エアースタジオProduce公演 舞台『MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』 | あおちゃんのブログ

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よろしくお願いします(^ω^)

2月27日(土)にエアースタジオProduce公演 舞台『MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』
ソワレ公演を観に行ってきました。


この舞台を観に行こうと思ったのは、ともにゃんa.k.a.森岡朋奈ちゃん がご出演
されるからです。


2009年と2011年に観劇しているMOTHER、5年ぶりの観劇だあ。



Air Studio Produce公演
舞台『MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』

脚本・演出:藤森一朗


MOTHER



大東亜戦争で美しい日本、両親、愛する人を守るために特攻隊員として命を
散らせた日本の若者達と彼らの母、鳥濱トメさんの物語。


日本が戦争をしていた当時、"特攻"という自らの命を犠牲にして国のために
戦う戦法「爆弾を搭載した軍用機や爆薬を載せて乗組員ごと敵に体当たりする」
が行われ特攻隊として選ばれた日本の若者達の乗組員は生還する可能性など
皆無に等しく「死」が待ち構えていたのです。


九州で「富屋食堂」を営み、多くの特攻隊の面倒を見て、"特攻の母"と呼ばれた
鳥濱トメさんを大林素子さんが演じられていて、前回観た時の公演でもご出演
されていた役者さんが数名いらっしゃいました。


MOTHER、劇中に溢れる涙が止まりませんでした!


「ハナミズキ」を聞くとMOTHERをいつも思いだす。


これからも毎年続いて行くMOTHERを一人でも多くの方に、この舞台を本当に
観て頂きたいです。


今回出演してくれた森岡朋奈ちゃん本当に良かった(・_・、)トメさんの娘役として
新国立で演じる姿を観れて泣きっぱなしでした。舞台上で魅せる表情から気持ちが
すんごい伝わって来るの。本当に素晴らしかったです!
改めてともにゃんのお芝居が大好きなのを噛みしめて終演後、劇友さんと一緒に
飲んでたら終電でした!



舞台が始まると、時は出撃。
第二十振武隊、第四十三振武隊、第五十一振武隊、第百十七振武隊と
次々と特攻隊員たちが規律正しく歩を進めていく。


ともにゃん演じる礼子が語る「あの方たちは、なぜ…。」と続ける語りが
幕開けすぐに沁みたよね。


藤森太介さん演じる警察署長の福田勉がやってきて、礼子が話しかけられ「富屋
食堂」へ向かう。食堂へ入ると佐々木絵梨花さん演じる礼子の姉の美阿子が
お茶を持ってきてくれてからトメさんと署長が話す雰囲気は、敗戦後の日本。
礼子が落ち込んでいる雰囲気でそれを察することが出来たよね。
日本に爆弾が投下されたのは特攻隊のせいであるとか、こんな負け方するなら
特攻なんてするもんじゃなかったって事後で言ってはいけないよね。
特攻して行った彼らがいたから今、この平和な日本があるんだから!!


シーンは、戦時へ。食堂内では、特攻隊員たちが特攻前に歌いあっていたり、
食堂内の花を生けていたり、手紙を書いていたり…。


食堂では隊員たちが鍋焼きうどんや、げんこつ揚げを頼んでいたりする中、
頼まないものもいてお金がないけどお腹がすいている子にも鍋焼きうどんを
持ってきてくれるトメさんの優しさ。


礼子がなでしこ隊のみんなと食堂にやってくるとなでしこ隊の女の子たちが
特攻隊員のみんなへ作った人形を次々と渡していくのね。渡す女の子ともらう
特攻隊員たちの嬉しそうな表情すごく良かったなあ。そして、人形をもらった
特攻隊員たちと渡した女の子たち両者を優しく見つめる礼子が素敵すぎて
序盤から爆泣き(;ω;)うぅ←このシーンすごく良かった!


同期の桜を歌う特攻隊員たちとそれを見守るなでしこ隊。
隊員たちをみんなが拍手で盛り立ててくれてね。
最後の演芸会があるみたいなんだけど、なでしこ隊は一緒に行けないらしく
でも先生に頼んでみようってことになって第四十三振武隊のみんなは
今を楽しんで生きてたんだな。
第二十振武隊はそれにはいかないって方針みたいだったけど、三澤康平さん
演じる野村幾一郎が行きたそうで、上司からOK出してもらえて良かったよね。


天気が悪く特攻隊として出撃することに失敗した五代了平さん演じる穴井利夫
が帰ってくると顔面がが殴られたアザだらけになっていて、目をそくけたく
なるほどでした。なんで、そんな暴力が必要なんだよ!!!
猪狩賢二さん演じる大原誠少尉とトメさんが穴井の夢の話を聞いてくれててね、
それが普通のありきたりな生活を送りたいとゆう、最高の夢なんだよね(;ω;)
幸せな叶わない夢。


今、ここにいることが夢なんじゃないかって思ってしまうという特攻隊員の
言葉がすごく響きました。
チエコとの新婚生活を空想している時が生きているって感じるって。
穴井の夢を聞いたトメさんが「チエコさんは穴井さんにこんなに想ってもらえて
幸せ。」って言ってくれるのほんと優しく沁みたなあ。
チエコへ遺書を書くように言われて書きはじめる穴井…。


大原少尉がお風呂に入りたいと言うと、すぐに用意してくれるトメさん。
トメさんほんと優しいよ。そして大原少尉はトメさんを手伝うってなんだか
その光景が母子のようだったよね。


お風呂に向かった大原少尉の遺書を読む穴井。両親、妻に向けた知れて、
人の想いは一緒なんだって嬉しかったんだろうなあ。


先ほど食堂を出て行ったみんなが帰ってくると、先生が居て、特攻隊員の
みんなとなでしこ隊が一緒に行けたんだね!って思えて嬉しかったな。


シーンは、敗戦後に戻ると、特攻隊員は日本人だけでなく朝鮮人も居たと
言う事実が語られる。特攻に出た隊員は韓国では非国民扱い。
その隊員と言うのが申大樹さん演じる金山文博。
金山さんは騙されて特攻に言ったのではない!トメさんは総てを知っていて
それを語り継いでいくことで彼らの想いを忘れさせやしない!って強く
想ってくれていたんですね!


シーンは、戦時へ。いよいよ明日突撃だと神妙な表情で金山が食堂に
やってくる。金山の想いは少しでもトメさんたちと一緒に過ごしたくて。
そんな金山を自分の息子のようにかわいがってくれていたトメさん。


大谷速人さん演じる川谷渉は、明日特攻で死んでしまうかもしれないと
言うのに結婚したい女性が居ると両親に話すんだけど、そんな前夜に死ぬ
人間と籍を入れる?最後の日なんだから家族だけで過ごすのが当たり前だ!
と衝突するところ(;ω;)渉を想う女性の気持ちだってあるのに。
その現場に川谷の隊長が奥さんには、明日、明後日、来年、10年後、20年後
と未来が来るって言葉をかけながら説得してくれていて、それを心配そうに
見つめるトメさん。
坂口さゆりさん演じる綾子と少し外を散歩し、この散歩が2人の最後だと
語る川谷。川谷は両親、綾子ともに過ごそうとはしなかったね。最後の日に
こんな風にならなくちゃいけないなんて辛すぎるよ。


金山と美阿子が畳の部屋にいる所に、何かを後ろに隠してやってくる
礼子が差し出したのは自分が金山のために作った人形なの。もうね、
後ろに隠して持ってくる礼子がほんとかわいかった。そして、金山を
見てる礼子の表情がその人のことをしっかり想ってる!ってゆうのが
すごく伝わってきました。ともにゃんMOTHERで観ていて感じたのが人を
観る時の表情がこんなにもあたたかいかよ!ってすごく想ったの。
ほんと素敵でした!!
お姉ちゃんもお人形渡してくれてた(^ω^)


特攻隊員は自分たちが持っている写真をトメさんに見せて、自分の
家族を紹介してたりね。出来上がっている信頼感というか、ひとつの
家族を感じたよね。


菅裕輔さん演じる柴田正男が特攻の出撃に失敗して、顔にあざを作って
食堂に帰ってくる。そんな柴田を優しく迎え入れるトメさん(;ω;)


『戦争とは、じじいが初めて、おっさんが命令して、若造が死んでいく物語。』


国のために家族のために死ねるのは若造だけなのだ!!


死ぬまで丁寧に扱ってほしいって言葉(;ω;)


トメさんだって苦しい中、食堂を経営していて自分の家のタンスとかを売り
に出してまで、焼酎やお米と物々交換して揃えてくれててね。すごいよ!


そんな風に特攻隊員たちに分け隔てなく優しくしてくれているトメさんなのに
町の人たちは、色々言って、知りもしないで!ってすごく感じた。


柴田が帰ってきたときに食堂を出て行った礼子が、和栗みゆさん演じる森要子を
つれて帰ってくると、特攻隊員の写真が欲しいとお願いをする。
そこに現れたのは、憲兵たち。高圧的な態度で、特攻に失敗した者への暴力。
その様子に顔を背ける礼子と要ちゃん。見ていられないよね…。
割って入るトメさんまで殴る憲兵たちの横暴さ!ふざけてる!!
それに特攻隊員のみんなが止めに入ってくれてた(;ω;)


川谷の両親が旅館へと戻る。その後、川谷が食堂へ戻ってくる。
食堂に来るのも最後の日になると特攻隊員みんなからトメさんたちに向けた
「ありがとうございました!」って言葉が(;ω;)うぅ
特攻隊員たちに深々と礼をしてお別れをするトメさん。


トメさんたちの晩御飯は特攻隊員たちに振る舞っているごはんのそれとは
全然違っていて、質素なものを口にしている。それを一緒に囲みたいと
言う金山。
鳥濱家のみんなと一緒に最後の食事をするときに、特攻に志願した金山
の話は自分の意志を強く感じたよね!朝鮮人としての誇りを感じた!
ごはんを用意する姉妹。明日、見送りにって約束してたり会話する中で
金山を観ている礼子観たらまたぶわっ(;ω;)と来ちゃったよ。
ともにゃんの表情がほんと優しくて。
自分の国の歌を歌ってくれる金山。礼子は一緒に口ずさもうとしてくれてたね。
そして、最後の別れ。
外で金山の隊長が待っていてくれて、ちゃんと別れは出来たのか?って
理解してくれる所、素敵な隊長さんだなあってすごく感じました。


戻る道すがら、隊長が金山のために死んだときの集合場所の約束
を話してくれたり、金山の祖国の位置を調べてくれていて祖国遥拝を
事前にしてくれる所、すごく沁みた(;ω;)泣きすぎてる


シーンは敗戦後へ。
負けるのが分かっていたとしても特攻に散って行った若者。
勝と信じた子もいれば、みんながそれそれの理由があり。
生き残った者が特攻が失敗だったなんて口に出してはいけないのだ!
みんなで若い子達を追い詰めた現実。
憲兵隊に殴られたときだってその若い子たちが一番最初にトメさんを
守ってくれてね。こんなに優しいみんながね(;ω;)


このあとにともにゃんのナレーションの音声が流れるんだけどそれも
めっちゃ泣けた!



シーンは、再び戦時へ。
食堂でシューベルトの野ばらを歌う女学生。小さい女の子がその歌声に
リズムを取ってる姿がかわいいね。溝口凛凪ちゃん演じる大石静江。
しーちゃん(^ω^)しーちゃんが大好きな歌なんだよねこれ。
しーちゃんが平安伸伍さん演じるお兄ちゃんの大石清にあげようと作って
くれていた花飾りが壊れちゃったと2人で直すために花を摘みに外へ。


食堂の奥では礼子たちがトランプしてたよね。ここでともにゃんの雰囲気
から察したのは礼子が持っていたババが隣の人に行ったんだよね。だって
礼子ニヤリってしてたんだもん(^ω^)そんな姿も観れてよかったな


大石兄妹は家族2人きりなんだよね。お兄ちゃんは自分が稼いだりしたお金
をほとんど妹のために貯金してくれててね(;ω;)いとこも心配してた


食堂に「主人はまだ帰ってきていないですか?」と尋ねる江守沙矢さん
演じる久保田喜美子。隊長さんの奥さんなんだけど、隊長が自分が特攻隊
であることを明かしていないの。食堂で待つ妻の姿がすごく不安そうだったよね。
「みなさんは特攻隊なんですか?あの人は特攻隊なんですか?」と食堂に居る
兵隊さんに声をかける妻。


トメさんが憲兵隊に捕まってしまったという事実に特攻隊員たちみんなが食堂
を出て駆けつける。


柴田が要ちゃんを探しに食堂にやってきたけど、居なくてあのときお願いされた
写真を持ってきてくれてたんだね。写真の裏にメッセージをかき、食堂のテーブル
の上におきその場を去る柴田。帰り際に鉢合わせをするんだよね。だけども、
普通に別れる柴田と要ちゃん。←柴田ひとこと位言葉をかけてあげても良かったのに。


食堂の近くにいた要ちゃんに声をかける、河野うさぎさん演じる堀川むつと、
中原瑞紀さん演じる堀川光江。特攻隊のお世話をしている食堂があると聞いて
訪れたらしく、案内してくれてね。息子を探しに来たのだと。
食堂に入ると、テーブルに置かれた「堀川圭作」と書かれた花瓶に入った枯れた
生け花を見つける光江。
光江は母であるむつは字が読めないから黙っていてほしいと圭作が特攻隊に出撃
し死を迎えたことを察する。その場にトメさんと特攻隊員たちが帰ってくると、
みんな心配してトメさんに駆け寄ってくれてね。
トメさんに挨拶をする圭作の母であるむつ。
母であるむつに悟られないよう、周りのみんなで嘘をつく。
「こちらでおせわになったそうで。」
「圭作も立派にお国の役に立ったことが分かって安心しました。」
「いくら頭が悪くても分かるよ…。」
と総てを察する母。この感想思い出して書いている今、思い出して泣いてる(;ω;)
圭作が生けた花瓶を見る母(;ω;)
枯れた花をもらい、大切に大切に新聞紙にくるみ抱く(;ω;)
そして「お世話になりました。」と食堂を後に。食堂を出てすぐに泣き崩れ落ちる
母とうしろから抱きしめ支える娘に涙が止まりませんでした(;ω;)
止め処なく涙とお鼻が出て来てたよ。


食堂のテーブルに置かれている柴田の写真を見つけて要ちゃんに渡す礼子。
要ちゃんは飛行機を外で見つけると、それを追いかける。柴田のことを想いながら。


久保田隊長の奥さんが町を歩いているときに、特攻隊だって情報を知ってしまってね。


大石兄妹のシーンでは、しーちゃんが大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!
って言ってくれてお兄ちゃんとしては嬉しいけど複雑だよね。
お兄ちゃんは自分の寄りかっこいい人が現れてしーちゃんと結婚してくれるから、
しーちゃんもしっかり勉強してご飯たべて大きくなって、優しい人になるんだよ
って言ってくれてたなあ。


お兄ちゃんは妹の幸せが未来に来るために頑張るんだよ!(;ω;)
感想書いてて何度泣いてるか分からん。なかなか手が進まないよ…。


妹に明日の話を聞かれて困った兄は、靖国神社に居るからって言うの(;ω;)
明日の3時になったら野ばらを歌ってねと自分が特攻する時間なんだろうね。
2人で歌の練習を。そこにワッキーさん演じる大石の隊長である久保田利雄が
やってくる。しーちゃんに優しく挨拶をすると、話があると大石と共に食堂に
入る。その場には久保田率いる第百十七振武隊と鳥濱家だけに。
みんなに遺書を書いたか確認をして、隊長が想いを伝える。
隊員たちにこれまで良くついてきてくれた!ありがとう!もう少しだ!
最後まで俺について来い!と熱く語ってくれて、隊員たちそれぞれの夢を聞く。
士気を高めてしっかりと部下の想いを聞いてくれてね。素敵な隊長だったなあ。


そして、鳥濱家とお別れをする第百十七振武隊。
「美阿子ちゃん!げんこつ揚げうまかったよ!いい奥さんになるね!」って
隊員の言葉(;ω;)
隊長はトメさんに妻へ向けた遺書を託す。
食堂を去ると、妻が追ってきて振り向くも特攻に出るとは一言も言わずに「訓練だ!」
と最後まで嘘を突き通し、敬礼をして妻の元を去る隊長(;ω;)
この敬礼に総てが詰まってたんだと思う。
辛過ぎる別れを見届ける妻をトメさんが抱いてくれて食堂へ入れ、遺書を渡し、
それを読む妻が泣く(;ω;)


シーンは敗戦後へ。日本は若い者が居なくなったと。
要ちゃんが食堂に来て、礼子に耳打ちをすると、トメさんにお願いしたいことが
あるって。もらった写真を預かって欲しいと。学校で先生から焼き捨てなさいと
言われて、それが出来なくてトメさんに預かって欲しいってね。
でも日本の学校が写真を焼き捨てるように言うとかどういう考えしてるんだか!!
トメさんが預かってくれて、いつでも見たくなったら言ってねってほんと優しさだよね。


柴田が嘘を言ってまでも、特攻から引き返してこなければいけなかった理由。
自分はまだ死ぬわけにはいかないのだと。兵長である柴田は一週間後に伍長に
昇進する。その位の違いで、待遇が変わり、肉親に渡されるお金の金額が違うのだと。
自分が出来る最後の親孝行はそれしかない。それまで勘弁してくださいと想いを
知る。理由が分からなかった金山はそんな柴田を殴っていたんだけれども、その
理由を聞いて熱く抱きしめてくれてた。
その後、金山が柴田に「俺が先に幽霊になって、お前を導いてやる!」って言葉(;ω;)
それに続いて隊長が、機体がこのように操縦すると故障するだろうと教えてくれるところ(;ω;)
柴田の想いをうけ、汲んでくれるところがすごく表現が良くないかもだけど嬉しかった!
この一連の場面も見ないことにしてくれた警察署長(;ω;)


シーンは敗戦後へ。署長からトメさんへの大事な頼みごと、それは特攻隊
の時と同じように進駐軍の指定食堂になって欲しいと。
「そんなこと出来るわけないでしょ!」
「彼らに溜まり場を作ってやらないと、あぶないんだよ。」
「いやだよ私には出来ない!」
そこをなんとかとトメさんしかいないと泣きつく署長。
何度お願いされても断ったのに、強引に指定食堂へとされてしまう「富屋食堂」。


進駐軍が食堂にやってくると、暴れ出したりして姉妹が怯えてたよ。トメさん
だけは険しい表情で仁王立ちしてる。
進駐軍のハスキン暴れてたなあ。外で発砲までしちゃって、ホールマンがハスキン
を止めようとするんだけど、ダメでトメさんがまさかの介入で、まずは英語が
しゃべれるわけでもないから、日本語をただゆっくり言ってるだけで、ホールマン
を食堂の中に戻らせて、食堂からおにぎりを持って暴れているハスキンの元へ行く
トメさん。
「こっちきて座りなさい!」と怖がる様子がないトメさんすごい!!
そして、一緒におにぎりを食べる。後ろからお母さんの様子を見てる姉妹の
心配そうな感じがすごく良いよね。


トメさんがハスキンになんとか名前を聞いた後、日本語VS英語の応酬で、何を
言ってるのか分かり合えない2人がなんだか通じ合ってもいるように感じてね。


お腹すいてるんだったら中に入りなさい!って通じてるの!!


進駐軍の食堂なんて良くもトメさんやれるわね!って町の人たちのうわさを聞いて
しまう娘の礼子。


店ではハスキンが生け花に挑戦していて、礼子が「ただいま。」と帰って
くると、特攻隊員のみんなの思い出と重なったんだろうね。家を飛び出て
行っちゃって、お姉ちゃんが追いかけて来てくれて、今の現実を受け入れられない
礼子が悲しんでて、でもお姉ちゃんがこれはお母さんが決めたことだと諭し、
助けたくないんだったらこの家を出て行きなさい!!って一喝する。


「お母さんが何にも考えていない、忘れたと思う?」ってお姉ちゃんの問いかけ。
「お母さんだけが特攻隊のことをいつまでも想ってる。」
「私たちがお母さんのことを信じてあげないと。」


2人が食堂に戻ってくるとハスキンが「おかえり」ってご飯の用意してるの。
ハスキンの順応力というかトメさんにすごく懐いてる感(^ω^)


そして金山が居た頃のように一緒にご飯を食べているときに、今の現実を
噛みしめている礼子がすごく醸してたんだよね。


ハスキン食堂の外の掃除も頑張ってて、おやつの時間に喜ぶ件(^ω^)
で食堂の中に戻ってきたら進駐軍の仲間が食堂を汚していてブチ切れてた
最中、進駐軍のボスのホールマンがやってきてみんなへの手紙を配ると
嬉しそうなみんな。そしたら、手紙に入ってる写真とかをトメさんに
見せに来るところなんか、あのころの風景と変わらないんだよね。


トメさんが疲れていたのかな?よろめいてしまったときには、進駐軍の
みんなが心配してくれてね。


「なんで、私たちは戦争を起こしちゃったんだろうね。」

『戦争とは、じじいが初めて、おっさんが命令して、若造が死んでいく物語。』


トメさんが言ってた進駐軍の人たちは悪い人かい?ってそうじゃないんだよね。
特攻隊を忘れさせたりなんかしないというトメさんのまっすぐな想い。


ラストシーンは「富屋食堂」で特攻隊員と進駐軍のみんなが分け隔てなく
仲良くしている場面に(;ω;)素敵なシーンだったなあ。


そして、最後の最後に当時の戦争の映像と本物の遺書の紹介がスクリーン
に投影され、しーちゃんのお兄ちゃんの遺書が綴られていてその内容に
身体が震えるほどに涙が流れてきました。


MOTHERを観て自分でも驚くほどに涙を流しました。


このような作品があるんだというのを多くの皆様に知っていただきたいです。
舞台を通じて、日本で起きていた出来事を伝えることの重要性を再演観劇で
再確認させられました。


日本の皆さんにはもちろん舞台を通じてだったりして、特攻隊員、戦争の真実を

知ってもらいたいし、世界にだって知ってほしい。もし、こういう舞台が世界中で

上演されていったら戦争がどれだけ意味のないものなのかたくさんの人が

気づけると思う。


自分だったら怖くて、死ぬという決断ができないと思う。

戦争をしていくものだけではなく、残された人たちのことだって真剣に考えなければいけない。


地球上で、人間同士が争っている場合ではないんだよ!


ともにゃんが出演してくれたおかげで久しぶりにMOTHERを観に行くことができて本当に良かったです。


森岡朋奈ちゃん


ともにゃんの素敵なお芝居に感動しました!!!



■内容
大東亜戦争末期、"特攻の母"と呼ばれた鳥濱トメの物語
あの大戦を風化させない為に、今、私たちに出来る事は何なのか・・・


■キャスト
-鳥濱家-
大林素子(鳥濱トメ役)
佐々木絵梨花(鳥濱美阿子役)
森岡朋奈(鳥濱礼子役)


-第二十振武隊-
猪狩賢二(大原誠役)
五代了平(穴井利夫役)
三澤康平(野村幾一郎役)
菅裕輔(柴田正男役)


-第四十三振武隊-
日向野祥(大田宗明役)
安藤幹純(岸間誠一役)
服部拓也(前川敏役)
福嶋勇太(堀川圭作役)


-第五十一振武隊-
横田健介(荒木田春雄役)
申大樹(金山文博役)
大谷速人(川谷渉役)
竹村仁志(安藤康治役)
島袋靖也 (原仁役)
冨田真央(伊藤惣一役)
竹村仁志(小西豊役)


-第百十七振武隊-
ワッキー(久保田利雄役)
平安伸伍(大石清役)
洋斗(菅野良司役)
砂邊勇紀(松永武志役)
山之内和也(武藤網三役)


-なでしこ隊-
三和万亜子(前田笙子役)
五十畑愛(寺師さとみ役)
和栗みゆ(森要子役)
友田里奈(中野ミエ子役)
寺田安裕香 (平田祥子役)


江守沙矢(久保田喜美子役)
藤森太介(福田勉役)
夏目ひまり(立石敏子役)
松本健司(川谷厳役)
宮澤有(川谷清子役)
坂口さゆり(川谷綾子役)
ほり太(菊井又司役)
こまり(菊井幸役)
中村光秀(沼田恭一役)
島岡亮丞(皆川浩三役)
河野うさぎ(堀川むつ役)
中原瑞紀(堀川光江役)
庄司智子 (木下多恵子役)
溝口凛凪(大石静江役)
岩田エツコ(上園郁役)
栄美津子(内門美登里役)
原川紗弓(岸良珠代役)
藤井玲子(溜徳子役)


-進駐軍-
ブレイククロフォード(ホールマン役)
エリックファーマン(ハスキン役)
ニクラスエリクソン(テッド役)
ボブワーリー(ハッチ役)
ジョナサンニクラスソン(ブッチ役)


■スタッフ
脚本・演出:藤森一朗


そんなこんなで。



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