脚本家の山田太一さんが11月29日にお亡くなりになられたことが、昨日公表されました
山田太一さんは「岸辺のアルバム」や「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」など数々の名作ドラマの脚本を書かれ、88年には小説「異人たちとの夏」で山本周五郎賞を受賞するなど、多方面で活躍されました
謹んで山田太一さんのご冥福をお祈りします
それにしても、今年は例年にも増して著名人が亡くなられ、古きよき昭和の灯火が残り少なくなってきたなとしみじみ思っています
切ない・・・
本文はここから
【令和4年晩秋の関東編 その4】
水戸駅からタクシーに乗り、やって来たのは偕楽園

そもそも、今回水戸にやって来たのは黄門様に会いたいことに加えて、日本三名園の一つの偕楽園を散策したかったから・・・
因みに、
偕楽園とは
金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つで、幕末間近の1842年に水戸藩第9代藩主の徳川斉昭公により造園されたもので~

今シリーズで数多く登場する
徳川斉昭(烈公)とは、
1800年に水戸藩第7代藩主治紀公の三男として江戸で生まれ、30歳で藩主になると、藩政改革に取り組み、倹約の徹底・軍制の改革・藩内総検地等を実施し、特に藩校弘道館の建設と偕楽園の造成に力を注いだ名君で、幕政にも大きく関わったものの、安政の大獄により永蟄居を命じられ、幕末間際の1860年に亡くなりました
と言うことで、さっそく偕楽園を散策しようと偕楽園の正門である好文亭表門を潜って~


先を進むと~


『おっ・・・
』
園内マップを見つけたので、しげしげ眺めた後に散策開始

さっそく歩き出すと~


さっそく
孟宗竹林を発見したけど、ここには孟宗竹という国内最大の竹が1000本以上植えられているのよ~

その後もテクテク歩き続けて~


下へ下へと階段を降りていくと~


前方に何やら白い物体を発見したので、恐る恐る近付くと~


ここにあったのは、
吐玉泉

偕楽園一帯は豊富に眼病に効くと言われる水が湧き、湧き水を茶の湯に用いるとともに、景観を考慮して白色の井筒を据えた自水泉を設置し、現在の井筒は4代目で一日約100tもの冷水を湧出しているそうなのよ~


と言うことで、先ほど降りた階段をせっせと登って~


先ほどの道に合流して~


更に進むと~


好文亭入口の看板を発見


さっそくワクワクしながら~


テクテク歩き出すと~


『おっ・・・

』

綺麗な紅葉とともに
好文亭の入口を発見しました


好文亭は二層三階の好文亭本体と、その北につながる平屋建の奥御殿から成り、全体を総称して好文亭と呼んでいて、偕楽園を創設した徳川斉昭公は、ここに文人墨客や家臣・領民を招き、養老の会や詩歌の会を催したそうで~
好文亭という名称は、梅の異名である好文木に由来しており、園内における建設位置から内外の意匠に至るまで、斉昭公が自ら定め、各所から創意工夫と洒脱さを感じていると言われているのよ~
と言うことで、邸内に足を踏み入れると~


菊の間や~


桃の間などを、風情あるなと眺めた後で~


素敵な庭園を横目に見つつ、亭内移動

その後、斉昭公が来亭した際の居室である御座の間に辿り着いて~

東塗家広間から見る景色も素敵だなと思いつつ~


この日は朝早くから行動してたのでコーヒー等を飲みながら少し休もうかなと思ったものの、やはり帰りの飛行機が気になり、階段をせっせと登ると~


何やら気になり近付くと、見つけたのは
配膳用昇降機で~


日本エレベーター協会のHPによると、
これは何と日本初のエレベーター(手動式)と言われ、全くそのことは知らなかったので、偶然見つけて嬉しかったよ~

でも、下を見るとカメラを落としそうで怖かったけど・・・


その後、再び散策を開始すると~

『おお~っ

』

辿り着いたのは
楽寿楼
楽寿楼とは、
三方面に広がる近景・遠景を楽しみ、思考を練り、鋭気を養うための部屋で、表門から続く狭い視野がここで一気に拡がり、感動を呼び起こすようにと、視野を妨げぬように、戸袋を配置するなど、細かい心配りが見てとれていて~


右も左も絶景が広がっていて、斉昭公の気分に浸りながら、時間を忘れてしみじみ見入っちゃいました

その後、好文亭を出て、テクテク歩き出すと~

季節外れの梅林が眼前に現れて~


偕楽園はこの梅林が名物なので、3月頃に来たら最高なことは先刻承知だったけど、福岡人にとっては天気がよく、時間もある日に訪れることは困難なので、この日訪れたんだよね~


でも、よくよく見ると~

『おお~っ

』

ここには、
二季咲桜が咲いていて~

メッチャ綺麗だったよ~


その後、訪れたのは
仙奕台

仙奕台とは、
千波湖を含めた眼下の広やかな自然の景観を楽しみながら、囲碁や将棋に興じて英気を養ってほしいとの、領民に対する斉昭公の思いが顕れる象徴的な一角で、ここから見る景色はスゴく素敵で最高だったよ~

その後も素敵な景色を見ながらテクテク歩き~


東門を出て、偕楽園に別れを告げました

その後もテクテク歩くと~

この日は季節外れで梅は見れなかったけど、梅ソフトを食べることができたので、しっかりリベンジ出来ました

お後がよろしいようで

時間は既に10時半、飛行機のフライト時間(19時)までの時迫る
