72候の『麋角解』と『鹿角解』の違いは?
昨日UPした7『鹿角おつる』は間違いで、
正確には『麋角おつる』です。
昨日UPした7『鹿角おつる』は間違いで、
正確には『麋角おつる』です。
72候『鹿角解』・「鹿角おつる」は、夏至の初候のことです。
6月22日の夏至から5日間を『鹿角解ロクカク解く』と言うのだそうです。
6月22日の夏至から5日間を『鹿角解ロクカク解く』と言うのだそうです。
『鹿角解』とは、
しかの角がとれる季節、
鹿は陽に属する動物で、
陰気に触れるとツノがとれるから
ちょうど純陽の卦の乾爲天の初爻に陰陽があらわれる
夏至の初候に『鹿角解く』を当てているのだそうです。
しかの角がとれる季節、
鹿は陽に属する動物で、
陰気に触れるとツノがとれるから
ちょうど純陽の卦の乾爲天の初爻に陰陽があらわれる
夏至の初候に『鹿角解く』を当てているのだそうです。
『禮記 月令』には、
仲夏之月、鹿角解、蝉始鳴 仲夏ノ月、鹿角解ク、蝉始メテ鳴クと書いています。
問題の冬至の次候の『麋角解・ビカク解く』の
麋〔ビ〕とは、トナカイ、なれしか、おおしか、のことで
『麋角解』とは、オオシカの角がとれる時期のこと。
オオシカは陰に属する動物なので、
純陰の坤爲地の初爻に一陽が来復する季節に
『麋角おつる』を当てているそうです。
麋〔ビ〕とは、トナカイ、なれしか、おおしか、のことで
『麋角解』とは、オオシカの角がとれる時期のこと。
オオシカは陰に属する動物なので、
純陰の坤爲地の初爻に一陽が来復する季節に
『麋角おつる』を当てているそうです。
『本草』の麋〔ビ〕の条には:
目の下に二つの穴があり、それは夜暗い時に物を見る目。
*麋〔おおしか〕は沢を喜ぶとあり、「さわしか」として
「麋角解」を「さわしかのつのおつ」と訓むこともあるようです。
牡ハ角有リ、沢ヲ喜ビテ陰ニ属スル。 故ニ冬至ニ角ヲ解ク。鹿ニ似テ色ハ青黒、 大キ子牛ノ如ク、肉蹄、目ノ下ニ二竅アリ、夜目ト爲ス。*ニ竅〔キョウ〕とは、ふたつの穴のこと。
目の下に二つの穴があり、それは夜暗い時に物を見る目。
*麋〔おおしか〕は沢を喜ぶとあり、「さわしか」として
「麋角解」を「さわしかのつのおつ」と訓むこともあるようです。
ただ、トナカイの角は年末から来春にかけて
落ちてしまうそうです。
落ちてしまうそうです。
贈り物で大忙しのクリスマスの季節に
立派な角がなくなるナンテ可愛そうですね、
まるで戦場でカブトを無くしてしまった武将のようで(*^L^*)
立派な角がなくなるナンテ可愛そうですね、
まるで戦場でカブトを無くしてしまった武将のようで(*^L^*)
◇6月の夏至の初候は『鹿角解』で
12月の冬至の次候が『麋角解』ということです。
12月の冬至の次候が『麋角解』ということです。
(上爻) -- ―― --
(五爻) -- ―― --
(四爻) -- ―― ――
(三爻) -- ―― --
(二爻) -- ―― ――
(初爻) ―― -- --
復 姤 解
冬至 夏至 ?月
(五爻) -- ―― --
(四爻) -- ―― ――
(三爻) -- ―― --
(二爻) -- ―― ――
(初爻) ―― -- --
復 姤 解
冬至 夏至 ?月
まだ、スッキリしない漢字で、
シカの角の落ちる時期については疑問が残ります。
シカの角の落ちる時期については疑問が残ります。
私の独断で麋〔ビ〕の含めて鹿の仲間の角が落ちるのは、
易の卦の雷水解のときということにしておきましょう。
そうすれば、問題は「解」けるでしょう(*^L^*)
易の卦の雷水解のときということにしておきましょう。
そうすれば、問題は「解」けるでしょう(*^L^*)
◇鹿の漢字で、面白い字!見つけましたよ。
「鹿」の字を三つ集めた「麤〔ソ〕」という字です。
粗野、粗暴などの「あらい」という意味の字だそうです。
麤悪、麤食、麤衣というように使うそうです。
「鹿」の字を三つ集めた「麤〔ソ〕」という字です。
粗野、粗暴などの「あらい」という意味の字だそうです。
麤悪、麤食、麤衣というように使うそうです。