こんにちは。
今年から双子と私自身のやりたい事や夢を叶えるために

島暮らしと町での2拠点生活を始めた、
「人生を好転させるワクワク脳」を探求している
Akemiです。

 

 

この夏休み、中学生の娘が作文を書きました。

テーマは「小さな親切」。

 

「ママ、読んでみて!」

そう言って見せてくれた作文を読んでいたら、なんだか胸がいっぱいになって、涙が出そうになりました。

そこには、少し前に娘と話したことが、娘自身の言葉になって書かれていたからです。

 

中学生になってからの娘は、とにかくエネルギッシュでした。

勉強、学校生活、部活、水泳クラブ、塾。

どれも一生懸命で、

「忙しいけど楽しい!」

と言いながら、どんどん新しいことにチャレンジしていく。

 

そんな娘を私は頼もしく、嬉しく観ていました。

 

その一方で、

「ちょっと頑張りすぎていないかな?」

という気持ちも、ずっとどこかにありました。

 

夏休みに入ってからはさらに忙しくなり、

朝から部活。

帰宅したら夏休みの宿題や塾の課題。

夕方から塾に行き、そのまま水泳クラブへ。

土日も部活と水泳。

そんな毎日を送っているうちに、少しずつ娘の表情や取り組む姿勢に疲れが見えるようになりました。

 

娘は以前にも、

「足が速くなりたい!」

と自分でトレーニングメニューを考え、頑張りすぎた結果、身体を痛めてドクターストップがかかったことがあります。

 

だから私は、娘と少し話をしました。

頑張ることが悪いんじゃない。

夢中になれることも、努力できることも、あなたの素敵なところだとママは思ってる。

でもね。

「今、自分の心と身体が何て言っているのか、一度立ち止まって感じてみてほしい」

そんな話をしました。

 

そして、

「結果が出ても、出なくても、あなたの価値は変わらないよ」

「頑張っているから大切なんじゃなくて、あなたがあなたでいること自体が、ママにとって大切なんだよ」

そんなことも伝えました。

 

娘はその時、涙を流していました。

何かを言葉にするわけでもなく、ただ静かに泣いていました。

私はその涙にどんな気持ちが入っているのか、全部は分かりませんでした。

だから、それ以上答えを求めることはしませんでした。

 

そして先日。

娘が書いた作文の中に、

「心と体の声を聞く」

という言葉を見つけました。

 

その一文を見た瞬間、

「あの日の話、ちゃんと娘の中に残っていたんだ」

と胸が熱くなりました。

 

そして私は娘に、もう一つだけ話をしました。

「“聞く”と“聴く”って、少し違うと思うんだよね」

私が誰かの話を聴く時に大切にしているのは、

ただ、その人が話している言葉を聞くことだけじゃない。

「この人は本当は何を伝えたいんだろう?」

「言葉になっていない気持ちはないかな?」

「この言葉の奥には、どんな想いがあるんだろう?」

そんなことまで感じながら、心を向けて“聴く”ことを大切にしているんだよ。

だから、

自分の心と身体の声も、ただ「聞く」のではなく「聴く」ことが大切なんじゃないかな。

そんな私の想いを伝えてみました。

 

すると娘が、目をキラキラさせて、

「そうだ!それだ!」

と言ったんです。

 

そして、

「私、“聴く”に書き直す!」

と。

 

たった漢字一文字。

でも私には、その一文字がとても大きなものに感じられました。

 

疲れた。

苦しい。

今日は休みたい。

もっとやりたい。

楽しい。

悔しい。

本当はちょっと嫌だ。

私たちの心や身体は、毎日いろんな声を出している。

 

でもその声は、大きな声とは限りません。

 

むしろ、

「なんとなくしんどい」

「なぜか気が乗らない」

「楽しいはずなのに笑えない」

そんな小さな違和感として現れることの方が多いのかもしれません。

 

だからこそ、自分に心を向けて、

「私は今、何を感じている?」

と聴いてあげる。

 

そして今回、もう一つ私が気づかされたことがあります。

親が子どもに伝えた言葉は、その場ですぐに答えが返ってこなくてもいいんだということ。

 

あの日、娘は泣いていました。

私は、

「伝わったかな?」

「どう思ったのかな?」

と思いました。

でも、すぐに答えを出さなくてもよかったんですね。

 

娘の中で娘なりに感じて、考えて、時間をかけて自分のものにしていた。

 

そして夏休みの作文という、全然違うところから芽を出してくれました。

 

子育てをしていると、

子どもを正しい方向へ導かなきゃ、

何かを教えなきゃ、

困らないようにしてあげなきゃ、

と思ってしまうことがあります。

 

でも最近の私は、少し違うことを感じています。

私が子どもたちにしてあげられる大切なことの一つは、

「安心して自分の心の声を聴ける場所でいること」

なのかもしれない。

 

嬉しい時も。

悲しい時も。

頑張りたい時も。

休みたい時も。

迷っている時も。

どんな自分でもここにいていい。

そんな安心安全な場所でありたい。

 

そして、これは子どもだけではなく、私自身にも同じことが言えるのだと思います。

 

「もっと頑張らなきゃ」

「ちゃんとしなきゃ」

と自分を動かす前に、

私自身も、

「私は今、本当はどうしたい?」

と心と身体の声を聴いてあげたい。

 

子どもに教えているようで、

いつも子どもから教えてもらっている。

 

今回も娘の作文を通して、そんな大切なことをもう一度教えてもらいました。

 

「聞く」から「聴く」へ。

たった一文字だけれど、

そこには、

自分自身を大切にして生きるための、とても大きな意味があるように感じています。

 

これからも親子で、

自分の心と身体の小さな声を、

ゆっくり、丁寧に、

聴いていけたらいいなと思います。