【両さん大好き編 その1】
6月2日(土)、曇
この日は、天気もあまり冴えませんでしたが、3年に1回しか本祭が開催されない「天王祭り」に行きました
「天王祭り」とは、南千住にある「素盞雄神社(すさのおじんじゃ)」のお祭りで
京都の祇園祭と同様、夏に流行する疫病を振り祓う都市型のお祭りらしいです
今年は本祭のため、「宮神輿」も登場するそうですが
ここの最大の見処は「神輿の渡御」なんですよ~
そして、大好きな「こち亀」で両さんもが大暴れしたこともあるんですよ
しかし「南千住駅」に到着した時は既に10時すぎ
都内に行く時は、郊外へ行くときに比べて気合いが入っていないので、出足が遅すぎますね
当然ながら「神輿の渡御」は既に始まっており、急ぎ足で追いかけて~
漸く追いつきました
すると、いきなり 「御本社神輿」の 「神輿振り」が始まりましたが
『え~っ、そんなに振るの~』
『こっちにも振るの~』
右に振ったら、左に振るのは、当たり前といえば当たり前ですが・・・
その後も、進んでは止まりを繰り返しl、至る所で「神輿振り」をやっていました
そして、再び激しく振り始めました~
先日の「三社祭」も勇壮でしたが
こちらも負けず劣らず勇壮でしたよ
しかし、衝撃の写真はこれ
神輿を揺らすために、涙ぐましい光景がありましたよ~
これは、見た目通りかなりキツいみたいで、すぐに交替していました~
そして、女性が担いでいた「御本社中神輿」も激しく振っていました
『頑張れ~』
実は神輿は、男性が担いでいる「御本社神輿」が1台と女性が担いでいる「御本社中神輿」が1台しかなく
見ている分には勇壮で、楽しかったのですが、担いでいる人たちは大変そうでした
そして、この町内会は終了し、次の町内会へバトンタッチしていましたが
お偉方さんたちが裃をつけて、うやうやしかったですよ~
そして、都電荒川線の踏切に近づいてきました
ここは、踏切がなく、電車も信号を見て、運行しているんですよ
神輿の向こうには「東京スカイツリー」が見えますが
不思議と下町の風景にもマッチしますね~
そして、この後は、神輿に台車を付けて「渡御行列」が始まりました
先ほどまでとは打って変わって、穏やか~に「神輿」が運ばれていきましたよ~
その後「素盞雄神社」にやって来ました
この神社の由来ですが~
開祖である黒珍(こくちん)の住居の東方小高い塚上に奇岩があったそうです
黒珍はそれを霊場と崇めて礼拝していると、平安時代の795年4月8日の夜
小塚の中の奇岩が突如光を放ち二柱の神様が翁に姿を変えて現れ
「我は素盞雄大神(すさのおおおかみ)と飛鳥大神(あすかおおかみ)なり
吾れを祀らば疫病を祓い福を増し、永く此の郷土を栄えしめん」
と言ったので、黒珍は一祠を建て丁重にお祀りしたのが始まりだそうです
今はこんな風になっていますが
この石(瑞光石(ずいこうせき))から急におじいさんが出てきて
『わしは神じゃ』
と言われても、一体どの位の人が信じるでしょうか
そして「本殿」にお参りしました
隣の「神楽殿」には、御祭神 素盞雄大神(すさのおおおかみ)が大蛇(おろち)から救い出し
御結婚された稲田姫の山車人形が飾ってありました
少し怖いですね
いけない、また余計な一言を
そして、「東日本大震災からの復興のため千羽鶴を折って、福島の地に届けよう」
と書いてありましたので、久しぶりに願いをこめて折りました
ここには、明治天皇が言われた
『千萬(ちよろず)の民の力を集めなばいかなるわざもならむとぞ思う』
の句が貼ってありましたが、正にその通りだと思いました
そして、この地は松尾芭蕉の「奥の細道」にも登場しますが
『行くはるや烏啼き魚の目は泪』
の句碑がありました
その後「JR南千住駅」にやって来ましたが、まだお昼すぎ
折角なので、もう少し足を延ばしてみることにしました