電動格納式リモコンカラードドアミラー。今では当たり前のこの装備も、先人たちの努力により実現されたものです。

 

 

昭和58年にドアミラーが運輸省(当時)に認可されるまでは、スペシャルティカーにおいてもフェンダーミラーという地獄のような時代だったと思います。私が免許を取ったのはその4年後ですが、過渡期のセリカXX前期型などはフェンダーミラーをドアミラーに換装しているのをよく見かけたものです…。

本題に戻り、セリカ(ST16#)の初期型は色やグレードに拘らず可倒式リモコンドアミラー(黒)という設定でした。

 

 

昭和62年のマイチェン以降は、電動格納式リモコンカラードドアミラー(GT・ZRと1800は可倒式)なのですが、なぜかブルーMとブラッキッシュブルーマイカMのみ黒という設定です…。

当時の塗装技術ではブルー系メタリックをプラスチックパーツに塗るのは難しかったのでしょうか…?

 

 

私のセリカは中期型の純正ブルーM(8D7)に全塗装してありますが、純正の設定は無視してミラーも同色にしています。ついでに言えば、リアガーニッシュもボディカラーがブルー系Mに加え、レッドマイカならびにコンバーチブルの場合はボディカラーに拘らず黒という設定ですが、同色に塗ってあります。マニアの方が見ると「あれ?」と思うかもしれませんが、全塗装時に拘ったポイントなのでご了承を…。

 

 

さて、ここからは余談になりますが、最近はあえてドアミラーの色を変えたモデルを良く見かけますね。

これは記憶に新しいWRX STiファイナルエディション

 

 

色合い的にST16#ブルー系セリカのイメージ…。

奇を衒った色合いもありますね。

 

 

このカラーリングを見て思い出すのは…

大学の頃、友人のバラード(シルバー)が事故ってボンネットが曲がってしまい、解体屋からボンネットを調達してきたのですが、塗装する金がなくそのまま…

色はレッド。カラーリングはまさにZAT(ウルトラマンタロウ)のラビットパンダ…

しばらくみんなに地球防衛軍などと揶揄されていた事を思い出します…。