柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2018 舞台『にんぎょひめ』 | あおちゃんのブログ

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よろしくお願いします(^ω^)

7月16日に柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2018 舞台『にんぎょひめ』を観に行ってきました。


【王子公演:北とぴあ ペガサスホール(東京)】


この公演を観に行こうと思ったのは、今井由希さん がご出演されるからです。



柿喰う客
こどもと観る演劇プロジェクト2018
舞台『にんぎょひめ』

原作:アンデルセン「人魚姫」
構成・演出:中屋敷法仁

舞台『にんぎょひめ』  



【公演期間中】
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★









『にんぎょひめ』のお話知ってたから柿喰う客版はどうなるんだろうと
楽しみにしていたら、躍動感に溢れ役者さんがかわいらしく、40分に
凝縮されるも感性が刺激されて大人のお友達も存分に楽しめる公演でした!!



舞台が始まる前に、キャスト陣が会場に入って来るや原田理央さん、
今井由希さん、永田紗茅さんが会場全体を使ってしりとりを始めだすの。


時には、お客さんにヘルプしてもらったりで(^ω^)


「り」のループ攻めが面白かったです。



大村わたるさんの舞台観劇の諸注意も大村わたるお兄さんって感じでした。



舞台が始まると、役者さんの台詞が共鳴していくようなリズミカルな
展開に、ワクワクしていると大村さんが「昔々あるところにお姫様が居ました。」
という台詞から女性陣3人が「はーい!」と声をあげて(笑)(笑)(笑)


お姫様1人のところ立候補3人(^ω^)


誰がやるのか決めていなかったらしく、この人がお姫様が良い人!?って
やり出す件(笑)


3人のうち誰にも手をあげなかったお客さんに向けて大村さんが「僕にやって欲しいって
ゆうことですか?」と投げかける件も笑ったー!


大村さんの出した答えは、みんなお姫様♪(うまくまとまるからとのこと)


きれいでかわいいお姫様は3姉妹。すてきな歌声も持っていて。


一番のチャームポイントは、長い足がありません。足の代わりにお魚の尾っぽ。
人魚のお姫様なのです。


由希さんは次女だった記憶♪


3人の人魚姫は海の底で遊んで暮らしていたんだけど、海の上に興味を持ち出し
大村さん演じるお母さんに語りかける。


大きくなったら見に行ってもいいよと。


1番目のお姉ちゃんが12歳になって見に行くとキラキラきれいな世界だったと。
だけど一番いいのは海の底のおうちだって。1番目のお姉ちゃんは原田さん。


2番目のお姉ちゃんが12歳になって見に行くといろんな音がある世界だったと。
だけど一番いいのは海の底のおうちだって。


3番目の一番妹が12歳になって見に行く。2人のお姉さんと共に。
人間を発見して3女が声をかけると長女に注意されちゃうの。


次に3女が砂浜を発見して行こうとするんだけど次女にあがっちゃいけないわと
注意されちゃうの。
いろいろと教えてくれるお姉ちゃんたち。


私たちは人魚姫、住む世界が違うのよ。のあとの御意が魚(ギョ)にかかって
んのかなぁと思いながら応答が面白かったなあ。


舟がやってくる。船の上で人間たちがパーティーをしていて、王子様の誕生
パーティーが開かれていた。すると3女はその王子に恋をしてしまったみたいで。


お母さんにまた海の上に行きたいとお願いするも怒られちゃうのダメって。


そんでもってお母さんが用意したおやつが「プランクトンのスムージーよ♪」(笑)


3女が会いたいなあって願っていると、王子様が船の上から海に落ちちゃって
会えるの。3女が王子様と暮らせるからめでたしと思っているけど、人間は
水の中では生きられないこのままだと死んじゃうわって教えてもらって。


海の上に王子様を連れて行ってくれる3女。砂浜の上にあげると人間が来ちゃって
岩場の影に隠れる3女。


助かった王子様は誰が助けてくれたんだろう!?ってなってるの。


3女は助けたのは私ですって伝えることができないの。


そのまま3女は家に帰るとお母さんに怒られちゃって鱗を一枚剥がしますと。


海の上で王子様と一緒に暮らしたいと思う3女。


「会場の思春期の娘を持つすべてのお母さま方とお父さま方。」とお母さんas
大村さんが呼びかけてアドバイスを求める件(^ω^)


⇒からの、インターネットの投稿するお母さん(笑)


「海の魔女の所に行ってみよう!あの人ならいい知恵をくれるはずよ!」と

海の底のもっともっと深くにいる海の魔女の元へ。


そこに居た海の魔女as大村さんの面白さ(^ω^)


お魚の尾っぽを捨てて人間になるしかないと海の魔女が魔法の薬を差し出す。


これを飲むとお魚の尾っぽは消えてなくなって2本の足が現れるって。


足が痛くなるって魔女の説明に「痛そーーーー!!!」って声をそろえてたの
楽しかったなあ。


3女が「やりますっ!!」って。一度、人間になると戻れないけど「やりますっ!!」って。


人間になれたとしても王子様と結ばれる可能性が無くとも。


王子さまからの愛情をもらえなければ、泡になってしまうらしい。


魔法の薬は3女の舌と引き換えだとのこと。


ここで、大村さんが状況説明に入る流れが面白い!!


3女は舌を出して魔法の薬と引き換えるの。


舌を取られた人魚姫は話すことが出来なくなる。


海の上へと旅立ち、砂浜で魔法の薬を飲むと足が生えて来るの。すごい痛みとともに。


叫びたくても舌がない。2本の足で痛みに耐えながら歩きだし、王子様が居るお城へと
たどり着くの。そこではダンスパーティーが。


足がめちゃめちゃ痛いのに人魚姫が痛さをこらえて素敵に踊るの。


すると王子様がそれに気づいて、語りかけるんだけど話せない人魚姫。


しかし、王子様の方から気に入ってもらえて、こんなにも早く王子様
からの愛情をもらえるなんてね。


王子さまからは身の回りの世話をする働き係プラス踊ってもらうことを
人魚姫にしてもらうの。


大変だったけど、王子様と暮らせることが嬉しいから頑張ってたみたいで。


原田さん&由希さんのお姉さんが心配になって見に来てくれるの。


そしたら3女が笑顔で手を振って、幸せならよかったわと別れを告げて
海の中に消えてゆくの。


王子さまからの愛情をもらえなければ、泡となって消えてしまう。


人魚姫がお城で暮らすようになって1年が経過する。


働いて、働いて!踊って、踊って!!


こんな暮らしがずっと続くと思っていたのに、ある日、
「今まで、僕の側に居てくれてありがとう。もう、僕のお世話はしなくてもいいよ。」
と言われて王子様の側でのんびり暮らせるから嬉しくなると、
「僕のお世話はお嫁さんがするよ。」って言われちゃって・・・・・・。


王子様は隣の国のお姫様をお嫁さんにもらうの。


お別れ。


この展開に、原田さん&由希さんが良く分かんないんだけどと大村さんの
元に詰め寄る展開(笑)


「働く」、「身分」がキーワードだと大村さん。働くは雇用関係だって説明
し出したら、原田さん&由希さんがごちゃごちゃ言い出しちゃって、大村さん
がだったら王子様に直接聞いてみよう!ってことになって、

「かわいいかわいい女の子、僕は君のことがとても好きだよ。僕は君の踊りが
とても好きだよ。でも、僕は君をお嫁さんにはもらえやしない。」
好きだからって、勝手気ままにお嫁さんには貰う事が出来ないんだって。


その後に、隣の国のお姫様のことを好きにならなければいけないんだ。


って王子様が言った台詞がすごく印象強いよね!!


王子様から一緒に船に乗って、お嫁さんを迎えに行こうと言われる人魚姫。

せつねえ。最後の船旅とか。


王子様の結婚を祝うパーティーの景色、音は、人魚姫がはじめて感じたそれとは
全然違うものだったんだろうなあ。


王子様のリクエストにこたえて最後の踊りをする人魚姫。


胸を切り裂かれるような痛さのほうが強かったであろう人魚姫。


何もかも失ったのに、明日には泡となって消えてしまうなんて。


王子様が眠ってしまった頃、お姉ちゃんたちがやってきてくれて、
泡になってしまうのを止める方法があるって。


魔法のナイフを王子様の心臓に差して、流れる血を自分の足に塗り
たくるのですと。そうすればもう一度人魚に戻ることができるんだって。


目と耳を魔女に差し出して、魔法のナイフを持ってきてくれたお姉ちゃんたち。


人魚姫は魔法のナイフを持って王子様の部屋へ向かう。

一緒になれない王子様。


さようなら、さようなら。


王子様が寝言で人魚姫の名前を呟くの。人魚姫は、遠く遠く海の彼方に
投げ入れてしまう。


人魚姫は王子様にお別れのキスをすると、海の中に飛び込むの。


身体は泡になって溶けて言ったかのように思われた。


「どこへ私行くのでしょうね。」


泡になった人魚姫は海の中をふわふわと漂う。


遠くにお姉ちゃんたちの姿が見えて、お姉ちゃんたちの目も耳も元のまま。


魔法のナイフを使わなかったから元に戻ったみたい。


泡になった人魚姫は海の中をふわふわと漂う。



人魚姫がこの後どうなるかは決めていませんでしたと大村さん。


もう一度、人魚に生まれ変わってほしい人。


今度は、人間に生まれ変わってほしい人。


このまま、泡になって自由に漂い続けてほしい人。


結果は、なんでも大丈夫。


人魚になっても、人間になっても、あぶくになっても、きっときっと、
一生懸命生きてゆくことでしょう。


素敵な終わり方だったなあ。



柿喰う客の『にんぎょひめ』は人魚姫たちがメイド服姿でお芝居を
展開していくんだけど、お芝居の魅せ方のセンスが抜群でしたね!


ファンタジーさを言葉を身体で表現していくのがお芝居観たなあああって
感じられました!



■キャスト
大村わたる
原田理央
今井由希
永田紗茅


■スタッフ
原作:アンデルセン「人魚姫」
構成・演出:中屋敷法仁


そんなこんなで。


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