8/6(金)に舞台「恋ばば 十四歳！」の昼夜公演を観て来ました。
会場案内は、Seedlingの大村仁望さん、川村美喜さん、飯坂泰子さん。
開演前挨拶は、Seedlingの春日茉衣さん。春日さんのあいさつ楽しかった♪
ネタに注目です☆
ドラマデザイン社/STRAYDOGによる公演です。
ドラマデザイン社/STRAYDOG
舞台『恋ばば 十四歳！』
劇場の池袋シアターグリーンのBIG TREE THEATERは大きくてとっても
観やすい会場でした！初めて入ったかも☆
シアターグリーンでの観劇時はBOXinBOXかBASE側は何度か行ったことが
あり元DOG沖田さん所属のギャング本拠地というイメージがあるなあ。
『恋ばば 十四歳！』のキャストさんはDOGのナカチューさん、重さん、
春日さん、田嶋さん以外は全員初めてお芝居を拝見する方々で、若い
メンバーが揃っていてフレッシュさをすごい感じました！
実は主役の橘実里さんには10年前知り合いのお仕事の都合で一度お会い
したことがあるので舞台観劇で10年ぶりにあえて嬉しかったです(笑)
今回の舞台ではセットが非常にシンプルで使用しているのは青と白の
BOXのみ。その舞台上で役者さんが演じている各シーンはセット
が無くてもその場の情景が浮かんで観えるから不思議。舞台上の役者
さんの力ってすごいなぁと思いながら観させていただいておりました。
今回の舞台は新作なのでチラシなどに書いてあるあらすじしか知らない
状態で観劇したのですが、僕が超好きな感じの内容ですごく面白かった
です！
お芝居がすごい楽しくって、笑って、感動して涙して、元気が出て、
役者さんの言葉から前に進むぞって気持ちをもらえて、いろ～んな
気持ちにさせてくれるとっても素敵な内容でした！(^ω^)
ストーリーがすっごく面白いんですよ！！！
雨の日は、お婆ちゃんがアイドル？！
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
主役の雨宮しずく/汐原静江役の宮武美桜さん。舞台の題名に出てくる
歳の14歳の女優さんです。79歳の汐原静江おばあちゃんを橘実里さんと
Wキャストで演じています。おばあちゃんを橘実里さんがその風貌で
演じていて、雨の日になると14歳に戻っちゃうんです！
そのときは、79歳の汐原静江おばあちゃんが若返り宮武美桜さんが演じる
んです。若いのにおばあちゃんの雰囲気の喋り方とかがすっごくかわい
くってとっても良かったです。
こういう感じの役ってすっごい好き(^ω^)
14歳に戻ったおばあちゃんがスカウトされて雨宮しずくとしてアイドルに
なるんですよ。
おばあちゃんが子供の頃好きだった謙太郎にとっても似ている花村輝貴に
アイドルにならないか？とスカウトされ決断する。
へなへなしている花村マネージャーをどんどん後押しして、一人前に電話で
マネージャー対応している姿を後ろで見つめているときの美桜さんの
しずくの表情がとっても素敵でした。やさしく見守っていて出来るように
なってよかったって感じがその表情だけで伝わってきました！
歌ダンスもとっても良かった♪
花村輝貴/謙太郎役の加藤慶祐さん。めっちゃカッコイイ役者さんです。
汐原静江おばあちゃんが若かった頃に一緒に住んでいた謙太郎が戦争の
ときに行かなければ行けない気持ちを静江さんに伝えるときにすごい
気持ちが伝わってきてとっても良かったです。
花村輝貴のときは、お兄ちゃんの花村徹に負け犬扱いされていたへなへな
マネージャーから成長していって、舞台の終盤に末期の癌でもうアイドル
を引退すると決断した汐原静江さん、いや雨宮しずく、いや静江さん&しずく
ちゃんの引退ライブを成功させるんだという気持ちが爆発したときもすごい
熱くてとってもカッコよくて感動しました。
最後の最後には静江さんとしずくちゃんが一緒なことに･･･。
汐原弘夢役の竹内寿さん。おばあちゃんの孫でトップアイドルの倉石萌が
大好き。
登場人物の中で、お婆ちゃんが雨になると14歳に戻ることを唯一最初から
知っていた弘夢。
おばあちゃんをアイドルにスカウトした花村輝貴の事務所が自分が大好きな
アイドル倉石萌の所属事務所だということを知ると、後押し後押し(笑)
最初に登場してきたシーンでのテレビのリモコンシーン面白かったなあ。
実は、観ていたのが『2008年版STRAYDOG心は孤独なアトム』のDVDだという
ことに気づいてしまいました(^ω^)
お婆ちゃんが大好きな喫茶店に行って苦手？なコーヒーをおばあちゃんの
カップに入れ込んでおばあちゃんと孫でコーヒーの入れ合いをしているのが
楽しかった☆
花村徹役の重松隆志さん。死んだ父親の遺言により弟の汐原弘夢の事務所に
乗り込み社長に就任する。その場で自分は勝ち組、弟は負け組みと決めつけ、
弟をクビ宣言！今回の役柄は徹底的に悪者役です。でも、重さんが嫌われる
感じになればなるほど最後の引退コンサートを成功させるんだというみんな
の気持ちが大きく伝わることを感じています！！
悪者役でも、いつも通り重さんの楽しさ満点のお芝居は全開でした！
重さんって何でこんなに楽しませてくれるんだろう。もう、面白すぎ！！
事務所に所属しているアイドル倉石萌のオーディションのときにでしゃばる
感じ(笑)振り付けの「行かないで～。」を教えているときの感じ(大爆笑)
昼間は喫茶店でおばあちゃんに水かけられて、その後のシーンで
「耳に水が･･･。」(笑)
さらに、この『五頭身男』！！(笑)
14歳のおばあちゃんの怒らせてボクササイズで鍛えたしずくちゃんがまず
ボディに連続パンチ！それを効かないと言うと、顔に向けての左右からパンチ。
これをすんなりよけてしずくちゃんをバカにするのが昼の部。夜の部は
なんと！ストレートが顔面に本気でクリーンヒット(大爆笑)めちゃ痛そう(笑)
他にも面白さ満載で書ききれません。重さん最高！！
中原田和宏役の中原和宏さん。中原田和宏ってアトムの刑事さんと同じ
役名(笑)
花村兄弟の芸能事務所に居る年配マネージャー。
中原さん今回身体張っててすごすぎました。セットからの頭からの真っ逆
さま落ちは大爆笑しましたが結構ビックリ(^ω^；
わがままっぷり全開アイドル倉石萌を背中に乗せて馬で登場してきた
ときの沸騰顔(^ω^)
お得意の、ドアがある体でのおばあちゃんとのガラガラシーンすごい好き。
後半の静江さん&しずくちゃんの引退ライブを成功させるんだという
ときの熱い中原田さんもとっても良かったです！
オーディションのとき中原田さんが井筒監督に間違われる！(笑)･･･重さん
のブログはこれだったのかあ！
倉石萌役の真凛さん。よろしくおねがいシマリス！(^ω^)
挨拶は、トップアイドル倉石萌！で髪をかきあげると同時に重さんが
「シャラン♪」(笑)
トップアイドルになった倉石萌は、ものすごい天狗になってしまい
チーターズとも仲が悪くなり、とっても性格が悪い感じ。
あるオーディションで雨宮しずくちゃんに負けてから、だんだんと
仕事が減っていってしまいます。
オーディションの時に披露した「リング」めっちゃ面白かった！
ファンレターの数も大幅に減りダンボール一杯に運ばれてきた
ファンレターはほとんど雨宮しずくのもので、自分には一通だけ。
その一通が雨宮しずくの孫である汐原弘夢からのもの。
静江さん&しずくちゃんの引退ライブのときも雨が降らなければ
雨宮しずくのステージを自分のものにしようとライブ会場に来ているが、
社長の策略でライブが決行出来ないように邪魔をされていることが
分かると花村輝貴、チーターズが次々と土下座をして社長にお願いをする。
その後、今まで、社長側についていた萌が「このライブはお婆ちゃんに
とって最後になるかも･･･。」と一緒に社長にお願いする倉石萌。
今まで、憎たらしくしていた反動が一気に弾けて「うわぁ～。」って
ジーンと来ました！チーターズとの円陣のシーンも良かったなあ☆
自分をずっと応援してくれていた汐原弘夢に最後の最後で会うシーンも
なんか大切にしあう気持ちが良かったあ！
ジェームス光野役の古川雄輝さん。
おばあちゃんが大好きな喫茶店の店長さんです！
英語がすごい堪能で喋り方などですごい楽しませてもらえました。
ダンスがものすごい上手くてビックリ。
さらに、喫茶店の床掃除を片手だけで身体を支えながら雑巾がけする技
にもすごくてビックリ。
青野いずみ役の香子さん。
最初は、花村輝貴が雨の日に初めて道で出くわした14歳の女の子に
会いたいけど情報が何も無く相談する探偵役で登場。喫茶店での雰囲気
は探偵さんって感じがあって良かったですね。あとは、喫茶店での静江
&弘夢側とのシンクロトークが好きでした。
後半は、芸能関係の仕事をしたいと思っていた青野いずみが花村事務所
に所属してチーターズと一緒に活動を！
汐原良子/千田役の中谷弥生さん。
弘夢のお母さん。オープニング後のシーンでアイドルのテレビばかり
見ている息子のチャンネル取り上げて投げつけてしまうの面白かったです。
おばあちゃんがしずくなことと花村輝貴が自分の家に住んでしまっている
ことを毎回じらされるお母さんは大変だあ。
と変装した重さんが静江さん&しずくちゃんに身体を壊すような差し入れを
して悪巧みしているのを、花村さんと言っちゃうのが(笑)･･･いや、重さん
曰くはなまるマーケットか(爆)
多恵子役の春日茉衣さんはseedling所属の女優さんです☆
汐原静江おばあちゃんが若かった頃に登場する多恵ちゃん。実は、
静江おばあちゃんのマネージャをしている花村輝貴が孫なんです。
昔の感じの衣装がとっても似合っていました。
「戦争が終わったら、私、芸能関係の仕事をするんです！
戦争で傷ついた人の心を癒したいんです！
芸能は傷ついた人の心を春の風のようにやさしく包み込むんです！･･･。」
って夢を語る春日さんの多恵子の表情がすっごく輝いていてとっても
大好きなシーンでした。春日さんのピュアな感じがすごい出ていて、
前に向かって気持ちを伝えるところを観ているとすごい元気を
もらえました。ほんと台詞で言っている通りですよね。
孫がそれを受け継いでいるんだね(^ω^)
秋葉/五筒役の田嶋高志さんはseedling所属の俳優さんです☆
アイドルオタクの秋葉をする田嶋さん面白かったです！
最初の登場は、トップアイドルの倉石萌を探しているところに、
中原田と変装した倉石萌が現れて出くわすシーン。サインをもらう
ために色紙を出すとなぜか毎回中原田がサインを(笑)
昼の部は色紙に「青田赤道」、夜の部は「スマイリー小原」と全然
関係ないことが書かれている(笑)
次の狙いはチーターズ！事務所前まで来た秋葉は運良くチーターズ
と遭遇そこでもサインをもらうために色紙を出す！
チーターズまでも昼の部は色紙にアイドルらしからぬ「う●この絵」、
夜の部は「へのへのもへじ
」と全然関係ないことが書かれている(笑)
秋葉の雰囲気がオタク感たっぷり(笑)
夜の部の五筒監督役の時の重さんとのからみ好きでした。急に重さんが
襲ってきて壁に叩きつけられるシーンで「日に日に強くなってる！」
に(爆笑)
千秋楽に向けてもっと面白くなる予感！
☆チーターズ☆
チーターズ最年長エリィ役の立脇理絵さん。(黒)
お菓子大好きエリコ役の秋月三佳さん。(緑)
エリカ役の仲鉢果林さん。(紫)
エリナ役の川部智子さん。(青)
ほずみ役の江見ひかるさん。(水色)
※：()内はハッピで登場してきたときの衣装の色。(合ってるかな?)
3曲のダンスを披露すごいかわいい振り付けのダンスで観ていて
とっても楽しかったです。特に最後のダンスがすごい良かった。
衣装も毎回異なっていてどれもチーターズに合っていてかわいかった
ですね！
ダンスされていたとき、エリコが抜群にうまいなあと思いました。
すごいかっこよかった。芯がビシッっと入ってる感じで動きがすごい
しなやか(^ω^)お菓子もいいですね！
後半の静江さん&しずくちゃんの引退ライブを成功させるんだという
ときのチーターズみんなの気持ちで思いっきり涙が出てきてそこから
もう止まりませんでした。
汐原静江役の橘実里さん。
橘さんが演じるおばあちゃんの静江さん、ものすごく良かったです！
お若いのに、舞台上で演じているのを観ると完全におばあちゃん
にしか観えませんでした。しかも、めっちゃかわいいおばあちゃん。
ほんとすごい良かったなぁ～。
実は癌に侵されていて寿命があと少しの中、アイドルになることを
嫌がっていたが、することを決意！そこには過去の思い出などが入り
混じりつつ決断されたんだろうなあと思いました。
おばあちゃんは家の中でフットワークが軽いジャンプを所々で披露する
のが何気に楽しかったです！
BOXを運んで来るときもおばあちゃんをわすれない動きをしていて
くれたのも良かったです。
花村輝貴がふとしたときに手を握ったシーンでは、「あんたが握りたければ
にぎってていいんだよ。」とか、
花村輝貴が「僕おばあさんのこと好きですよ。」と言ったシーンでは、
「はやく言ってくれれば･･･。いいよ！いいよ！」とキスをせがむ所とか、
すっごいかわいいおばあちゃんで恋してて観ててほんわかしました☆
前向きな気持ちを持つおばあちゃんが大好き！
舞台中に使われていた曲がすごい良かったです！
観終わった後、また観たいなぁと思わせてくれる舞台なので、追加で、
迷いなく明日のチケット公演帰りに押さえました(^ω^)
超オススメ作品です！！
観終わった後、すっごく良い気持ちになれるよ。
うわぁ～、観劇の感想を書いていたらこんな時間に(笑)
※：乱文・誤字等ありましたら申し訳ございません。
■STORY
65年前、あの日も雨だった・・・・・・。
知らせを聞いた少女は土砂降りの雨の中を飛び出した。
雨粒が少女の身体を激しく打つ。
その場に呆然と立ち尽くした少女の目からは、
涙の粒が溢れ出ていた。
少女は十四歳だった。
79歳の汐原静江は、ごく普通のお婆ちゃん。
家族と共に穏やかに暮らしていた。
ある日、彼女は鏡の中に映し出される自分を見て驚いてしまう・・・・・・
十四歳の自分がいた・・・・・・
外は雨・・・・・・ あの日と同じ、雨粒が流れていた。
十四歳の姿で孫に街へ連れ出された静江は、
芸能プロダクションのマネージャーに恋をしてしまう。
65年前の決して叶うことのない初恋の相手、謙太朗その人にそっくりだったから。
そしてなんとアイドルとしてデビューすることになるが
雨の日にしか活躍できない・・・・・・
それでも静江は、アイドルとしての道を進むのか？！
静江の運命は一体どうなってしまうのか？！
■キャスト
宮武美桜・・・雨宮しずく/汐原静江
加藤慶祐・・・花村輝貴/謙太郎
竹内寿・・・・汐原弘夢
重松隆志・・・花村徹
中原和宏・・・中原田和宏
真凛・・・・・倉石萌
古川雄輝・・・ジェームス光野
香子・・・・・青野いずみ
中谷弥生・・・汐原良子/千田
春日茉衣・・・多恵子
田嶋高志・・・秋葉/五筒
立脇理絵・・・エリィ
秋月三佳・・・エリコ
仲鉢果林・・・エリカ
川部智子・・・エリナ
江見ひかる・・ ほずみ/山岡
橘実里・・・・汐原静江
■スタッフ
原作：薗田正弘
脚本：千葉美鈴
演出：山本和夫
演出補：森岡利行
そんなこんなで。
