足利事件、菅家受刑者釈放へ 検察、再鑑定結果受け入れ
日経ネット 2009/06/04
1990年発生の事件ですからもう20年近く経過しているのですね。
ニュースなどでご存知の方が多いとは思いますが、足利事件
でのDNA再鑑定の結果、証拠物件と受刑者のDNA型が一致せず、今日、千葉刑務所から釈放されました。
DNA鑑定のノウハウが少ない時期に発生した事例ですが、そもそも証拠に足るレベルの一致結果ではなかったのに、当時の最新技術で一致したから重要証拠となったと見るのが正しいでしょう。
その辺はこちらのページ
が大変詳しく書かれており、参考になりました。
最高裁ともあろうものが、これだけの過ちを犯し、再審要求中に時効を迎え、真犯人を裁く術を放棄してしまったのです。
それ以上に、受刑者の一生に拭いさる事が出来ない大きな傷をつけてしまったのです。
このことに対する贖いは刑事補償と国家賠償請求とによるもののみではなく、国家賠償請求訴訟の中で、当時の法曹関係者の責任を明確にして欲しいものです。
裁判員制度が始まる中で、裁判で示される証拠はすべて事実ではなく、裁判員自身の判断で黒白をつけなくてはならないということ、そした、その判断の結果下される判決というものを考えると、実に重い責任であると感じます。
細かい解説はニュースサイトに譲りますが、「間違いを犯してしまったと感じた時に、すぐに手当てを行うこと」の大切さを感じました。
似た言葉で「『何が分からないの?』質問に対して、『何が分からないのかが分からない』と答える勇気」を思い出しました。
受刑者ご本人と支援をなさってきた皆様、本当にお疲れ様でした。
最後になりましたが、犠牲者の方には哀悼を。