【東京散策編】
7月1日(日)、曇
前日は「青ちゃんツアー」で少し疲れたので、この日はゆっくりモード
前々から行ってみたかった王子・飛鳥山地区を、のんびりと回りました
王子・飛鳥山地区とは、知名度は高くありませんが、古きよき名残りが数多く残っており
のんびり散策にはもってこいなんですよ
下車したのは、JR王子駅
早速、飛鳥山に向かいました
まず、目に入ってきたのは「飛鳥山モノレール(通称:あすかパークレール)」
「あすかパークレール」とは、平成21年に登場し、飛鳥山山頂18mまでを約2分で運んでくれる優れものです
おまけに無料なんで、これは乗るっきゃないですね
2分後、無事に山頂の「飛鳥山公園」に到着し、散策開始です
「飛鳥山公園」とは、徳川8代将軍である徳川吉宗が享保の改革の一環として整備・造成した公園で
庶民が安心して花見ができる場所として1270本もの桜の木を植え、庶民に広く開放して以来
桜の名所として知られ、その時期には大勢の人たちで埋め尽くされるみたいです
徳川吉宗自身も宴席を設け、桜の名所としてのアピールを行っていたそうですよ
こういう裏話を聞くと、歴史も身近に感じるでしょ
5分ほど歩くと、公園が見えてきました
この公園には都電の昔の車両と人魚と
蒸気機関車と
たこチュウがいましたよ~
このレトロっぽい処なんて最高にいい味出してますね
その後「音無親水公園」に行きました
「音無親水公園」とは、石神井川の旧流路に整備された公園で
「日本の都市公園百選」にも選ばれています
1836年(天保7年)に作成された「江戸名所図会」にも掲載されているらしいですよ~
この雰囲気なんて、情緒たっぷりでしょ
ここには、小さい滝もあり、当時の姿を偲ばせていましたよ~
そして「王子神社」
「王子神社」とは、創建は定かではないみたいですが、1322年に紀州熊野三社より王子大神をお迎えしたことにより
この辺りは「王子」と呼ばれるようになったそうです
江戸時代に入ると、家康公を始め、代々の将軍に手厚く保護されましたが
紀州藩出身である8代将軍吉宗公は、この地に紀州ゆかりの場所があることを特に喜び
飛鳥山の整備を行ったそうですよ
そして、ここには「関神社」もありました
この神社は、全国的にも珍しい「髪の祖神」で鬘・床山業界の方からの信仰が厚いとのことです
次に向かったのは「お札と切手の博物館」
「お札と切手の博物館」とは、お札や切手の製造課程や歴史が分かる博物館で
お札一億円相当の模擬紙幣を持ち上げるコーナーを始め
様々な体験コーナーで遊びました
そして、お楽しみのランチのお店は「一頭買い焼肉・ホルモン 醍醐 王子本店」
このお店は島根産「まつなが和牛」の格付け最高ランクA5ランクのみを仕入れているらしいですよ
オーダーしたのは「焼肉定食」(980円)
ご飯も大盛りだし、お肉の鮮度もバッチリ
焼肉のジュージュー焼ける匂いをかぎながら食べると、当然
『美味~い』でした
そして、忘れてならないのが、玉子焼きの「王子扇屋」
このお店も歴史が古く、創業したのは1648年なので、徳川3代将軍家光の時代です
当時は有名な料亭だったそうで、古典落語「王子の狐」の舞台にもなっているそうです
その後、時代の流れで料亭は閉鎖しましたが
当時お土産として大人気だった玉子焼きの味を現在まで受け継いでいます
オーダーしたのは、「厚焼き玉子(半折)」(630円)
江戸時代から続く、甘くてふわふわした食感の玉子焼きは、一口噛むとだし汁が口中に「じゅわ~っ」と広がり
『これまた、美味~い』
でした
江戸風情を楽しみたい方は、是非どうぞ