【霊峰富士を巡る旅編 その4】
静岡二日目の朝、再び静岡市に戻って来ました~
そして、ここからはバスの旅
この日の夕方には福岡に戻る予定で、あまり時間がなかったので、
手っ取り早く、しずてつジャストラインの「富士山世界遺産展望コース」(2,700円)に参加しました
それにしても、バスに乗ってれば観光地に連れて行ってくれる観光バスは最高で
バスガイドさんの説明を聞きながら、の~んびりと太平洋を眺めたり~
徳川家康公が永遠の眠りについている久能山を眺めたり~
(久能山東照宮に行けなかったのは残念だけど…)
イチゴがいっぱいなっているとの説明があったビニールハウス越しの小さな富士山等を見ていたら~
最初の目的地「三保の松原」にたどり着きました~
「三保の松原」とは、「新日本三景」「日本三大松原」のひとつで
万葉の時代から知られた景勝地
約7kmの海岸に約5万本の松が茂り、松林の緑と打ち寄せる白波と海の青さが織り成す景色が最高なんですよ~
世界遺産登録になったことでも有名ですよね
その後、ガイドさんの説明を聞きながら、早速階段を上りました~
まずは看板で位置関係を確認して~
この木が天女伝説の舞台「羽衣(はごろも)の松」
この木に天女が舞い降りたと伝えられて言われていますが
実はこの木は、先代の「羽衣の松」が枯れてきたので、平成22年に世代交代を果たしたニューフェイス
今は引退して余生を過ごしているこちらの松が天女伝説の松ですよ~
と、ここでガイドさんの説明が終わり、ここからはフリータイム
とは言え、バスツアーの辛いのは出発時間が決まっているので、大忙し
まずは、太陽に照らされた海があまりにも綺麗だったものの~
時間がないので早速富士山の方を見ると~
『あれれ・・・』
あまりにも、富士山が小さく見えたので猛ダッシュで富士山に向かって走ったものの
手前の松林が邪魔していたので、ぜえぜえ言いながら海岸の方に走り込み~
『おお~、最高に綺麗だわ~』
本当はもっと波打ち際まで行ければガイドブックみたいな写真が撮れたんでしょうが
集合時間の関係上、これが限界
ま、富士山が最高の状態で見れたんで、これでよしとしましょう
そして、ここには目立つ場所ながらひっそりと羽車神社がありました
ここは「自分が置いた石が下に落ちたら願いが叶う」との言い伝えがあり
それならばと即座に落ちそうな場所に石を置きました~
でも、まだ願い事叶ってないような気がするけど、石さんもう落ちてくれてるよね~
まさかとは思うけど、お節介の人が真ん中とかに置きなおしてないよね~
と、アホなことを思いつつ、駐車場に戻って来ると
前回と同様に富士山が全く見えないけど「富士山が見える店いちまる」に寄って~
またまた「しらすソフト」を買っちゃいました~
食べたら、当然~
『やっぱり微妙だ~』
どう考えても、しらすがソフトにマッチするとは思えませんが、まさしくその通り
それにしても、微妙な味だと知ってるくせにわざわざ買う僕も僕だよね
そして、そのそばの店には看板があったので、ご一緒に読んでみましょう
昔々、三保の村に伯粱(はくりょう)という漁師が住んでいました。
ある日、伯粱が浜に出かけたところ、一本の松に見たこともない美しい衣がかかっていました。
伯粱が衣を持ち帰ろうとした時、どこからともなく天女があらわれ、
「それは天女の羽衣。どうぞお返しください」と言いました。
伯粱は「これは宝にしよう」と思いましたが天女を哀れに思い、
「天女の舞を見せて下さるならば、この衣はお返ししましょう。」と言いました。
天女は三保の浦の春景色の中、返してもらった羽衣をまとって、霓裳羽衣(げいしょううい)の曲を奏でながら、
月世界の舞を喜んで披露いたしました。
ひとしきりの舞の後に、天女は空高く天に上っていったと言います。
頃は十五夜。
月明りの美しい宵のことでした。
めでたしめでたし。
やっぱり三保の松原に来たら、この看板を見ないと帰れないよね
『霊峰富士を巡る旅』編、まだまだ続きますよ~
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『悲しき駿河路』編