おはようございます^L^
きょう9月28日は加藤普品先生の命日です。

加藤大岳先生の門下生です。
大岳先生の大きく高くそびえる巨大な山にたいして、並みの品=普品です、と仰っていたそうです。
この名前は おそらく『法華経』の「観世音菩薩普門に由来するのではないかと思います
 先生はこの名前のように周易・五行易・四柱推命の三品に普く精通した偉大な先生です。

きょうは普品先生を偲び、昭和42年4月の易学研究会で「標準卦の設定」について話されたところを掲載いたします:

  ◆標準卦の設定

加藤(普品)氏:

「最近標準卦の設定ということの有難味を特に感ずる様になりました。
・これは先生の発見で真勢の生卦法を一歩進めて自由自在な卦の見方が出来ることになります。
 岳易館で年筮を皆さんに執ってあげておりますが、其の中で学校の教員の方に、

 ☲
 ☵
 未済

を得たといい、私の処で話が出まして、こんな読み方をしておきました。教師の基本卦は☶☵蒙です。蒙の六四に一陽が邪魔しているのが得卦の未済です。前から一年位で教師の職を止めたいと言っているのですが、そのこと未済で、三年位は辛棒しなければならない。・・・得爻は不明でした。

・これは理想卦という程でもありませんが、眼の手術に就いての占です。
 姪が生れたら名前をと頼まれていたのですが、出産してみると牛眼です。緑内障で眼圧冗進のため、眼球が拡張して大きくなってしまう病気です。妊娠中の新薬が原因しての病気であるらしい。
 かかりつけの医師が慶大のため、大学病院へ行ったが、生後一ヶ月の乳児では手術が危険で駄目だと断わられました。それでは駒込病院の眼科が有名なので其方へ行くべきか。
 ☶
 ☶
 艮の初六

 爻辞に其ノ趾ニ艮ルとあって軽々しく医師を変える可きではないと考えました。うまくいけば☶☲賁となり、片限はあく象でもあります。現在の医師ともう一回相談する様に指示しました。
 町医師で手術設備を持たないので其の友人の医師の所で一緒に手術、うまく片方の眼が直りました。角膜移植を伴った難しい手術であったそうです。他の一方には義眼を挿入、顔が歪むのを防ぐためです。
 此の卦は五行易で執ったもので、初爻には辰土兄弟爻を付し、用神の子孫は三爻申金です。そして医師を表す応爻も三爻なので、右の判断を下したという事情もあるのです。
 五行易の時には其の様な卦が与えられ、周易の時は亦周易的な卦が与えられるので不思議です。


・街占で四十才の女性です。手相を見ながら別の仕事を始めようとしている。そうですとの答なので、易で詳しく見る。

 ☵
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 需の九二

 ☵☲既済がある可き姿であるとすれば、其の二爻の処へ陽爻が一本余計に入っています。二位は臣妻の定位なのに別の男性が入っており、沙ニ需ツと爻辞にあります。足が水にぬれて相当深い関係になっていると思う【^L^】。
 五爻定位の旦那さんは坎の主爻で病気であり、そのため事業を奥さんが代って進める立場になった。その事業の協力者としての男性と仲良くなる順序です。
 早く手を切って本来の道に還り、旦那さんの病気療養に尽すことを指示しました」
    ・・・以上、『易学研究』S42年5月号に掲載されたものです。

 加藤普品先生のご冥福をお祈りいたします(合掌)