Air studioプロデュース公演 舞台『十二人の怒れる人々』 | あおちゃんのブログ

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よろしくお願いします(^ω^)

1/24(土)にAir studioプロデュース公演 舞台『十二人の怒れる人々』の
Bチームを観に行ってきました。


この公演を観に行こうと思ったのは、西川舞さん がご出演されるからです。




Air studioプロデュース公演
舞台『十二人の怒れる人々』

原作:レジナルド・ローズ『十二人の怒れる男』 
脚色:藤森一朗
演出:大橋由紀子


十二人の怒れる人々



1956年、アメリカで映画化された不朽の名作『十二人の怒れる男』を
完全リメイクした本作。


父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、12人の陪審員が評決に達するまで
一室で議論する流れの舞台なのですが、裁判における証拠や証言の数々は
その少年に圧倒的に不利なものであり、12人の陪審員の大半は少年の有罪
を確信。


陪審室における議論の行方に引き付けられ、圧倒的有罪路線から覆っていく
疑問を探る所がとても面白かったです。


話が進むにつれてどんどん引き込まれていきました。


季節は夏ということで、陪審室に入ってくる12人の陪審員たちみんなが暑そう。


持っているノートやらで風を扇いだり、置かれているウォーターサーバーで
水を汲み飲んでたり、部屋の窓を開け風を入れてたりその季節感を感じてね。


舞さんas6号がかわいいふんわりショートカットで、髪をかきあげて、小さい
ノートで風を扇いでいるのが、暑いんだなぁと思って、その仕草がかわいかった
です。


暑くてだるそうな7号白川さんは早く議論を終わらせたい感じ。けだるさがいいね。


12人の陪審員で有罪か無罪かを取ってみると、有罪11に対して無罪1。8号の
冨田さんが無罪を主張し、何の討論も無しに少年を死に追いやることはできない。


人1人の命を開始5分ですぐには決められないと、そこから、議論が始まって
行ってね。


1人づつ意見を述べていく流れで、有罪と思っていても上手く話しが出来なかったり、
一方的に有罪であることを主張し続けていたり、意見を言うことをパスしたり、
殺人が行われた隣の人の証言が気になっていたり、各人が思っていることが、
少しづつ分かってきてね。そのときに、この人の言ってることにはあまり共感
できないなとか、これはそうだなとか、分かる!とか思いながら観れるのが
いいですね。


議論の中で、5号が気を悪くするような流れがあり、6号の舞さんが気遣って、
お水を持ってきてくれるところの優しさがいいなぁって思いました。


10号吉田さんとの話の流れで、1号長井さんが怒っちゃったところの迫力凄かったね!
びっくりしている6号舞さんのリアクションが好きでした。


8号はもう一度、無記名で投票しようと提案し、11人が有罪であれば自分も
有罪にすると言うことで、有罪派、早く終わらせたそうな人々の早くやろう
という声で投票。


結果は、一人が変更し有罪10人、無罪2人に。


変えた人の追及の中、9号が変更したことを告白するや、かみつく3号。
3号の迫力もだけど、有罪への一辺倒な言いっぷりがすごかったですね。
3号の9号への悪い口の聞き方に、6号フォローしてくれる優しさ。
なんかね、6号の舞さんほんと優しい子やった。


その後の話の中で、無罪に変更していく人の数は増えて行き、9対3、8対4へと…。


現場の見取り図を使って、証言の検証とかを実際にしてくるところはいいね。


3号の事実に基づかない、少年有罪への考えがどんどん水の中の油のように
浮いてくる感じがしてきてね。


結果6対6まで来て、評決不一致を出すかの投票も決まらず、
吉田さんの「どーすんだよ!」という荒げた声が部屋に響く。


この、決まらない感。どうなっていくんだろうねという思いで舞台上を
観ていると、有罪9、無罪3まで戻ってきて、あれ?と思っていると、
流れは、合理的疑問があるのか?この点にフォーカスされ、
疑問を感じない1人、疑問を感じる11人と圧倒的な差が。


ここで、1人残った3号は信じている根拠の説明を求められるけど、3号の
言葉は感情的に走るものばかりで、なにか、そういう少年?かなにかに
自分の過去などが重なる何かが見え隠れしたりいろいろ想像した。


「どんなことがあっても感情で人を裁いてはいけない。」


これに対して、疑問があることを認める。


ここで議論は終了。


終わるときも、6号舞さんは椅子をちゃんと戻してくれていたりして、
5号と会釈するような感じも良かった。


議論では対立していた8号が、3号のカバンを持ってきてくれて最後渡して
舞台は終わる。


この舞台は観ている流れで思ったんだけど、ただ舞台上の出来事だと
思って観ているだけではなく、8号の議論に対する姿勢とか、固定観念に
囚われず疑問に対する見解を検証したり、意見のぶつかりやそれを聞いたり
感じたりするのが自分が仕事したりする現場にももちろん出て来るところで
あり、再認識した面とかもありました。


エアスタ作品では初見の作品でしたが、とても面白かったです。


終演後は、舞台の感想とか色々、舞さんとお話できて良かったあ(^ω^)


舞さんのお芝居、また観たいなあ。



■内容
父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、陪審員が評決に達するまで一室で議論する様子を描く。
法廷に提出された証拠や証言は被告である少年に圧倒的に不利なものであり、
陪審員の大半は少年の有罪を確信していた。
全陪審員一致で有罪になると思われたところ、ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張する。
彼らは他の陪審員たちに、固定観念に囚われずに証拠の疑わしい点を一つ一つ再検証することを
要求するが・・・


■キャスト
01号・・・長井新
02号・・・柿崎明日香
03号・・・宮沢なお
04号・・・渡邉桃子
05号・・・新鮮誠
06号・・・西川舞
07号・・・白川未奈(おっPサンバ)
08号・・・冨田真央
09号・・・宗山史
10号・・・吉田幸宏
11号・・・俵積田亮平
12号・・・判治胡桃(ぐぐ)
守衛・・・富江春介


■スタッフ
脚色:藤森一朗
演出:大橋由紀子


そんなこんなで。


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