 
日月天に麗き、
百穀草木土に麗き、
重明もって正に麗く。
すなわち天下化成す。
柔は中正に麗く。ゆえに亨る。
是をもって牝牛を畜えるに吉。

 これは離爲火の彖伝です。月は坎☵ですからナンテ野暮なことは云わないでください。
 互卦に大きなスーパームーンが輝いています。

 きょうの日筮は離爲火でした。このことだったのでしょうか。

 明ふたつ作る離。大人もって明を継ぎ、四方を照らす。