エックハルトより



『光と影は両立しえない。



神はみずから真理であり光であ 

る。


だから神がこの神殿に入るときは、

そこから無知を、つまり闇を追い払

い、光と真理をもって自分自身を顕

わすのである。


真理が認識されると商人たちは立ち

去り、




そして真理はいかなる取引も求める

ことはない。



神は自分自身のものを決して求めな

い。


全てのわざにあって神は縛られず自

由であり、



真の愛から働くのである。


神とひとつとなった人間もまたまっ

たく同じようになすのである。


その人は自分のすべてのわざにあっ

て縛られず自由であり、



ただ神の栄光のためにのみ働き自分

のものを決して求めることがない。



つまり神が彼の内で働いているのである。』






ここで言う私達は商人だ。



キリストはその一切のものを追い払い、神の神殿に於いては、個人の所有する全てを捨て去り、神の祭壇に捧げる覚悟をしなければいけないのだと。


全ては神の力によるものであり、

決して自分自身の力によるものではないからだと思う。



神にのみサレンダーしてゆかねばならない。



いよいよ覚悟する時が来ているのだ。