今日は私のことを話そう。
あくまでこれは前向きな話であるということを前提に。
私は、前向きに頑張ろうぜ!!みたいな曲とは裏腹に
腹の中から湧き出るような負の感情を歌にすることも多く、
その感情が生まれ、歌詞になり、歌に出来る説得力をもたせたいと思う気持ちもあって書いています。
自分が可哀想だとは一切思っていません。
現在進行形で自律神経失調症と逆流性食道炎を抱えている私は、
過去にうつ病とパニック障害を患っていました。
うつ病についてはもう7年以上前の話ですが。
パニック障害が再発したのは2年前だったかな。
今はもはや治ったのかどうかわからない状況です。
なぜなら自律神経失調症と逆流性食道炎が同じような症状を持っているから。
でも乗り物酔いしなくなったということは、治ったのかな?とも思います。
ただ、体重が激減しだしたのはこの頃からだったと思います。
「ご飯食べて」とよく言われるんですが、食べてるんですよ(笑)
自分が食べられる範囲でしか食べられないので、量は確かに少ないんですが、
それ以上に食べると逆流してくる恐怖があって食べられないんです。
ちなみに食べ過ぎた時はしばらく動けなくなります。吐き気で。
さて。
これは初めて話す話。
過去に、あるきっかけでリストカットとODをしたことがあります。
リストカットとは言っても未遂で済んだり、本気で切ったのは2回ほど。
ODは、簡単に言うと、薬を過剰摂取することです。
ODをしたのは1度きり。
きっかけについては話せませんが、あることをきっかけに。
その時は特に何もなく眠りについて、翌日起き上がろうとしたら身体が斜めに傾いて
そのまま倒れこみ、すぐに吐き気が襲ってきて、
急いで動きづらい身体を起き上がらせて壁に激突しながらトイレへ。
嘔吐とめまいが止まらず、一気に現実へ帰ってきて異常な恐怖を感じました。
その後からは血尿も出だし、しばらく身体がおかしい日々が続きました。
これをきっかけに何を思ったか。
腕を切るのも、薬を過剰に飲むのも、
死にたくてやったかなんて分からないってこと。
何も分からないんですよ。
プラスでもマイナスでもない、何も分からない状態。
精神病は脳の病気と言われるようになりました。
ノルアドレナリンとセロトニンが不足し、起こる症状。
言葉にするのであれば、
本当は生きたいのに、生きることが分からなくなる状況。
一人じゃないのに、孤独が襲ってくる。
やってみようと思って体験したって分からない世界です。
貴方の中のノルアドレナリンとセロトニンが異常値になるまで追い込まれてみないと
たとえ腕を切っても薬を飲んでも分からない世界。
そんな世界で生きる人たちがいます。
私は依存せずに済みましたが、それを繰り返す人たちがいる。
彼ら彼女らに何があったのか。
たとえ聞いても私にもその人たちの気持ちはきっと理解できない。
その人たち同士でもきっと理解できない。
貴方は貴方にしか分からない孤独を抱えていて、
その孤独から抜け出したくて行為に及ぶのでしょう。
そこから脱したくて、リスカやODをしなくても自立して生きていこうと必死に頑張っている人たちもいて、
上から目線で申し訳ないですが、とても感動的なことだと思います。
そんな人たちの救いになりたいと私は思って歌っています。
私はたった1度きり、たった数回の経験しかないけれど、
貴方たちが見たような世界をきっと一度は見たんだと思います。
貴方は貴方のままでいい。
貴方が誰かと同じになる必要はないし、
貴方が誰かに責められる筋合いもない。
貴方はきっと知っているはずです。
自分が誰かに求めているものを。
それを自分から発していけば、貴方の未来は見えてくるかもしれない。
私は貴方の気持ちを理解できなくても、
貴方が感じたことがあるであろう想いを歌にして、
貴方が独りで抱え込まずに吐き出す場所を作りたいと思っています。
どうか、生きて。